【2025年】京丹後市定住促進奨学金返還支援補助金｜最大360万円・30歳未満対象・締切2/6
補助金詳細
Details認定申請年度の4月1日時点で満30歳未満の方。大学等を卒業し、正規雇用等で就業（公務員除く）していること。京丹後市に居住し、10年以上定住する意思があること。奨学金を滞納なく返還していること。
認定申請書、奨学金貸与証明書、卒業証明書（見込含む）、誓約書
大学等の在学期間に貸与を受けた奨学金の返還金（元金および利子）。繰上返還分や滞納分は除く。
申請前チェックリスト
補助金概要
Overview京都府京丹後市では、若者の定住促進と人材確保を目的として、奨学金を返還している若手就労者を対象に強力な支援制度を実施しています。「京丹後市定住促進奨学金返還支援補助金」は、最大10年間にわたり年間最大36万円、総額で最大360万円の補助を受けられる非常に手厚い制度です。令和7年度（2025年度）の新規認定募集が開始されており、これから京丹後市での生活を考えている方や、すでに居住している若者にとって見逃せないチャンスとなっています。本記事では、この補助金の詳細な要件、申請手続き、そして確実に認定を受けるためのポイントを徹底解説します。
この記事でわかること
- 最大360万円（年36万円×10年）の支援内容と計算方法
- 30歳未満・10年定住など、詳細な対象者要件のチェックポイント
- 令和7年度の認定申請から実際の交付までの具体的なスケジュール
- 日本学生支援機構などの証明書取得に関する注意点と申請のコツ
この補助金の概要・ポイント
京丹後市定住促進奨学金返還支援補助金は、人口減少克服と地方創生の一環として創設されました。大学等を卒業後に就職し、京丹後市に定住する意思を持つ若者に対して、奨学金の返還負担を軽減することで、地域への定着を促すものです。
この制度の最大の特徴は、支援期間の長さと金額の大きさです。多くの自治体が3年〜5年程度の支援であるのに対し、京丹後市は最大10年間という長期的な支援を行います。これにより、ライフステージが変化しやすい20代〜30代の経済基盤を強力に支える仕組みとなっています。
なお、令和7年度の募集は「対象者を事前認定する」ためのものです。実際に補助金が交付されるのは、認定を受けた翌年度（令和8年度）からとなります。まずは期間内に「認定申請」を行うことがスタートラインです。
この補助金の重要ポイント
- 補助金額: 年額最大36万円（月額上限3万円）× 最大10年間 ＝ 最大360万円
- 補助率: 返還実績額の10/10（上限あり）
- 対象者: 30歳未満、京丹後市に10年以上定住意思がある正規雇用者等
- 申請期限: 令和8年2月6日（金）午後5時まで（認定申請）
対象者・申請要件の詳細
対象となる人物像
本補助金は、単に奨学金を返しているだけでなく、「京丹後市に根を下ろして生活する」という強い意志を持つ方を対象としています。就業場所については、京丹後市内だけでなく、通勤可能な近隣市町でも対象となる点が柔軟で利用しやすいポイントです。
| 区分 | 条件詳細 | 対象可否 |
|---|---|---|
| 年齢要件 | 認定申請をする年度の4月1日において、満30歳未満の方 | ○ 対象 |
| 居住・定住 | 京丹後市に居住し、継続して10年以上定住する意思のある方 | ○ 対象 |
| 就業形態 | 正規雇用等により就業している方（公務員を除く） | ○ 対象 |
| 学歴 | 大学、短大、大学院、高専（4・5年）、専修学校（専門・一般）を卒業した方（年度末卒業予定者含む） | ○ 対象 |
| 返還状況 | 奨学金の返還を開始し、滞納していない方 | ○ 対象 |
| 公務員 | 国や地方公共団体の職員（正規・非正規問わず公務員全般） | × 対象外 |
※就業先について：
就業先は京丹後市内でなくても構いません。京丹後市から通勤可能な近隣市町（例：宮津市、与謝野町、豊岡市など）の企業に勤めている場合でも、本人が京丹後市に居住していれば対象となります。これは、生活拠点を京丹後市に置くことを重視しているためです。
補助金額・補助率の詳細
補助金額は、実際に返還した奨学金の額に基づいて算出されます。月額の上限が設定されていますが、多くの奨学金利用者の月々の返済額をカバーできる水準となっています。
最大補助金額（総額）
360万円
（年額最大36万円 × 10年）
月額上限
3万円
（実費と比較して低い方）
計算例
ケースA：毎月の返還額が25,000円の場合
補助対象額は25,000円（実費）となります。
年間補助額：25,000円 × 12ヶ月 ＝ 30万円
ケースB：毎月の返還額が40,000円の場合
補助対象額は30,000円（上限額）となります。
年間補助額：30,000円 × 12ヶ月 ＝ 36万円（自己負担1万円/月）
補助対象奨学金・経費の詳細
対象となる奨学金
日本学生支援機構の奨学金だけでなく、大学独自の奨学金や地方自治体の奨学金も幅広く対象となります。ただし、申請者本人が貸与を受けたものに限ります（親が借りた教育ローンなどは対象外）。
| 奨学金の種類 | 具体例・備考 | 対象 |
|---|---|---|
| 日本学生支援機構 | 第一種奨学金（無利子）、第二種奨学金（有利子） | ○ |
