【2024年度】東京都 SDGs債発行支援事業補助金のご案内
東京都は、気候危機やエネルギー危機などの社会的課題解決に向けた企業の取り組みを資金面から後押しするため、「SDGs債発行支援事業補助金」の2024年度(令和6年度)募集を開始しました。今年度は、新たに「ブルーボンド」を支援対象に追加し、個人投資家向けに発行する場合の補助率を上乗せするなど、制度が大幅に拡充されています。
この補助金のポイント
- SDGs債発行時の外部レビュー費用を補助!
- 新たにブルーボンドが対象に追加され、国の補助金と合わせて自己負担なし!
- 個人投資家向けに発行する場合、補助率・上限額が大幅アップ!
- 国の補助金(環境省・経済産業省)との併用が前提。
補助金の概要
項目 |
内容 |
補助対象経費 |
SDGs債発行時の外部レビューの付与に係る経費 |
補助上限額 |
最大600万円(トランジションボンドを個人投資家向けに発行する場合) |
募集期間 |
【グリーン/ブルー/ソーシャルボンド】 令和6年5月21日(火) ~ 令和7年3月14日(金) 【トランジションボンド】 別途、令和6年6月中旬に募集開始予定 |
申請者 |
SDGs債の外部レビューを行う評価機関等(詳細は後述) |
発行体の要件 |
東京都内に事務所または事業所を有する企業等 |
対象となるSDGs債と補助率・上限額
本事業では、4種類のSDGs債が支援対象となります。それぞれ補助率や国の補助金との連携が異なりますので、ご注意ください。
1. グリーンボンド
発行形態 |
都の補助率 (上限額) |
国の補助率 |
合計補助率 (自己負担) |
通常 |
10分の2 (200万円) |
10分の4 (環境省) |
10分の6 (自己負担 4/10) |
個人投資家向け |
10分の6 (300万円) |
10分の10 (自己負担なし) |
2. ブルーボンド 新規
注目!ブルーボンドは自己負担なし!
今年度から新設されたブルーボンドは、国の補助金と合わせることで、補助上限額(300万円)まで自己負担がありません。海洋資源の保全・持続可能な利用に資するプロジェクトへの資金調達を強力に支援します。
都の補助率 (上限額) |
国の補助率 |
合計補助率 (自己負担) |
10分の6 (300万円) |
10分の4 (環境省) |
10分の10 (自己負担なし) |
3. トランジションボンド 6月中旬開始予定
発行形態 |
都の補助率 (上限額) |
国の補助率 |
合計補助率 (自己負担) |
通常 |
10分の1 (100万円) |
10分の3 (経済産業省) |
10分の4 (自己負担 6/10) |
個人投資家向け |
10分の7 (600万円) |
10分の10 (自己負担なし) |
4. ソーシャルボンド
発行形態 |
都の補助率 (上限額) |
合計補助率 (自己負担) |
通常 |
10分の8 (300万円) |
自己負担 2/10 |
個人投資家向け |
10分の10 (400万円) |
自己負担なし |
補助対象者
この補助金の申請者は、SDGs債を発行する事業者ではなく、その発行を支援する「評価機関」等である点にご注意ください。
- グリーンボンド / ブルーボンド:
環境省の関連補助金の交付決定を受けた、グリーンボンド等の発行を支援する者。
- トランジションボンド:
経済産業省の関連補助金の交付決定を受けた、トランジションボンド等の発行を支援する者。
- ソーシャルボンド:
金融庁公表の「ESG評価・データ提供機関に係る行動規範」への受け入れを表明し、かつソーシャルボンドの外部レビュー付与実績がある者。
申請方法と手続き
申請の流れ
- 事前準備: 国の関連補助金の交付決定を受ける。Jグランツを利用する場合は「gBizIDプライム」アカウントを取得する。
- 申請書類の準備: 東京都の公式サイトから最新の募集案内・交付要綱・申請様式をダウンロードし、作成する。
- 申請: Jグランツによる電子申請、または下記宛先へ郵送する。
- 交付決定: 審査後、都から交付決定通知書が送付される。
申請先・問い合わせ先
【申請方法】
Jグランツによる電子申請 または 郵送
【郵送先】
〒163-8001
東京都新宿区西新宿二丁目8番1号 東京都庁第一本庁舎14階北側
東京都スタートアップ・国際金融都市戦略室戦略推進部戦略事業推進課国際金融都市担当