企業のBCP(事業継続計画)対策として、災害時にも安定したエネルギー供給は極めて重要です。今回は、一般財団法人都市ガス振興センターが実施した「災害時の強靭性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金(令和5年度補正予算)」について詳しく解説します。公募は既に終了していますが、次年度以降の同様の支援に備えるための重要な情報となりますので、ぜひ参考にしてください。
補助金のポイント早わかり
- 災害時にも稼働可能な天然ガス利用設備の導入を支援
- 企業のBCP対策とエネルギーインフラの強靭化に貢献
- 申請はjGrantsによる電子申請が必須
- 令和5年度補正予算事業は全公募が終了(次年度以降の参考に)
補助金の基本情報
本補助金は、災害発生時においてもエネルギー供給の継続を可能にし、事業継続能力を高めることを目的としています。天然ガスは、災害に強いとされる中圧ガス導管で供給されるため、BCP対策として非常に有効です。
項目 | 内容 |
---|---|
補助金名 | 災害時の強靭性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金(令和5年度補正予算) |
実施機関 | 一般財団法人都市ガス振興センター |
対象設備(例) | 天然ガスコージェネレーションシステム、ガスヒートポンプエアコン(GHP)、業務用ボイラー、工業炉など、災害時にも稼働可能な天然ガス利用設備 |
補助額・補助率 | 対象経費の一部(詳細は公募要領で定められています) |
公募状況 | 全公募受付終了 |
公募期間とスケジュール(実績)
令和5年度補正予算事業では、複数回にわたって公募が行われました。以下は過去の実績です。
公募回 | ステータス |
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一次公募 | 受付終了 |
二次公募 | 受付終了 |
三次公募 | 受付終了 |
四次公募 | 受付終了 |
五次公募 | 受付終了 |
次年度以降の公募に備えよう!
エネルギー強靭化は国の重要政策の一つです。来年度以降も同様の補助金が公募される可能性が高いため、公式サイトを定期的に確認し、情報収集を怠らないようにしましょう。
申請方法と流れ
本補助金の申請は、政府の補助金申請システム「jGrants」を利用した電子申請のみでした。今後もこの形式が続く可能性が高いため、手順をしっかり確認しておきましょう。
申請の基本ステップ
- STEP 1: GビズIDの取得
jGrantsの利用には「GビズIDプライム」アカウントが必須です。取得には2〜3週間程度かかる場合があるため、早めに準備しましょう。 - STEP 2: 必要書類の準備
公募要領を確認し、「交付申請書」や事業計画書、見積書など、指定された書類をすべて揃えます。 - STEP 3: jGrantsでの申請
jGrantsにログインし、補助金名を検索。画面の指示に従って申請情報を入力し、準備した書類をアップロードして申請を完了させます。 - STEP 4: 審査・交付決定
申請内容に基づき審査が行われ、採択されると交付決定通知が届きます。 - STEP 5: 事業実施と実績報告
交付決定後、計画に沿って事業を実施します。事業完了後は、期限内に実績報告書を提出する必要があります。
【重要】GビズIDは早めに取得!
公募が開始されてからGビズIDを申請すると、締切に間に合わない可能性があります。補助金活用を検討している事業者は、事前にGビズIDプライムを取得しておくことを強く推奨します。
関連資料・お問い合わせ先
本補助金の詳細については、公式サイトに掲載されている資料をご確認ください。公募説明会の動画も公開されており、制度理解に役立ちます。
公式サイト | 公式ページへ |
関連資料 | パンフレット、公募説明会資料、交付規程などが公式サイトからダウンロード可能です。 |
お問い合わせ先 |
一般財団法人都市ガス振興センター 事業部 事業グループ TEL:03-6435-7692 受付時間:9:00~12:00、13:00~17:20(土日祝等を除く) |
まとめ
「災害時の強靭性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金」は、企業のBCP対策を強力に後押しする重要な制度です。令和5年度補正予算の公募は終了しましたが、今後も同様の支援が期待されます。今のうちから情報収集を行い、GビズIDの取得や事業計画の検討を進め、次回の公募に備えて万全の準備をしておきましょう。