企業の脱炭素化を加速!再エネ設備導入補助金のご案内
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、企業の再生可能エネルギー導入を支援する大規模な補助金「民間企業等による再エネ主力化・レジリエンス強化促進事業」が実施されています。この事業は、自家消費型の太陽光発電設備や蓄電池、ソーラーカーポートなどの導入コストを補助し、企業のエネルギーコスト削減と環境貢献、さらには災害時のレジリエンス強化を後押しするものです。
この補助金のポイント
- 自家消費型の太陽光発電設備や蓄電池の導入を支援
- 駐車場の有効活用に繋がるソーラーカーポートも対象
- エネルギーコストの削減とBCP対策を同時に実現
- 複数の事業があり、それぞれ公募期間や執行団体が異なるため注意が必要
補助金事業の概要
本事業は、環境省の管轄のもと、複数の執行団体がコンソーシアムを組んで実施しています。主に以下の2つの事業に分かれており、それぞれ公募が行われています。
事業名 | 主な対象設備 | 執行団体 |
---|---|---|
①ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業 | 自家消費型太陽光発電設備、蓄電池 | 一般財団法人環境イノベーション情報機構(EIC) |
②新たな手法による再エネ導入・価格低減促進事業(ソーラーカーポート) | ソーラーカーポート | 一般社団法人 環境技術普及促進協会(ETA) |
① ストレージパリティ達成促進事業(太陽光+蓄電池)
屋根等を活用した自家消費型の太陽光発電設備と蓄電池の導入を支援し、蓄電池を導入した方が経済的メリットのある状態(ストレージパリティ)の達成を目指す事業です。
【公募状況】
令和5年度補正・令和6年度予算の一次〜三次公募はすべて終了しました。今後の公募については、公式サイトをご確認ください。
② ソーラーカーポート導入支援事業
駐車場の屋根に太陽光発電設備を設置する「ソーラーカーポート」の導入を支援する事業です。土地の有効活用と再エネ導入を両立できる点が魅力です。
【公募スケジュール】
令和5年度補正・令和6年度予算において、三次公募が予定されています。
公募回 | 公募期間 | ステータス |
---|---|---|
一次公募 | 令和6年4月23日~5月21日 | 終了 |
二次公募 | 令和6年6月18日~7月16日 | 終了 |
三次公募 | 令和7年2月18日(火)~ 令和7年3月14日(金)正午まで | 公募予定 |
申請の主な流れ
申請方法は事業によって異なりますが、多くは電子申請システム「J-Grants」を利用します。事前に準備を進めておきましょう。
- GビズIDプライムアカウントの取得
電子申請に必須のアカウントです。取得には2週間程度かかる場合があるため、早めに手続きを行いましょう。 - 公募要領・関連書類の確認
公式サイトから最新の公募要領、申請様式、Q&A集などをダウンロードし、要件を熟読します。 - 申請書類の作成
事業計画書や経費内訳書など、指定された様式に従って申請書類を作成します。 - 申請
J-Grantsまたは指定された方法で、公募期間内に申請を完了させます。締切は厳守です。
申請時の注意点
電話での問い合わせは受け付けていない場合がほとんどです。質問は各執行団体の問い合わせフォームや電子メールを利用し、時間に余裕をもって行いましょう。また、公募要領やQ&Aは更新される可能性があるため、定期的に公式サイトを確認することが重要です。
まとめ
「民間企業等による再エネ主力化・レジリエンス強化促進事業」は、企業の脱炭素経営と事業継続計画(BCP)の両方を強化できる、非常に価値の高い補助金です。特にソーラーカーポート事業は令和7年2月から三次公募が開始予定です。この機会を逃さず、再エネ設備の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
公式情報・お問い合わせ先
公募の詳細、最新情報、申請書類は必ず公式サイトでご確認ください。
■ お問い合わせ
各事業に関するお問い合わせは、それぞれの執行団体のウェブサイトにある問い合わせフォームまたは電子メールからお願いします。電話での問い合わせは受け付けていません。