この記事のポイント
この記事では、令和7年度に公募される「水力発電導入加速化事業費(地域共生支援事業)」について、目的、対象者、申請スケジュール、申請方法などを分かりやすく解説します。水力発電の新規開発を検討している事業者様は必見です。
令和7年度 水力発電導入加速化事業費補助金(地域共生支援事業)とは?
この補助金は、CO2フリーで安定した国産エネルギー源である水力発電の新規開発を促進することを目的としています。具体的には、水力発電所の建設にあたり、地域住民や関係者との合意形成など、円滑な「地域共生」を図るための活動経費を支援するものです。一般財団法人新エネルギー財団(NEF)が公募を行っています。
こんな事業者におすすめ!
- 水力発電の新規開発を計画している事業者
- 事業計画地周辺の地域住民との合意形成に課題を感じている事業者
- 環境アセスメントや地域説明会の開催費用を抑えたい事業者
補助金の概要
項目 | 内容 |
---|---|
補助金名 | 令和7年度水力発電導入加速化事業費(初期調査等支援事業のうち水力発電の地域における共生促進等を図る事業) |
実施機関 | 一般財団法人新エネルギー財団(NEF) |
対象者 | 水力発電の新規開発を計画する民間事業者、地方公共団体など |
補助対象経費 | 地域共生促進のために必要な調査、設計、協議、説明会開催費用など(詳細は公募要領をご確認ください) |
補助率・補助額 | 詳細は公募要領にてご確認ください。 |
申請スケジュール
本事業の公募期間は令和7年4月7日(月)から9月24日(水)までですが、審査・交付決定は3回に分けて行われます。予算がなくなり次第、公募が終了する可能性があるため、早期の申請が推奨されます。
締切区分 | 申請締切日時 | 交付決定予定 |
---|---|---|
1次締切 | 令和7年5月13日(火) 17:00必着 | 6月中旬 |
2次締切 | 令和7年6月17日(火) 17:00必着 | 7月中旬 |
3次締切 | 令和7年9月24日(水) 17:00必着 | 10月下旬 |
⚠️ 注意事項
各締切時点で予算額以上の申請があった場合、公募期間中であっても受付が中止されることがあります。早めの準備と申請を心がけましょう。
申請方法と手順
申請は、原則としてデジタル庁が運営する補助金の電子申請システム「Jグランツ」を利用します。やむを得ない事情がある場合は、電子メールでの申請も受け付けています。
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1
事前相談(任意)事業に関する事前相談は随時受け付けています。公式サイトから質問票をダウンロードし、メールで相談しましょう。 -
2
必要書類の準備公式サイトから公募要領や申請様式をダウンロードし、実施計画書など必要書類を準備します。 -
3
Jグランツで申請Jグランツにログインし、必要事項を入力、準備した書類を添付して申請します。GビズIDプライムアカウントの取得が必要です。 -
4
審査・交付決定各締切後、審査が行われ、採択されると交付決定通知が届きます。
公募説明会について
本事業に関するオンライン説明会が複数回開催されます。参加は任意ですが、制度理解を深める絶好の機会です。参加には事前申し込みが必要です。
回 | 開催日時 | 形式 |
---|---|---|
第1回 | 令和7年4月15日(火) 9:30~11:00 | オンライン (Google Meet) |
第2回 | 令和7年4月22日(火) 9:30~11:00 | オンライン (MS Teams) |
第3回 | 令和7年5月20日(火) 9:30~11:00 | オンライン (Google Meet) |
※第4回(6/11)では本事業の説明は行われません。詳細は公式サイトをご確認ください。
まとめ
「水力発電導入加速化事業費(地域共生支援事業)」は、水力発電の新規開発における初期段階の重要なプロセスである地域との合意形成を強力に後押しする補助金です。申請には複数回の締切が設けられていますが、予算上限による早期終了の可能性があるため、計画的な準備と早めの申請が採択の鍵となります。まずは公式サイトで公募要領を熟読し、不明点があれば事前相談を活用しましょう。
お問い合わせ先
一般財団法人新エネルギー財団 水力地熱本部 水力業務部
地域共生支援事業担当
住所: 〒161-0033 東京都新宿区下落合2-3-18 SKビル K棟4F
TEL: 03-6810-0372
E-mail: 公式サイトをご確認ください
※電話受付: 土・日・祝日・年末年始・GWを除く 9:00~12:00 / 13:00~17:00