【最大10億円】AI・IoTで内航海運の未来を拓く!輸送効率化推進事業費補助金のご案内
内航海運業界の事業者様へ朗報です。国土交通省と経済産業省が連携し、AIやIoTなどの先端技術を活用して船舶の輸送効率を劇的に向上させる実証事業を支援する「AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業費補助金」が公募されました。本記事では、この大規模補助金の概要やポイントを詳しく解説します。
この補助金のポイント
- ハード・ソフト両面からの省エネ対策を総合的に支援
- 補助上限額は最大10億円と大規模な投資に対応
- 水素・アンモニアなど次世代エネルギー推進システムも対象
- 運航コストの削減と環境負荷低減を同時に実現可能
補助金の概要
本補助金の基本情報を表にまとめました。申請を検討する際の基礎情報としてご活用ください。
補助金名 | AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業費補助金(内航船の革新的運航効率化実証事業) |
---|---|
実施機関 | 国土交通省、経済産業省 資源エネルギー庁 |
補助上限額 | 最大10億円 |
補助率 | 補助対象経費の1/2以内 |
公募期間 | 2023年7月24日(月)締切 ※公募は終了しました |
対象者 | 内航海運事業者など、革新的な省エネルギー技術の実証事業を行う民間団体等 |
補助対象となる事業内容
本事業では、ハード対策とソフト対策の組み合わせによる実証事業が対象となります。それぞれの具体例は以下の通りです。
ハード対策の例
- 省エネルギー船型、高効率プロペラの導入
- 高効率推進システム(バッテリー推進、水素・アンモニア等の非化石エネルギーを用いたシステムも可)
- 荷役効率化設備(スマート電動ウインチ、荷役設備向け陸上電力受電設備等)
- RORO船等の荷役最適化システム
ソフト対策の例
- AI・IoTを活用した運航計画の最適化
- 配船計画の最適化システムの構築
- 荷役計画の最適化
申請から採択までの流れ
一般的な申請プロセスは以下の通りです。次回の公募に備え、流れを把握しておきましょう。
- 1公募要領の確認・事業計画の策定
- 2必要書類の準備と申請
- 3有識者による審査
- 4採択決定・交付手続き
- 5実証事業の開始
申請に関する注意点
本補助金は、国の予算成立が前提となる事業です。また、本記事で紹介している公募は既に終了していますが、予算の執行状況に応じて再度公募が行われる可能性があります。最新情報は公式サイトで必ずご確認ください。
まとめ
「AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業費補助金」は、内航海運業界のDXとカーボンニュートラルを強力に後押しする制度です。大規模な投資を伴う省エネ化や効率化を検討している事業者様にとって、非常に魅力的な補助金と言えるでしょう。今回の公募は終了しましたが、今後の動向に注目し、次回のチャンスに備えて準備を進めておくことをお勧めします。
公式情報・お問い合わせ先
本事業に関する最新情報や公募要領の詳細は、以下の公式サイトをご確認ください。
お問い合わせ
国土交通省海事局海洋・環境政策課 山村、矢嶋
TEL:03-5253-8111(内線43-954、43-955)
直通:03-5253-8636