補助金のポイント早わかり

まずは、この補助金の重要なポイントを一覧で確認しましょう。

事業の目的：なぜ「木育」が重要なのか？

東京都の総面積の約4割は森林であり、私たちの生活に多くの恵みをもたらしています。この貴重な財産を次世代に継承するため、幼少期から木や森に親しむ「木育」が重要視されています。

特に五感が豊かな乳幼児期に木とふれあうことは、子供たちの健やかな成長を促す上で非常に効果的です。この補助金は、保育園や幼稚園が主体となって木育活動を推進することを目的としています。

補助対象となる施設

以下の東京都内に所在する施設が対象です。ただし、国公立の施設は対象外となりますのでご注意ください。

• 認可保育所
• 認証保育所
• 幼稚園
• 幼保連携型認定こども園
• 家庭的保育事業
• 小規模保育事業
• 事業所内保育事業

※家庭的保育事業、小規模保育事業、事業所内保育事業は、区市町村長の認可・認定が必要です。

補助対象となる事業内容

補助対象は、各施設が策定する「木育活動計画」に基づく事業です。以下の（１）ソフト事業の実施が必須となり、（２）ハード事業のみの申請はできません。

（１）ソフト事業（必須）

木育活動計画に基づく、子供たちのための活動や人材育成が対象です。

• 森林体験活動
• 木製玩具の購入・導入
• 木工作の実施
• 木育に関する指導者育成（研修参加など）

（２）ハード事業

木育活動をより豊かにするための、施設整備が対象です。多摩産材を一定量以上使用することが条件となります。

• 施設の内装木質化（床、壁など）
• 木製遊具の整備
• 木製什器（棚、机、椅子など）の整備
• 木製外構施設（ウッドデッキ、フェンスなど）の整備

申請から補助金交付までの流れ

申請手続きは以下のステップで進みます。計画的に準備を進めましょう。

1. 1応募申請【～5月13日(火)】
   必要書類を作成し、郵送またはJグランツで期間内に提出します。
2. 2審査・内定【7月上旬予定】
   学識経験者を交えた審査会にて審査され、事業予定者が内定します。
3. 3交付申請・決定
   内定通知後、正式に補助金の交付申請を行い、東京都から交付決定通知を受けます。
4. 4事業着手
   交付決定通知後に事業を開始します。決定前の着手は補助対象外です。
5. 5事業完了・報告・補助金受領
   事業完了後、実績報告書を提出。金額確定後に補助金が支払われます。

応募方法と提出書類

申請は郵送または電子申請システム（Jグランツ）で行います。締切は令和7年5月13日(火)です（郵送の場合は当日消印有効）。

必須提出書類

• 応募申請書（第1号様式）
• 経費内訳書（第2号様式）
• 申請者の概要（第3号様式）
• 木育活動計画書（第4号様式）
• 位置図（施設所在箇所、事業実施箇所）

ハード事業を実施する場合に必須の書類

• 設計図書（立面図、平面図など）
• 木材使用数量表

各種様式は東京都産業労働局の公式サイトからダウンロードできます。

お問い合わせ先

応募を検討している方、事業について質問がある方は、施設の所在地に応じて下記窓口へ早めにご相談ください。