久留米市中小企業DX促進補助金とは?
久留米市中小企業DX促進補助金は、福岡県久留米市内の事業者がデジタル技術を活用して業務効率化や生産性向上に取り組む際に、その経費の一部を支援する制度です。最大20万円、補助率1/2で、ソフトウェア導入や機器購入などをサポートします。自社のDX化を加速させたい事業者にとって、非常に魅力的な補助金です。
⚠️ 注意: この補助金の令和5年度(2023年度)の公募は、2023年12月28日をもって終了しています。本記事は制度の概要を理解するための参考情報としてご活用ください。最新情報は公式サイトをご確認ください。
補助金の概要(令和5年度)
項目 | 内容 |
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補助上限額 | 20万円(うち機器購入費の上限は10万円) |
補助率 | 1/2 |
申請期間 | 2023年6月19日 ~ 2023年12月28日 ※公募終了 |
対象者 | 久留米市内に事業所を有する中小企業者等 |
実施機関 | 久留米市 商工観光労働部 商工政策課 |
誰が対象?補助対象者の詳細
必須要件チェックリスト
- 久留米市内に事業所・店舗を有し、事業を実施している中小企業・個人事業者であること。
- 市税を滞納していないこと。
- 令和5年度久留米市中小企業DX促進診断事業を利用していること。(これが最大のポイントです)
- 暴力団排除条例等に該当しないこと。
この補助金の最大の特徴は、申請前に「久留米市中小企業DX促進診断事業」を利用し、専門家からDXに関する提案を受けている必要がある点です。単にツールを導入したいだけではなく、専門家の診断に基づいた計画的なDX推進が求められます。
何に使える?補助対象経費
補助対象となる経費は、専門家の提案を受けて実施するDX関連の取り組みに要する費用です。具体的には以下のような経費が対象となります。
対象経費の具体例
- ソフトウェア等利用料: ソフトウェア購入費、クラウドサービス利用料(事業実施期間分)など。
- 委託費(外注費): システム構築の委託費用、ソフトウェア導入設定、コンサルティング費用など。
- 機器購入費: PC、タブレット、レジ、券売機など。(※会計・受発注・決済・ECソフトを導入する場合に限る)
- その他の経費: 社内のデジタル人材育成費用(研修受講料、講師謝金)など。
対象外となる経費の注意点
- 国の「IT導入補助金2023」の対象となる事業
- 交付決定前に契約・購入したもの
- 消費税及び地方消費税
- 他の公的助成と重複する経費
申請から入金までの流れ
申請は、国の補助金申請システム「jGrants」を利用したオンライン申請が基本です。アカウントの取得が必要なため、早めの準備が推奨されます。
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1
交付申請jGrantsを利用して必要事項を入力し、事業計画書や見積書などの必要書類を添付して申請します。
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2
審査・交付決定市による審査後、交付または不交付の決定通知が郵送されます。(受付後2~3週間が目安)
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3
事業実施必ず交付決定通知日以降に契約や発注、支払いを行ってください。それ以前の経費は対象外です。
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4
実績報告事業完了後、1ヶ月以内または指定日までにjGrantsで実績報告を行います。領収書や導入した機器の写真などが必要です。
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5
補助金額の確定・入金市が実績報告を審査し、補助金額を確定。その後、請求書を提出し、指定口座に補助金が振り込まれます。
まとめ
久留米市中小企業DX促進補助金は、専門家の診断に基づいた計画的なDX投資を後押しする、地域密着型の支援制度です。令和5年度の公募は終了しましたが、今後同様の事業が実施される可能性もあります。久留米市内で事業を営む方は、市の公式サイトを定期的にチェックし、次回のチャンスに備えましょう。