令和5年度 超高層ZEH-M実証事業の概要
【ご注意】本事業の公募は2023年6月23日をもって終了しました。以下の情報は令和5年度事業の記録としてご参照ください。
経済産業省が実施した「令和5年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス実証事業(超高層ZEH-M実証事業)」は、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、21階建て以上の超高層集合住宅におけるZEH-M(ゼッチ・マンション)の普及を促進することを目的とした補助金制度です。高性能な建材や設備の導入を支援し、エネルギー消費を大幅に削減する先進的な建築プロジェクトを後押しします。
この補助金の重要ポイント
- 補助上限額: 最大3億円
- 補助率: 補助対象経費の1/2以内
- 対象建築物: 住宅用途部分が21層以上の新築集合住宅
- 対象者: ZEHデベロッパー登録事業者や、新築集合住宅の建築主など
補助金の詳細情報
項目 |
内容 |
補助対象事業 |
住宅用途部分が21層以上ある新築の超高層集合住宅に、ZEH-Mの構成要素となる高性能建材(断熱材、窓等)や高性能設備(空調、換気、給湯、照明等)を導入する事業。 |
補助対象者 |
以下のいずれかに該当する者。 1. SIIに登録されたZEHデベロッパー 2. ZEHデベロッパーに補助対象建築物の建築を発注する計画を有する建築主(個人または宅建業以外の法人) |
補助額・補助率 |
補助対象経費の1/2以内、上限額は3億円です。 |
公募期間(令和5年度) |
2023年5月25日(木)~ 2023年6月23日(金)17:00まで【公募終了】 |
申請の流れ(参考)
令和5年度事業の申請は以下の流れで進められました。
- 申請資格の確認: 公式サイトの公募要領を確認し、補助対象者の要件(ZEHデベロッパー登録状況など)を満たしているかを確認します。
- 対象経費と金額の確認: 導入予定の建材や設備が補助対象経費に含まれるか、補助上限額と補助率を確認します。
- 申請書類の準備: 公募要領に基づき、交付申請書や事業計画書、登記事項証明書などの必要書類を準備します。
- 申請・書類提出: 原則として電子申請システム「jGrants」を利用して、公募期間内に申請書類を提出します。
- 採択・交付決定: 審査を通過すると交付決定通知が送付され、事業を開始できます。
ZEH-M(ゼッチ・マンション)とは?
ZEH-M(ゼッチ・マンション)とは、「Net Zero Energy House Mansion(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス・マンション)」の略称です。住戸の断熱性能を大幅に向上させるとともに、高効率な設備・システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現。その上で、再生可能エネルギーを導入し、共用部を含むマンション全体のエネルギー消費量を年間で概ねゼロにすることを目指した集合住宅のことを指します。
ZEH-Mのメリット
- 快適性の向上: 高断熱化により、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境を実現します。
- 光熱費の削減: 省エネと創エネにより、居住者の光熱費負担を大幅に軽減します。
- 資産価値の向上: 環境性能の高さや光熱費の安さが評価され、物件の資産価値向上に繋がります。
- 災害時の安心: 太陽光発電や蓄電池を導入することで、停電時にも電力を確保できます。
公式情報・お問い合わせ先
本事業は公募を終了していますが、関連事業や今後の公募については、公式サイトをご確認ください。
実施機関 |
経済産業省(執行団体:一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)) |
お問い合わせ先 |
一般社団法人 環境共創イニシアチブ 事業第2部 ZEH-M担当 TEL:03-5565-3933 (受付時間:10:00~12:00、13:00~17:00 ※土日祝除く) |