島根県内の中小企業者様へ朗報です!海外への特許や商標出願にかかる費用を大幅に軽減する「令和7年度 中小企業等海外展開支援事業費補助金」の公募が開始されました。この制度を活用し、貴社の優れた技術やブランドを世界市場で保護し、国際競争力を強化しませんか?最大300万円の補助が受けられるこの機会をぜひご活用ください。
📋 補助金の概要
本補助金は、島根県内の中小企業が戦略的に外国へ特許、実用新案、意匠、商標の出願を行う際の経費の一部を支援するものです。海外市場への進出や模倣品対策に不可欠な知的財産権の取得を力強く後押しします。
項目 |
詳細 |
補助上限額 |
1企業あたり最大300万円
・特許出願:150万円/件
・実用新案・意匠・商標出願:60万円/件
・冒認対策商標出願:30万円/件 |
補助率 |
補助対象経費の1/2以内 |
公募期間 |
令和7年5月12日(月)~ 令和7年11月28日(金) ※随時募集、予算に達し次第終了 |
実施機関 |
公益財団法人しまね産業振興財団 |
👥 補助対象となる方
以下の条件を満たす事業者が対象となります。
- 島根県内に事業所を有する中小企業者
- 地域団体商標を活用する商工会議所・商工会など
- 日本国特許庁に既に出願済みの案件で、外国特許庁へ出願予定であること
- 権利成立後、それを活用した戦略的な事業展開を計画していること
💴 補助対象となる経費
海外への出願に直接必要な以下の経費が対象です。
- 外国特許庁への出願手数料
- 国内・国外の代理人(弁理士など)費用
- 翻訳費用
- その他、出願に直接必要な経費
💡 申請の重要ポイント・加点措置
審査では、事業化の可能性や海外展開戦略が重視されます。また、以下の取り組みを行う企業は審査で加点されますので、積極的にアピールしましょう。
- 賃上げへの取り組み:給与総額または一人当たり平均給与が1.5%以上増加している(または誓約する)企業。
- ワーク・ライフ・バランスの推進:「えるぼし認定」「くるみん認定」「ユースエール認定」などを取得している企業。
⚠️ 注意:2024年5月1日施行の「特許出願非公開制度」に基づき、特定技術分野に該当する発明の場合、「特許出願非公開制度に関する自己確認書」の提出が必須です。未提出の場合は申請が受理されません。
✍️ 申請手続きの流れ
- 1公募要領の確認と書類準備
公式サイトから公募要領をダウンロードし、事業計画書や見積書などの必要書類を準備します。
- 2申請書の提出
申請書類一式をしまね産業振興財団へ郵送または持参、もしくは電子申請システム「jGrants」で提出します。(jGrants利用時も一部書類は紙提出が必要な場合があります)
- 3審査・採択決定
提出された書類に基づき、審査委員会による審査が行われ、採択・不採択が決定されます。
- 4交付決定・事業開始
採択後、交付決定通知を受け、外国への出願手続きを開始します。
🏆 過去の採択事例
これまでにも多くの県内企業が本制度を活用し、海外展開を進めています。
- 株式会社リバティソリューション(松江市):特許(令和7年度)
- e-nextVision合同会社(松江市):特許(令和6年度)
- 株式会社田部竹下酒造(雲南市):商標(令和6年度)
- 簸上清酒合名会社(奥出雲町):商標(令和6年度)
- 有限会社山本粉炭工業(益田市):特許(令和6年度)
📞 公式情報・お問い合わせ
本補助金の詳細、公募要領、申請様式のダウンロードは、必ず公式サイトをご確認ください。ご不明な点がある場合は、実施機関へ直接お問い合わせください。