【ご注意】
この助成金の令和5年度の公募はすでに終了しています。本記事は記録として掲載しており、来年度以降の参考情報としてご活用ください。最新情報は公式サイトをご確認ください。
福島県12市町村で芸術活動を支援する「ハマカルアートプロジェクト」
経済産業省は、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響を受けた福島県12市町村を舞台に、芸術家の滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス)を支援する「ハマカルアートプロジェクト」の公募を実施しました。このプロジェクトは、映画、演劇、現代アートなどの芸術活動を通じて、地域の新たな魅力創出とコミュニティ活性化を目指すものです。
本事業では、アーティストが地域に滞在し、住民と交流しながら作品を制作する取り組みに対して、最大1,000万円、補助率10/10という手厚い支援が行われます。
この助成金のポイント
- 補助上限額: 最大1,000万円
- 補助率: 驚異の10/10(自己負担なし)
- 対象地域: 福島県の復興推進に取り組む12市町村
- 対象者: 事業を実施する企業・団体だけでなく、芸術家個人の応募も可能
助成金(補助金)の概要
事業名 | 令和5年度 ハマカルアートプロジェクト (経済産業省 令和5年度 地域経済政策推進事業費補助金(芸術家の中期滞在制作支援事業)) |
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補助額 | 30万円 ~ 1,000万円 |
補助率 | 10/10 |
対象地域 | 福島県12市町村(田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村) |
募集対象者 | 対象地域でアーティスト・イン・レジデンス事業を実施可能な企業・団体・事業者、または芸術家自身 |
公募期間(第1次) | 2023年8月21日[月] ~ 9月12日[火]13:00必着 ※公募終了 |
対象となる事業内容
本助成金の対象は、福島県12市町村の地域事情を十分に理解した上で企画・実施される「アーティスト・イン・レジデンス・プログラム」です。以下の要件を満たす必要があります。
必須要件
- 応募者が滞在芸術家を選定し、12市町村内に受け入れ先を提供して事業を実施すること。
- 滞在芸術家は、2週間から4ヶ月程度、12市町村内に滞在して作品制作を行うこと。
創作活動だけでなく、地域の住民や事業者とのワークショップなどを通じた共創的な取り組みやコミュニケーションを通じて、地域の魅力を掘り起こし、コミュニティを活性化させることが期待されています。
補助対象経費
アーティスト・イン・レジデンス・プログラムの実施にかかる以下の費用が補助対象となります。
- プロジェクトに係る人件費
- 滞在芸術家への謝礼
- レジデンスや制作・展示・稽古・公演会場(12市町村内)の借料
- 芸術家の滞在やプログラム運営のための旅費
- レジデンスや公開のための設営費及び撤収費
- 作品制作や発表に係る印刷費 等
申請方法とスケジュール
申請の流れ
- 書類の入手: 特設公募サイトから公募要項や応募書類をダウンロードします。
- 書類の作成: 公募要項を熟読し、指定された様式に従って応募書類を作成します。
- 電子メールで提出: 作成した書類を、締切日時までに指定のメールアドレスへ送付します。
事業スケジュール(令和5年度実績)
項目 | 時期 |
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第1次公募締切 | 2023年9月12日 |
プロジェクト実施期間 | 2023年10月~2024年2月 |
中間発表 | 2023年12月 |
成果発表会 | 2024年2月 |
お問い合わせ先
事務局: 令和5年度 ハマカルアートプロジェクト事務局
E-MAIL: fukushima@hamacul-project2023.com
※お問い合わせの際は、件名に「令和5年度予算 芸術家の中期滞在制作支援事業(問い合わせ)」と記載してください。
まとめ
「ハマカルアートプロジェクト」は、福島県の復興と発展に文化・芸術の力で貢献する、非常に意義深い助成金です。補助率10/10、最大1,000万円という手厚い支援は、地域に根差したアートプロジェクトの実現を強力に後押しします。令和5年度の公募は終了しましたが、福島県の復興支援やアートを通じた地域活性化に関心のある方は、来年度以降の動向にぜひご注目ください。