令和7年度「災害時の強靭性向上 天然ガス利用設備導入支援事業費補助金」のご案内

近年、頻発する自然災害への備えとして、事業継続計画（BCP）の重要性が高まっています。特に、停電時にもエネルギー供給が可能な天然ガス利用設備は、企業のレジリエンス（強靭性）を大幅に向上させる鍵となります。

この度、経済産業省の支援のもと、一般社団法人都市ガス振興センターが実施する「災害時の強靭性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金」は、まさにそのような設備導入を後押しする制度です。本記事では、この補助金の概要から申請方法までを分かりやすく解説します。

補助対象事業の詳細

対象となる事業者

本補助金は、災害時にも事業継続が求められる病院、避難所、重要インフラ施設などに、災害対応型の天然ガス利用設備を導入する法人が対象です（地方公共団体は除きます）。

補助対象となる設備・経費

補助の対象となるのは、災害時にも稼働可能な天然ガス利用設備の導入にかかる費用です。具体的な設備例と経費は以下の通りです。

公募期間とスケジュール

令和7年度の公募は複数回に分けて実施されています。現在、3次公募を受付中です。

申請方法と手順

申請は、政府の補助金申請システム「jGrants」を利用した電子申請のみとなります。申請には「GビズIDプライム」または「GビズIDメンバー」のアカウントが必要です。

1. GビズIDの取得
   未取得の場合は、まずGビズID公式サイトからアカウントを作成します。取得には数週間かかる場合があるため、早めに手続きを行いましょう。
   GビズID公式サイトはこちら
2. 必要書類の準備
   都市ガス振興センターの公式サイトから「交付申請書（一式）」をダウンロードし、実施計画書や経費明細書などを作成します。
3. jGrantsでの電子申請
   jGrantsにログインし、「災害時の強靭性向上」などで補助金を検索します。画面の指示に従い、準備した書類をアップロードして申請を完了させます。
   jGrantsポータルサイトはこちら

まとめ：BCP対策強化の絶好の機会

「災害時の強靭性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金」は、災害に強い事業体制を構築するための強力な支援策です。補助金を活用して最新の天然ガス設備を導入し、企業の持続可能性と地域社会への貢献度を高めましょう。予算には限りがありますので、お早めにご検討ください。

公式情報・お問い合わせ先

最新の情報や詳細な資料は、必ず公式サイトをご確認ください。