SSの未来を拓く!経営基盤強化のための設備投資を支援
災害時の燃料供給拠点としての役割を担うサービスステーション(SS)のネットワークを維持・強化するため、平時におけるSSの経営力強化と事業多角化を支援する補助金が登場しました。この事業は、中小・小規模の揮発油販売業者を対象に、自動車の保守・整備や洗車事業など、新たな収益の柱となる高機能設備の導入費用の一部を補助するものです。
補助金概要
制度名 |
災害時に備えた地域におけるエネルギー供給拠点の整備事業(経営基盤強化支援事業:自動車保守・整備関連設備導入等事業) |
実施機関 |
一般社団法人全国石油協会 |
対象者 |
中小・小規模の揮発油販売業者 |
対象事業 |
経営基盤強化に資する高機能な機器等の導入(洗車事業、自動車整備・検査事業、板金塗装事業など) |
補助対象経費 |
対象事業に必要な設備購入費用 |
申請期間(第1回) |
2025年3月31日 ~ 2025年5月16日(協会到着日) |
この補助金の3つの重要ポイント
ポイント1:SSの事業多角化を強力に後押し
燃料油販売だけでなく、洗車、自動車整備、板金塗装といった新たな事業を始めるための設備投資を支援します。これにより、SSの収益構造を強化し、安定した経営基盤を築くことができます。
ポイント2:幅広い設備が補助対象
高機能な門型洗車機から、自動車整備に必要な認証工具、塗装ブースまで、事業多角化に資する多様な設備が対象となります。自社の事業計画に合わせた最適な設備を導入するチャンスです。
ポイント3:予算超過時の按分交付に注意
【重要】予算を超える申請があった場合
全体の申請額が予算を上回った場合、受付期間中の全申請者を対象に、予算の範囲内で補助率を按分して交付額が決定されます。そのため、想定していた補助額が満額交付されない可能性がある点にご注意ください。
申請から受給までの流れ
- Step 1: 申請準備
公式サイトから「申請者用手引書」や様式類をダウンロードし、内容を熟読します。
- Step 2: 申請書類の提出
必要書類を揃え、所属の石油組合へ提出します。
- Step 3: 交付決定
審査後、石油協会から交付決定通知が届きます。
- Step 4: 事業実施・支払い
交付決定後に設備の設置工事を行い、代金の支払いを完了させます。(事業完了期限:2026年2月10日)
- Step 5: 実績報告
事業完了後30日以内(最終提出期限:2026年2月10日)に実績報告書を提出します。
- Step 6: 補助金受給
実績報告書の内容が確定した後、補助金が支払われます。
申請書類とお問い合わせ
申請には「補助金交付申請書」のほか、「誓約書」や導入設備に応じた「申告書」など、複数の書類が必要です。必ず公式サイトで最新の様式と手引書を確認し、準備を進めてください。
お問い合わせ先
ご不明な点は、所属の石油組合または下記までお問い合わせください。
一般社団法人全国石油協会: 03-5251-0466