建築物のLCCO2削減とBIM普及を推進する「建築GX・DX推進事業」が今年も実施されます。最大9000万円の補助を受け、環境に優しく生産性の高い建築物を実現しましょう。
建築GX・DX推進事業とは?
建築GX・DX推進事業は、建築物のライフサイクル全体での二酸化炭素排出量(LCCO2)削減と、建築BIM(Building Information Modeling)の普及拡大による生産性向上を目的とした国の補助事業です。GX(グリーントランスフォーメーション)とDX(デジタルトランスフォーメーション)を一体的に推進し、持続可能な社会の実現に貢献します。
補助対象となる事業者
本事業の対象となるのは、一定の要件を満たす建築物を整備するプロジェクトにおいて、複数の事業者が連携して建築BIMデータの作成等を行う民間事業者等です。
助成金基本情報
項目 |
内容 |
事業名 |
建築GX・DX推進事業 |
目的 |
建築物のLCCO2削減とBIM普及拡大 |
補助金額 |
最大9,000万円(設計費3,500万円、建設工事費5,500万円、LCA算定費500万円) |
補助率 |
BIM関連費用:1/2 |
申請期間 |
令和7年度事業:令和7年4月1日~令和7年12月末(代表事業者登録)、令和7年4月10日~令和7年9月30日(交付申請) |
申請のメリットと採択のポイント
- LCCO2削減による環境負荷低減:持続可能な社会の実現に貢献できます。
- BIM導入による生産性向上:設計・施工の効率化、コスト削減が期待できます。
- 補助金による費用負担軽減:BIM導入の初期費用を抑えられます。
詳細な申請条件・対象事業
対象となるのは、建築物のLCA算定を実施し、BIMを活用した設計・施工を行うプロジェクトです。延べ面積に応じて補助上限額が異なります。
延べ面積 |
設計費 |
建設工事費 |
10,000平方メートル未満 |
2,500万円 |
4,000万円 |
10,000平方メートル以上 30,000平方メートル未満 |
3,000万円 |
5,000万円 |
30,000平方メートル以上 |
3,500万円 |
5,500万円 |
申請手順・必要書類
- GビズIDプライムアカウントの取得
- 代表事業者登録(jGrantsにて)
- 交付申請(jGrantsにて)
必要書類については、建築GX・DX推進事業実施支援室のホームページをご確認ください。
スケジュール・期限情報
- 令和7年度事業:
- 代表事業者登録:令和7年4月1日~令和7年12月末
- 交付申請:令和7年4月10日~令和7年9月30日
よくある質問 (FAQ)
Q: 補助対象となるBIMソフトウェアは何ですか?
A: Autodesk Construction Cloud (BIM360)などのCDE環境構築も対象です。詳細は募集要領をご確認ください。
まとめ・CTA
建築GX・DX推進事業は、環境に配慮した建築物の実現と建設業界の生産性向上を支援する絶好の機会です。ぜひこの機会にご検討ください。
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