【2025年最新】給湯省エネ事業補助金の概要
2025年も継続!経済産業省の「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」、通称「給湯省エネ事業」がスタートしました。この制度は、家庭のエネルギー消費の約3割を占める給湯器を高効率なものに交換する際に、高額な補助金が受けられる大変お得な制度です。光熱費の削減と環境貢献を両立できるこのチャンスをぜひご活用ください。
この補助金のポイント
- 高額な定額補助: 機器の種類や性能に応じて最大20万円/台の補助!
- 申請は事業者が代行: 面倒な手続きは工事事業者が行うため、利用者は手間いらず。
- 予算は580億円: 令和6年度補正予算で大規模な予算が確保されています。
- 先着順で受付: 予算上限に達し次第、受付終了となるため早めの行動が鍵です。
補助対象となる設備と補助額一覧
補助金の対象となるのは、省エネ性能が高い3種類の高効率給湯器です。それぞれの特徴と補助額をまとめました。
給湯器の種類 |
特徴 |
主な補助額 |
ヒートポンプ給湯機 (エコキュート) |
空気の熱を利用してお湯を沸かす高効率な電気給湯器。特に夜間電力でお湯を沸かすことで光熱費を大幅に削減できます。 |
10万円~13万円/台 |
ハイブリッド給湯機 |
電気のヒートポンプとガスのエコジョーズを組み合わせた給湯器。状況に応じて最適な熱源を使い分けるため、非常に高い省エネ性能を発揮します。 |
13万円~15万円/台 |
家庭用燃料電池 (エネファーム) |
都市ガスやLPガスから水素を取り出し、空気中の酸素と化学反応させて発電。その際に発生する熱でお湯を作るシステムです。 |
20万円/台 |
【重要】撤去に伴う加算措置
高効率給湯器の導入とあわせて、特定の既存設備を撤去する場合には、さらに補助額が加算されます。
撤去加算の詳細
- 蓄熱暖房機を撤去する場合: 8万円/台を加算(上限2台まで)
- 電気温水器を撤去する場合: 4万円/台を加算(補助を受ける給湯器の台数まで)
申請の対象者と手続きの流れ
注意:申請は個人ではなく事業者が行います
この補助金の最大の特徴は、補助金の申請手続きをすべて工事施工業者などの「給湯省エネ事業者」が行う点です。利用者は事業者と契約を結ぶだけで、補助金が還元される仕組みになっています。そのため、事業者選びが非常に重要です。
補助金利用の簡単4ステップ
- Step 1: 事業者を探す
公式サイトで「給湯省エネ事業者」として登録されている事業者を探し、相談・見積もりを依頼します。登録のない事業者との契約は補助対象外となるため注意が必要です。
- Step 2: 契約・工事
補助対象となる高効率給湯器を選び、工事請負契約を締結します。契約時に補助金事業の利用について確認しましょう。
- Step 3: 事業者による申請
工事完了後、事業者があなたの代わりに事務局へ補助金の交付申請を行います。必要な書類(本人確認書類の写し等)は事業者の指示に従って提出します。
- Step 4: 補助金の還元
事務局の審査後、補助金が事業者に交付されます。その後、事業者はあらかじめ取り決めた方法(工事代金への充当など)で、あなたに補助金を還元します。
申請期間と予算状況
本事業の交付申請期間は、予算上限に達するまでとなっています(遅くとも2025年12月31日までと見込まれます)。非常に人気のある補助金のため、例年、期限を待たずに予算が上限に達し、早期に受付を終了する傾向があります。
給湯器の交換を検討している方は、お早めに事業者へ相談し、手続きを進めることを強くおすすめします。