| 京丹後市奨学金 | 京丹後市奨学金条例に基づき貸与されたもの | ○ |
| その他公的奨学金 | 国、地方公共団体、大学等が独自に貸与する奨学金 | ○ |
| 繰上返還分 | 全額繰上、一部繰上、返還額の増額分など | × |
返還額に関する注意事項
- 繰上返還は対象外：余裕ができて繰り上げて返済した分は補助対象になりません。通常の月賦返還分のみが対象です。
- 滞納分は対象外：過去に滞納していた分をまとめて支払った場合や、延滞金などは補助対象に含まれません。
- 利子も対象：元金だけでなく、利子相当分も補助対象額に含まれます。
申請から採択までの流れ
この補助金は「認定申請」と「交付申請」の2段階方式です。令和7年度に行うのは「認定申請」であり、実際に補助金を受け取る手続きは翌年度になります。スケジュールを間違えないよう注意してください。
まずは「認定対象者」としての登録を行います。必要書類を揃えて京丹後市教育委員会へ提出します。持参または郵送（当日消印有効）が可能です。
認定後も通常通り奨学金を返還し続けます。この期間に返還した実績が、翌年度の補助金交付額のベースとなります。滞納しないよう注意しましょう。
採択されるためのポイント・コツ
この補助金はコンペ形式（予算枠を争うもの）ではなく、要件を満たせば原則として認定される性質のものです。しかし、書類不備や要件の誤認による不採択を防ぐために、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
審査をスムーズに進めるポイント
- 証明書の発行は早めに
日本学生支援機構の「奨学金貸与証明書」は、スカラネット・パーソナルから申請しますが、発行・郵送に時間がかかる場合があります。締切直前だと間に合わないリスクがあるため、余裕を持って手配しましょう。 - 定住意思の確認
「10年以上定住する意思」は誓約書で確認されます。将来的な転勤や移住の可能性も含め、自身のライフプランと照らし合わせて慎重に署名しましょう。 - 就業証明の準備
正規雇用であることを証明するため、雇用契約書や就業規則の確認が必要になる場合があります。特に「正規雇用」の定義（期間の定めなし、フルタイム等）を満たしているか、勤務先に確認しておくと安心です。
よくある失敗・注意点
- [失敗例1] 30歳の誕生日を過ぎてから申請 → 対策: 基準日は「認定申請をする年度の4月1日」です。この時点で29歳以下であれば、年度途中で30歳になっても申請可能です。
- [失敗例2] 繰上返済をしてしまった → 対策: 繰上返済分は補助対象外です。補助金を最大限活用するなら、月々の定額返済を継続する方が有利な場合があります。
- [失敗例3] 住民票を移していない → 対策: 実際に住んでいても住民票が京丹後市にないと対象外です。引っ越し後は速やかに転入届を出しましょう。
必要書類チェックリスト
認定申請時に必要な書類は以下の通りです。様式は京丹後市の公式サイトからダウンロード可能です。
| 書類名 | 入手先・備考 | 必須/任意 |
|---|---|---|
| 認定申請書（様式第1号） | 市HPよりDL。基本情報を記入。 | 必須 |
| 奨学金貸与証明書 | 貸与機関（JASSO等）から発行してもらう。 | 必須 |
| 卒業証明書（または見込） | 出身大学等で発行。 | 必須 |
| 誓約書（様式第2号） | 市HPよりDL。定住意思等を誓約。 | 必須 |
活用事例・想定シーン
大学卒業後、京丹後市の実家に戻り地元企業に就職。月2万円の奨学金返済があるが、この補助金で全額カバーできるため、浮いた資金を将来の貯蓄や車の購入費に充てることができた。
自然豊かな環境を求めて京丹後市へ移住。隣の宮津市の会社に勤務しているが、京丹後市に住んでいるため補助対象に。月3万円の補助により、移住直後の経済的な不安が解消された。
来春卒業予定の大学生。就職活動と並行して認定申請を行い、卒業後の経済的見通しを立てた。補助金があることが決め手となり、迷っていた地元へのUターンを決断した。
よくある質問（FAQ）
Q
今年30歳になりますが、対象になりますか？
Q
補助金をもらえるのは30歳までですか？
Q
就業先が京丹後市外でも対象になりますか？
Q
繰り上げて返還した奨学金は対象になりますか？
Q
途中で市外へ転出した場合はどうなりますか？
まとめ
京丹後市定住促進奨学金返還支援補助金は、最大360万円という非常に大きな支援を受けられる制度です。30歳未満で京丹後市に定住・就業する方にとっては、経済的な負担を大幅に軽減できる絶好の機会です。特に「10年間の長期支援」は他の自治体と比較しても手厚い内容と言えます。
令和7年度の認定申請締切は令和8年2月6日までです。必要書類の準備には時間がかかることもあるため、対象となる方は早めに準備を進め、確実に申請を行いましょう。この制度を活用して、京丹後市での豊かな生活とキャリアをスタートさせてください。
この補助金の申請をお考えの方へ
ご不明な点は京丹後市教育委員会事務局 教育総務課までお問い合わせください。
免責事項: 本記事の情報は作成時点のものです。補助金の内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。