愛知県内で海外への事業展開を目指す中小企業の皆様へ朗報です。海外での特許や商標出願にかかる費用を大幅に軽減できる「令和7年度 海外（外国）出願補助金」の募集が開始されます。この記事では、制度の概要から申請方法、注意点までをプロが分かりやすく解説します。

令和7年度 愛知県海外出願補助金とは？

本補助金は、正式名称を「中小企業等海外展開支援事業費補助金」といい、愛知県内の中小企業が海外で事業を展開する際に不可欠な知的財産（特許、実用新案、意匠、商標）の保護を支援する制度です。海外市場への挑戦を資金面から力強く後押しします。

制度概要

補助対象となる事業者と経費

応募資格

以下のいずれかに該当する事業者が対象です。

• 愛知県内に本社または事業所を有する中小企業者
• 上記の中小企業者で構成されるグループ（構成員の2/3以上が中小企業者であること）

補助対象経費

海外出願にかかる以下の経費が対象となります。

• 外国特許庁への出願料
• 現地代理人・国内代理人費用
• 翻訳費用 など

※注意：国内出願費用や日本国特許庁に関する手数料は対象外です。

申請スケジュールと流れ

申請期間（1次募集）

※今年度は2回の募集が予定されていますが、1次募集の応募状況によっては2次募集が実施されない可能性があります。

申請プロセス

1. 事前申込み【必須】
   公式サイトのフォームまたはメールで必須事項を連絡します。
2. 申請書類の受領
   事前申込み後、事務局から申請書類一式がメールで送付されます。
3. 申請書類の作成・提出
   送付された書類に記入し、原則としてメール（データ）で提出します。
4. 審査・採択
   審査委員会による審査を経て、7月下旬に採択企業が決定・公表されます。

まとめ

「令和7年度 愛知県海外出願補助金」は、海外市場を目指す中小企業にとって、知財戦略のコスト負担を軽減する絶好の機会です。補助額も最大300万円と手厚く、活用しない手はありません。申請には事前申込が必須となりますので、まずは期間内に申込みを済ませ、万全の準備で申請に臨みましょう。

公式情報・お問い合わせ先

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