この記事では、経済産業省が実施した「令和4年度 中小企業経営支援等対策費補助金(若者人材確保プロジェクト実証)」について詳しく解説します。地域の若者人材の流出を防ぎ、新たな流入を促進するための画期的な取り組みを支援する補助金です。地域ぐるみで人材確保の仕組みを構築したい事業者は必見です。
補助金の概要
本補助金は、民間事業者が中心となり、地方自治体や業界団体等と連携して、地域ぐるみで若者の採用・育成・定着を支援する総合的なプロジェクトを後押しするものです。事業終了後もビジネスとして自立・継続することを目指し、地域の人材課題解決に貢献します。
令和4年度 若者人材確保プロジェクト実証 補助金 | |
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実施機関 | 経済産業省 |
公募期間 | 令和4年8月5日(金)~ 令和4年9月7日(水)17時必着 |
補助上限額 | 600万円 |
補助率 | 1/2 |
対象者 | 中小・中堅企業、一般社団法人、一般財団法人、特定非営利活動法人など |
申請方法 | Jグランツによる電子申請 |
補助対象事業の4つの必須要件
本事業の補助対象となるためには、以下の4つの要件をすべて満たす必要があります。詳細な要件は必ず公募要領をご確認ください。
① 地域での取組
首都圏を除く都市(単独または複数の市町村)において事業を実施することが求められます。
② 若者人材へのサービス提供
おおむね18歳~30歳代の若者人材の採用や育成を希望する地域企業に対し、人材確保に関するサービスを提供する必要があります。
③ 地域の関係機関との連携
地方自治体等と連携し、地域ぐるみで求人・採用、人材育成、キャリア支援・定着までを一貫して行う体制を構築することが重要です。
④ ビジネスとしての持続性
補助事業終了後も、その取組が民間ビジネスとして自立・継続していくことを目指す事業計画が必要です。
補助対象となる経費
事業遂行に必要な以下の経費が補助対象となります。
- 人件費
- 委託・外注費
- その他事業を行うために必要と認められる経費
申請手続きのステップ
申請は補助金申請システム「Jグランツ」を利用して行います。以下のステップで準備を進めましょう。
- GビズIDプライムアカウントの取得
Jグランツの利用に必須です。取得には2週間程度かかる場合があるため、早めに申請してください。 - 公募要領の確認と事業計画の策定
公式サイトから公募要領をダウンロードし、要件を詳細に確認した上で事業計画書を作成します。 - Jグランツでの電子申請
公募期間内にJグランツにログインし、必要事項の入力と書類のアップロードを行います。 - 審査・採択
申請内容に基づき審査が行われ、採択事業者が決定されます。
⚠️ 重要:GビズIDの早期取得を!
申請の締め切り直前はGビズIDの発行が混み合う可能性があります。公募開始と同時にアカウント取得手続きを開始することを強くお勧めします。
まとめ
「若者人材確保プロジェクト実証」補助金は、単なる採用活動への支援に留まらず、地域全体で若者が活躍できる環境を創出する、持続可能なビジネスモデルの構築を支援するものです。地域の人材課題に本気で取り組みたい事業者にとって、大きなチャンスとなるでしょう。
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