昨今の電気代・ガス代の高騰にお悩みの事業者様へ。専門家による無料または安価な「省エネ診断」を受けて、無駄なエネルギーコストを削減しませんか?経済産業省が推進する「地域エネルギー利用最適化・省エネルギー診断拡充事業」は、中小企業の省エネ活動を強力にサポートする制度です。本記事では、この事業の概要から具体的な支援内容、申し込み方法までを分かりやすく解説します。
地域エネルギー利用最適化・省エネ診断拡充事業とは?
本事業は、エネルギーコストの削減に取り組みたい中小企業等に対し、国が認定した「診断機関(省エネお助け隊など)」の専門家を派遣し、エネルギーの使用状況を診断・分析。具体的な改善策を提案し、その後の取り組みまでサポート(伴走支援)する制度です。自社だけでは難しい省エネの課題を、専門家の知見を借りて解決に導くことを目的としています。
こんなお悩みを持つ事業者様におすすめ!
- 毎月の光熱費をとにかく削減したい
- 省エネを始めたいが、何から手をつければ良いか分からない
- 自社の設備に無駄がないか、専門家に見てほしい
- 設備投資を検討しているが、費用対効果の高いものを選びたい
- 脱炭素経営やカーボンニュートラルへの対応が求められている
選べる3つの強力な支援メニュー
本事業では、企業の状況やニーズに合わせて3つの支援メニューが用意されています。
1. ウォークスルー診断
専門家が実際に工場や店舗を訪問し、エネルギーの使用状況を目視で確認。すぐに着手できる具体的な省エネ改善項目を提案します。「まずは気軽に相談したい」「すぐにできる対策を知りたい」という事業者様に最適です。
2. IT診断
計測機器を用いてエネルギー使用状況をデータ化し、詳細に分析します。データに基づいた客観的な視点から、設備・プロセスごとの無駄を特定し、より精度の高い改善策を導き出します。「設備投資を含めた中長期的な計画を立てたい」「数値に基づいて効果を検証したい」という事業者様におすすめです。
3. 伴走支援
ウォークスルー診断やIT診断の結果を基に、具体的な省エネ施策の実行を専門家が継続的にサポートします。省エネ計画の策定、設備更新の検討、補助金申請の支援など、省エネ活動が社内に定着するまで二人三脚で支援を受けられます。
事業の基本情報
中小企業が診断を申し込む際の基本情報です。診断を行う「診断機関」の公募期間が目安となります。
事業名 | 令和6年度補正予算 地域エネルギー利用最適化・省エネルギー診断拡充事業 |
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対象者 | エネルギーコストの削減を目指す中小企業、個人事業主等(工場、ビル、店舗など) |
診断機関の公募期間 | 2025年3月21日(金)~2025年9月30日(火) ※中小企業からの診断申込は、予算がなくなり次第終了する可能性があります。 |
実施機関 | 経済産業省 資源エネルギー庁 |
事務局 | 一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII) |
省エネ診断 申し込みの簡単4ステップ
専門家による省エネ診断は、専用フォームから簡単に申し込むことができます。
- 公式サイトにアクセス
下記の「お申込みはこちら」ボタンから、事業の公式サイトにアクセスします。 - 診断機関・プランを選択
お住まいの地域や業種に対応した診断機関と、希望する診断プラン(ウォークスルー診断など)を選択します。 - 必要事項の入力
お申込みフォームに、会社情報やエネルギー使用状況などの必要事項を入力して送信します。 - 診断の実施
選択した診断機関から連絡があり、日程調整の上で専門家が訪問し、診断が実施されます。
注意点
本事業は大変人気があり、予算の上限に達し次第、公募期間内でも受付が終了する可能性があります。エネルギーコストの削減に関心のある事業者様は、ぜひお早めにお申し込みください。
まとめ:専門家の力で持続可能な経営へ
「地域エネルギー利用最適化・省エネルギー診断拡充事業」は、コスト削減だけでなく、企業の競争力強化や脱炭素社会への貢献にも繋がる重要な取り組みです。専門家の客観的な視点を取り入れることで、これまで見過ごしていたエネルギーの無駄を発見し、効率的な経営を実現する絶好の機会です。この機会を最大限に活用し、エネルギーコストの最適化を目指しましょう。
お問い合わせ先
一般社団法人 環境共創イニシアチブ 省エネ診断事務局
ナビダイヤル: 0570-000-680
IP電話用番号: 042-303-0413
事務局直通: 03-5565-3970
受付時間: 10:00〜12:00、13:00〜17:00(土曜、日曜、祝日を除く)