詳細情報
働くパパママ育業応援奨励金とは?
従業員の育児休業取得を応援したいけれど、会社の負担も気になる…。育業しやすい職場環境を整備して、社員の定着と活躍を後押ししたい!そんな想いを持つ、東京都内の中小企業等の皆様を支援するのが、東京都と東京しごと財団が実施する「働くパパママ育業応援奨励金」です。この奨励金は、従業員の「育業」(育児休業の愛称)取得と、育業しやすい職場環境づくりを推進する企業等に奨励金を支給する制度です。最大420万円の助成を受けられる可能性があります。ぜひ詳細をご確認ください。
助成金の概要
正式名称:働くパパママ育業応援奨励金
実施組織:公益財団法人東京しごと財団
目的・背景:東京都では、(公財)東京しごと財団と連携して、育児中の従業員の就業継続や男性従業員の育業を応援する企業に対して奨励金を支給します。男性の育児参加促進や、女性の就業継続を後押しし、企業の生産性向上や従業員の定着に繋げることを目指しています。
対象者:都内勤務の常時雇用する従業員を2人以上かつ6か月以上継続して雇用し、都内で事業を営んでいる企業等。企業規模はコースごとに異なります。
助成金額・補助率
助成金額はコースによって異なります。以下に各コースの助成金額をまとめました。
- 働くママコースNEXT:125万円(加算により最大175万円)
- 働くパパコースNEXT:25万円~330万円(加算により最大420万円)
- パパと協力!ママコース:100万円
- もっとパパコース:80万円~170万円
加算となる取組を行うことで、助成金額がアップします。詳細は募集要項をご確認ください。
対象者・条件
各コースによって対象者・条件が異なります。以下に各コースの主な対象者・条件をまとめました。
- 働くママコースNEXT:都内中小企業等で、女性従業員が合計1年以上の育業をし、原職に復帰し、3か月以上継続雇用されていること。また、企業が育児・介護休業法に定める取組を上回る制度を就業規則に定めていること。
- 働くパパコースNEXT:都内中小企業等で、男性従業員が合計15日以上の育業をし、原職に復帰し、3か月以上継続雇用されていること。また、企業が育業しやすい職場環境整備を行っていること。
- パパと協力!ママコース:都内中小企業等で、女性従業員が合計6か月以上1年未満の育業をし、原職に復帰すること。また、夫婦双方の育業計画書を作成していること。
- もっとパパコース:都内企業等で、複数の男性従業員がそれぞれ合計30日以上の育業をし、原職に復帰すること。また、育業しやすい職場環境を複数整備していること。
対象とならないケース:
- 過去に本奨励金を受給した企業等(同一代表の申請は、別法人格であっても同一企業とみなします)は同一のコースを申請することができません。
- 令和7年度働くパパコースNEXTともっとパパコースの両方を申請することはできません。
補助対象経費
この奨励金は、育業を支援するための企業の取り組みを支援するものであり、直接的な経費を補助するものではありません。奨励金は、育業期間中の従業員の給与の一部を補填したり、職場環境整備のための費用に充てたりすることができます。
対象となる経費の例:
- 育業中の従業員の代替要員の雇用費用
- 育業しやすい職場環境整備のためのコンサルティング費用
- 育業に関する研修費用
対象とならない経費の例:
- 従業員の給与
- 事務所の賃料
- 光熱費
申請方法・手順
申請は、対象となる育業から原職に復帰し、3か月経過する翌日から2か月以内に行う必要があります。申請方法の詳細は、以下の通りです。
- ステップ1:募集要項・申請様式をダウンロードする。
申請にあたっては、必ず募集要項・申請様式をご確認ください。 - ステップ2:申請書類を作成する。
必要書類を揃え、申請書を作成します。 - ステップ3:申請書類を提出する。
申請書類は、郵送または電子申請で提出します。
必要書類:
- 申請書
- 就業規則
- 育業者の雇用保険被保険者証
- 育業者の出勤簿
- その他、各コースで必要な書類
申請期限:対象となる育業から原職に復帰し、3か月経過する翌日から2か月以内
申請スケジュール:
- 令和7年4月1日:事業開始
- 令和8年3月31日:事業終了
申請方法:郵送または電子申請
採択のポイント
採択のポイントは、育業しやすい職場環境づくりに積極的に取り組んでいるかどうかです。以下の点を意識して申請書を作成しましょう。
- 育業しやすい職場環境づくりのための具体的な取り組みを記載する。
- 育業者の職場復帰を支援するための具体的な取り組みを記載する。
- 育業者のキャリアアップを支援するための具体的な取り組みを記載する。
審査基準:
- 育業しやすい職場環境づくりへの取り組み
- 育業者の職場復帰支援への取り組み
- 育業者のキャリアアップ支援への取り組み
採択率:要確認
申請書作成のコツ:
- 具体的な事例を記載する。
- 数値データを用いて、取り組みの効果を説明する。
- 図表を用いて、取り組みの内容をわかりやすく説明する。
よくある不採択理由:
- 申請書類に不備がある。
- 育業しやすい職場環境づくりへの取り組みが不十分である。
- 育業者の職場復帰支援への取り組みが不十分である。
- 育業者のキャリアアップ支援への取り組みが不十分である。
よくある質問(FAQ)
- Q:奨励金の申請期間はいつまでですか?
A:対象となる育業から原職に復帰し、3か月経過する翌日から2か月以内です。 - Q:奨励金の申請に必要な書類は何ですか?
A:申請書、就業規則、育業者の雇用保険被保険者証、育業者の出勤簿などが必要です。 - Q:奨励金の申請は郵送でもできますか?
A:はい、郵送でも申請できます。 - Q:奨励金の申請について相談できる窓口はありますか?
A:はい、企業支援部 雇用環境整備課 育児支援担当係(電話:03-5211-2399)で相談できます。 - Q:過去にこの奨励金を受給したことがありますが、再度申請できますか?
A:同一のコースでの申請はできません。ただし、申請のコースが異なる場合は原則申請可能です。(ただし、令和7年度働くパパコースNEXTともっとパパコースの両方を申請することはできません。)
まとめ・行動喚起
働くパパママ育業応援奨励金は、従業員の育児と仕事の両立を支援し、企業の成長を後押しする制度です。ぜひこの機会に、育業しやすい職場環境づくりに取り組んでみませんか?
次のアクション:
- 募集要項・申請様式をダウンロードする。
- 申請書類を作成する。
- 申請書類を提出する。
問い合わせ先:
企業支援部 雇用環境整備課 育児支援担当係
電話:03-5211-2399(平日9時から17時)