令和7年度 大阪府医療機関浸水対策補助金とは?

近年、全国的に増加する豪雨災害を受け、大阪府では府内の病院における浸水対策を強化するため「令和7年度 大阪府医療機関浸水対策補助金」を創設しました。この制度は、ハザードマップで浸水が想定される区域に立地する病院を対象に、止水板などの防災資材購入費用の一部を補助するものです。

この補助金の重要ポイント

  • 目的:病院の浸水対策を推進し、災害時でも医療提供体制を維持する。
  • 補助額:資材購入費の2分の1、最大30万円を補助。
  • 対象:大阪府内の浸水想定区域に所在する病院
  • 期限:令和7年10月31日(金)まで。ただし予算に達し次第終了。

本制度は令和7年度で終了予定のため、対象となる病院は積極的な活用をご検討ください。

補助金の概要(早見表)

項目内容
補助金名令和7年度 大阪府医療機関浸水対策補助金
実施機関大阪府
対象者自治体指定の浸水想定区域等に所在する大阪府内の病院
補助上限額30万円
補助率2分の1
対象経費浸水対策に必要な資材(止水板等)の購入費
申請期間募集中 〜 令和7年10月31日(金)
申請方法行政オンラインシステムによる電子申請

補助対象となる事業者と条件

対象者の詳細

本補助金の対象となるのは、以下の両方の条件を満たす医療機関です。

  1. 大阪府内に所在する「病院」であること。
    ※診療所やクリニックは対象外です。
  2. 自治体が作成・公表しているハザードマップ等で、以下のいずれかの区域に指定されていること。
    • 大雨による浸水想定区域
    • 内水氾濫想定区域

【重要】対象区域の確認は必須です

補助対象となる区域に所在するかどうかは、各病院が所在する市町村等が発行するハザードマップで必ず事前に確認してください。不明な場合は、所在地の自治体の防災担当課へお問い合わせください。

申請手続きの流れ

  1. Step 1: 対象区域の確認と資材の選定

    まず、自院がハザードマップ上の浸水想定区域内にあるかを確認します。対象となる場合は、購入を検討している止水板等の見積もりを取得します。

  2. Step 2: 必要書類の準備

    大阪府の公式サイトから「交付申請書(様式第1号)」などの必要書類をダウンロードし、作成します。

  3. Step 3: オンライン申請

    大阪府行政オンラインシステムから申請手続きを行います。システムの利用には、事前にIDとパスワードの設定が必要です。

  4. Step 4: 交付決定後の事業実施

    府から交付決定通知を受けた後、資材の購入・設置等を行います。(注意:交付決定前の購入は補助対象外です)

  5. Step 5: 実績報告と補助金交付

    事業完了後、期限内に「実績報告書(様式第5号)」等を提出します。審査後、補助金額が確定し、指定口座に振り込まれます。

まとめと関連情報

「令和7年度 大阪府医療機関浸水対策補助金」は、浸水リスクのある病院にとって、災害対策を強化する絶好の機会です。申請期限は令和7年10月31日(金)ですが、予算がなくなり次第終了となりますので、早めの準備と申請をおすすめします。

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