滋賀県の中小企業必見！「海外出願支援事業費補助金」とは？
滋賀県内で事業を展開し、海外への事業展開を目指す中小企業の皆様にとって、知的財産（特許・商標など）の保護は成功の鍵を握ります。しかし、外国への出願には高額な費用がかかるのが実情です。そこで活用したいのが、公益財団法人滋賀県産業支援プラザが実施する「中小企業等海外展開支援事業費補助金（海外出願支援事業）」です。この制度は、海外での事業展開に必要な産業財産権（特許、実用新案、意匠、商標）の取得を支援し、中小企業の国際競争力強化を後押しすることを目的としています。
この記事のポイント
- 滋賀県の中小企業が使える海外出願費用の補助金制度がわかる
- 補助対象となる経費や補助率、申請条件が明確になる
- 申請から採択までの具体的な流れをステップで理解できる
補助金の概要が一目でわかる！基本情報テーブル
まずは、本補助金の基本的な情報を表にまとめました。申請を検討する際の参考にしてください。
| 項目 |
内容 |
| 補助金名 |
中小企業等海外展開支援事業費補助金（海外出願支援事業） |
| 実施団体 |
公益財団法人滋賀県産業支援プラザ |
| 対象者 |
滋賀県内に主たる事業所を有する中小企業者等 |
| 補助率 |
補助対象経費の1/2以内 |
| 補助上限額 |
公募回により変動（詳細は公募要領をご確認ください） |
| 対象経費 |
外国特許庁への出願手数料、国内・現地代理人費用、翻訳費用など |
| 募集期間 |
年に複数回募集（公式サイトで最新情報をご確認ください） |
あなたは対象？補助対象となる事業者と条件
対象となる事業者
本補助金の対象となるのは、原則として滋賀県内に本社（主たる事業所）を置く中小企業基本法に定義される中小企業者です。個人事業主や組合なども対象となる場合がありますので、詳細は公募要領で確認が必要です。
対象となる出願
補助の対象となるのは、自社製品や技術を保護し、海外での事業展開に必要不可欠な以下の産業財産権の外国出願です。
- 特許出願
- 実用新案登録出願
- 意匠登録出願
- 商標登録出願
- 冒認対策商標（第三者に冒認出願された商標を取り戻すための出願）
申請から採択までの流れ【5ステップ】
補助金の申請は、計画的に進めることが重要です。一般的な申請プロセスを5つのステップで解説します。
- STEP 1: 公募情報の確認・相談
まずは滋賀県産業支援プラザの公式サイトで最新の公募情報を確認します。不明点があれば、早めに担当窓口に相談しましょう。
- STEP 2: 申請書類の準備・作成
公募要領に従い、申請書や事業計画書を作成します。出願内容がわかる書類や、弁理士事務所からの見積書なども必要になります。
- STEP 3: 申請手続き
準備した書類一式を、指定された方法（郵送や持参など）で募集期間内に提出します。締切厳守です。
- STEP 4: 審査・採択通知
提出された書類に基づき、専門家による審査が行われます。審査期間を経て、採択・不採択の結果が通知されます。
- STEP 5: 事業実施・実績報告・補助金交付
採択決定後、計画に沿って外国出願手続きを進めます。事業完了後、実績報告書と経費の証拠書類を提出し、検査を経て補助金が交付されます。
⚠️ 申請時の重要注意点
この補助金は、必ず外国特許庁への出願前に申請し、採択決定を受ける必要があります。すでに出願済みの案件は対象外となるため、スケジュール管理には十分ご注意ください。
まとめ：海外展開の第一歩を知財保護から始めよう
「中小企業等海外展開支援事業費補助金」は、滋賀県の中小企業が海外市場で戦うための強力な武器となります。自社の優れた技術やブランドを模倣品などのリスクから守り、安心して海外展開を進めるために、本制度の活用をぜひご検討ください。募集は年に複数回行われることが多いですが、期間が限られているため、早めの情報収集と準備が成功の鍵です。
