令和6年度 蓄電池の持続可能性向上事業とは？

本事業は、カーボンニュートラル社会の実現に向けて需要が拡大する蓄電池のサプライチェーン全体における持続可能性を高めることを目的とした補助金です。蓄電池の製造からリユース・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体で、CO2排出量の見える化やデータ連携の仕組み構築、リユース・リサイクル技術の実証などを支援します。

補助金の概要（早見表）

補助対象となる事業の詳細

本事業では、大きく分けて以下の2つのテーマに関する実証事業が補助対象となります。

① データ連携に関する実証事業

経済産業省等が示すガイドラインに基づき、蓄電池サプライチェーンにおけるデータ連携システムやアプリケーションの開発・改修を行い、以下の項目を実証する事業です。

• トレーサビリティの確保
• カーボンフットプリント値の集計
• 人権・環境デュー・ディリジェンス結果の収集

補助事業の主な要件

• 経産省等のガイドラインに準拠すること
• 実際に蓄電池および部素材を製造する企業と連携して実証を行うこと
• トレーサビリティ確保、CFP算定、DD実施のいずれかを含むこと
• 「データ流通システム」等と連携すること

② 蓄電池のリユース・リサイクルに関する実証事業

使用済み蓄電池の有効活用と、リサイクル材料の市場創出を目指す以下の取組が対象です。

• ライフサイクルを通した電池のトレーサビリティ確保
• 中古電池の適正な価値評価手法の検証
• 二次利用電池の安全性確保と性能評価
• 電池エコシステム構築のための仕組みづくり
• 安価な回収手法の開発やリサイクル率向上に資する取組

申請手続きとスケジュール

事業期間

交付決定日 ～ 令和7年2月28日

申請方法

申請は、補助金申請システム「jGrants」を通じて行います。

1. GビズIDプライムアカウントの取得
   jGrantsの利用には「GビズIDプライムアカウント」が必須です。取得には数週間かかる場合があるため、早めに手続きを行ってください。
2. 公募要領・必要書類の確認
   公式サイトから公募要領をダウンロードし、事業内容や要件、必要書類を詳細に確認します。
3. jGrantsでの申請
   公募期間内にjGrants上で必要事項を入力し、作成した書類を添付して申請を完了させます。

詳細・公募要領はこちら

本事業の詳細、公募要領、提出書類の様式などは、以下の公式サイトで確認できます。申請を検討される方は、必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。

蓄電池およびその部素材を製造する企業等、サプライチェーンにおけるデータ連携、トレーサビリティ確保、カーボンフットプリント算定、リユース・リサイクル等の実証に取り組む事業者。