この記事では、環境省が公募する令和7年度脱炭素型循環経済システム構築促進事業(プラスチック等資源循環システム構築実証事業)について解説します。化石資源由来の代替素材開発やリサイクル技術の高度化を支援し、脱炭素社会の実現を目指す事業です。
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脱炭素型循環経済システム構築促進事業とは?
環境省は、脱炭素社会構築に資する資源循環システム構築の加速化を図るため、従来型の化石由来資源利用を段階的に改めることとしています。この事業は、化石由来資源の代替素材開発や、使用済みの化石由来資源のリサイクル技術・システム高度化など、技術的課題を解決し事業化に向けて必要な実証を行うものです。
事業の目的
本実証事業は、化石由来資源の再生可能資源へ代替、又はリサイクルの難しい使用済みの化石由来資源の新たなリサイクルプロセス構築を行うことにより、プラスチック等の資源循環システムを構築し、併せてエネルギー起源CO2排出を抑制することを目的としています。
助成金基本情報
項目 |
詳細 |
事業名 |
令和7年度脱炭素型循環経済システム構築促進事業(うち、プラスチック等資源循環システム構築実証事業) |
補助額 |
事業①及び②:約2億円程度、事業③・④:約1.5億円程度、事業⑤:約5,400万円程度 |
対象 |
民間企業、独立行政法人、一般社団法人・一般財団法人、大学、研究開発機関など |
申請期間 |
令和7年4月22日(火)~同年5月26日(月)(一次公募)、二次公募:令和7年5月22日(木)~6月20日(金) |
対象となる事業
以下のいずれかに該当する事業が対象となります。
- 化石資源由来プラスチックを代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換及び社会実装化実証事業
- プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省CO2化実証事業
- 廃棄物等バイオマスを用いた省CO2型ジェット燃料又はジェット燃料原料製造・社会実装化実証事業
- 廃油のリサイクルプロセス構築・省CO2化実証事業
- マイクロプラスチックによる汚染防止のための化石資源由来素材からの代替実証事業
申請のメリット・採択のポイント
この助成金を活用することで、脱炭素化に貢献する技術開発・実証を加速できます。特に、以下のポイントが採択に繋がりやすいと考えられます。
- 明確なCO2削減効果
- 技術的な優位性
- 事業の実現可能性
- 社会実装への貢献
申請方法
- 公募要領を確認
- 申請様式をダウンロード
- 必要事項を記入
- 申請書一式をE-mailで提出
スケジュール
- 公募開始:令和7年4月22日(火)
- 申請書提出締切:令和7年6月20日(金)17:00(必着)
- 評価審査委員会の開催:令和7年7月下旬(予定)
お問い合わせ先
一般社団法人日本有機資源協会
〒104-0033 東京都中央区新川2-6-16 馬事畜産会館301号室
TEL: 03-3297-5618 E-mail: pla2025@jora.jp
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