再生可能エネルギー電源併設型蓄電池導入支援事業とは?
この事業は、再生可能エネルギー発電設備に蓄電池を併設し、FIP認定を取得した蓄電池の導入経費の一部を補助するものです。再生可能エネルギーの最大限の活用を促進し、電力の安定供給とエネルギー需給構造の構築を目指すことを目的としています。本記事では、過去の公募情報に基づき、本事業の概要を詳しく解説します。
※本記事で紹介している公募は既に終了しています。今後の公募については、公式サイトをご確認ください。
補助金の概要
項目 | 内容 |
---|---|
補助金名 | 再生可能エネルギー電源併設型蓄電池導入支援事業 |
目的 | 再生可能エネルギーの最大限の活用促進、自立的な導入拡大、安定的かつ適切なエネルギー需給構造の構築 |
実施組織 | 需要家主導型太陽光・蓄電池導入支援事務局 |
公募状況 | 公募は締め切られました |
補助対象者と主な要件
補助対象事業者
「再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法」に基づきFIP認定を取得し、再エネ設備に蓄電池を併設する事業者
※以下のいずれかに該当する場合が対象となります。
- ① 既にFIT認定を受けている計画をFIP認定に変更する場合
- ② 既にFIP認定(蓄電池併設なし)を受けている計画をFIP認定(蓄電池併設あり)に変更する場合
- ③ 新たにFIP認定を受けて発電事業を開始する場合
主な要件
- 要件1: 再エネ特措法に基づき、公募開始日以降にFIP認定を受けること。
- 要件2: 申請時点で、一般送配電事業者から系統連系申込の回答を得ていること。(※一部例外あり)
- 要件3: 指定された期日までに運転を開始すること。(例:単年度事業は令和7年2月28日まで)
- 要件4: 導入する蓄電池の単価が規定値以下であること。(例:12万円/kWh以下)
- 要件5: 電力需給ひっ迫時に、可能な限り導入する蓄電池を利用した電力供給を行うこと。
【ご注意】
上記は過去の公募情報の一例です。要件は公募回ごとに変更される可能性があるため、申請の際は必ず最新の公募要領をご確認ください。
申請の流れ(※過去の公募参考)
gBizIDの準備
電子申請システム「jGrants」での申請にはgBizIDが必須です。発行に時間がかかる場合があるため、早めに準備します。
申請書類の作成
公式サイトから申請様式をダウンロードし、「申請書作成ガイド」を参考に必要書類を作成します。
jGrantsで電子申請
準備した書類をjGrantsシステムから提出します。郵送や持参での受付は行われません。
よくある質問(FAQ)
Q. 類似の「需要家主導型太陽光発電導入支援事業」との違いは何ですか?
A. 本事業はFIP認定を受ける蓄電池設置が対象です。一方、「需要家主導型〜」はFIT/FIP認定を受けずに需要家へ電力を供給する太陽光発電設備(蓄電池含む)が対象となります。
Q. 過去の事業からの変更点はありますか?
A. 年度によって、運転開始期日や補助対象経費の単価基準が変更されています。また、令和5年度補正予算事業では、大規模案件に対応する「複数年度事業」が追加されました。
Q. 応募はどのように行えばいいですか?
A. 応募申請は、国の補助金電子申請システム「jGrants」からのみ受け付けられます。入力方法はマニュアルに従って行ってください。
お問い合わせ先
需要家主導型太陽光・蓄電池導入支援事務局
電話番号: 03-4590-7681
受付時間: 9:30-12:00 / 13:00-17:00 (土日、祝日は除く)
※電話のおかけ間違いにご注意ください。繋がらない場合は、時間をおいておかけ直しください。