スマート保安導入支援事業費補助金(計画策定支援)とは?
スマート保安導入支援事業費補助金(計画策定支援)は、電力、ガス、コンビナートといった重要産業インフラの安全性を維持・向上させるため、AIやIoTなどのスマート保安技術導入に関する事業計画の策定を支援する制度です。中堅・中小企業への技術導入を促進し、将来にわたる国民の安全・安心を創出することを目的としています。
この補助金のポイント
- 最大2,000万円の補助で計画策定の費用負担を軽減
- コンサル事業者やベンダーなど、計画策定を支援する側が申請対象
- 産業インフラのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進
- 単独申請だけでなく、コンソーシアムでの連携申請も可能
補助金の詳細
補助額 | 最大 2,000万円 |
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補助率 | 中小企業:2/3以内 中小企業以外:1/2以内 |
対象地域 | 全国 |
補助対象者
産業保安法令の適用を受ける設備を持つ中堅・中小企業に対し、スマート保安導入に必要な事業計画策定を行う事業者が対象です。具体的には以下のような事業者が該当します。
- コンサルティング事業者
- ベンダー事業者
- スマート化技術・保安技術の知見を有する事業者 等
※事業者単独、または複数の事業者が連携したコンソーシアム形式での申請が可能です。
補助対象となる事業計画の例
以下のような、中堅・中小企業のスマート保安導入計画策定を支援するパッケージ型のソリューション開発・提供などが対象となります。
- コスト・納期・効果等を調査・比較できるツール開発と、それを用いた導入計画策定支援。
- 現場の若手向けデジタル人材育成プログラムの開発・提供。
- IoT/AIを活用した機器診断や保全計画立案支援を含むソリューション開発・提供。
- 省人化・無人化や作業ミス削減を実現するパッケージ型ソリューションの開発・提供。
公募期間とスケジュール
【ご注意】本補助金の2023年度の公募はすべて終了しています。以下は過去の情報です。今後の公募については公式サイトをご確認ください。
公募回 | 受付期間 | 交付決定予定 |
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第1回 | 2023年6月27日~7月30日 (終了) | 2023年8月上旬 |
第2回 | 2023年8月18日~9月18日 (終了) | 2023年10月上旬 |
申請の流れ
- 1申請資格の確認
公式サイトの公募要領を熟読し、自社が補助対象者の要件を満たしているかを確認します。 - 2申請書類の準備
事業計画書や経費明細書など、公募要領で定められた必要書類を準備します。 - 3電子申請(jGrants)
原則として、電子申請システム「jGrants」から申請を行います。GビズIDプライムアカウントの取得が事前に必要です。 - 4審査・採択
事務局による審査が行われ、採択されると交付決定通知が届きます。 - 5事業実施・報告
交付決定後、計画に沿って事業を実施し、完了後に実績報告書を提出します。
まとめ
「スマート保安導入支援事業費補助金(計画策定支援)」は、産業インフラの安全性と効率性を高めるための重要な第一歩である「計画策定」を強力に後押しする制度です。コンサルティング事業者やITベンダーにとって、自社のソリューションを中堅・中小企業に展開する絶好の機会となります。2023年度の公募は終了しましたが、同様の事業が今後も実施される可能性があります。関心のある事業者は、公式サイトを定期的にチェックし、次回の公募に備えましょう。
問い合わせ先
「スマート保安導入支援事業費補助金」事務局
電話:0120-987-770
メール:smart-hoan@jtb.com