茨城県桜川市で石材業を営む事業者様へ朗報です。従業員のスキルアップを支援する「桜川市石材業技術者育成支援事業補助金」が公募中です。この制度を活用すれば、技能講習の受講料や技能検定の受検料の半額、最大5万円の補助が受けられます。伝統ある石材業の振興と、未来を担う技術者の育成のために、ぜひ本補助金をご活用ください。

桜川市石材業技術者育成支援事業補助金とは?

本補助金は、桜川市の基幹産業である石材業の振興を目的として、市内の石材事業者が行う従業員の技術者育成にかかる経費の一部を補助する制度です。個人事業主の方も対象となります。従業員の専門技術の向上は、事業の競争力強化に直結します。この機会に、社員の資格取得や技能習得を積極的にサポートしませんか?

制度概要(早見表)

補助対象者桜川市内に事業所を有する石材事業者(個人事業主も含む)
補助対象事業1. 技能習得支援事業
2. 技能検定支援事業
補助額・補助率補助対象経費の2分の1以内(1,000円未満切り捨て)
・技能習得支援:上限50,000円/人
・技能検定支援:上限なし
申請期間令和8年3月31日(火)まで
注意点※申請期間中であっても、予算がなくなり次第、募集を終了します。
※交付決定前に支払った経費は対象外です。
問い合わせ先桜川市 商工観光課(電話: 0296-55-1159)

2つの支援事業の詳細

本補助金には「技能習得支援事業」と「技能検定支援事業」の2つの柱があります。それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

1. 技能習得支援事業

従業員が石材業に関する専門的な技能を習得するための講習会への参加を支援します。

  • 対象経費:石材業の技術者育成を目的とした技能講習の受講料
  • 具体例:石工塾(茨城県石材施工技能士会主催)、火薬類取扱保安責任者更新講習など
  • 補助額:補助対象経費の2分の1以内(上限:1人あたり50,000円

2. 技能検定支援事業

国家資格である技能検定の受検を支援し、従業員の公的なスキル証明の取得を後押しします。

  • 対象経費:職業能力開発促進法に基づく技能検定の受検料
  • 具体例:石材施工(石張り作業、石積み作業など)
  • 補助額:補助対象経費の2分の1以内上限額なし

【重要】補助金の交付は、各事業につき、同一の従業員に対して一度に限ります。

申請の流れと必要書類

申請は、事業実施(経費の支払い)前に行う必要があります。以下の流れをよく確認し、計画的に進めましょう。

申請から支払いまでのステップ

  1. 申請:必要書類を商工観光課へ提出します。
  2. 交付決定:市から交付決定通知書が届きます。(この通知を受け取る前に支払った経費は対象外です)
  3. 事業実施:講習の受講や検定の受検、経費の支払いを行います。
  4. 実績報告:事業完了後、実績報告書と添付書類を提出します。
  5. 交付確定:市から交付確定通知書が届きます。
  6. 請求:請求書を提出します。
  7. 支払い:指定の口座に補助金が振り込まれます。

申請時の必要書類

申請する事業によって、申請書の様式が異なりますのでご注意ください。各書類は桜川市公式ホームページからダウンロードできます。

(1)技能習得支援事業

  • 交付申請書(技能習得支援事業用)
  • 事業者と従業員の雇用関係等が確認できる書類
  • 従業員の本人確認書類の写し
  • 市税等納付状況確認に関する承諾書
  • 技能講習の概要が分かる書類(パンフレット等)
  • 技能講習の申込書の写し

(2)技能検定支援事業

  • 交付申請書(技能検定支援事業用)
  • 事業者と従業員の雇用関係等が確認できる書類
  • 従業員の本人確認書類の写し
  • 市税等納付状況確認に関する承諾書
  • 技能検定申込書の写し

その他、実績報告時や請求時にも所定の書類が必要となります。詳細は市の公式ページをご確認ください。

桜川市公式ページで詳細と書類をダウンロード

まとめ

「桜川市石材業技術者育成支援事業補助金」は、地域産業の担い手を育てるための非常に有益な制度です。従業員のスキルアップは、企業の成長と顧客満足度の向上に不可欠な要素です。補助金を活用することで、人材育成にかかる経済的負担を大幅に軽減できます。

申請期間は令和8年3月31日までと長いですが、予算には限りがあり、なくなり次第終了となります。活用を検討されている事業者様は、お早めに桜川市商工観光課へご相談の上、申請手続きを進めることをお勧めします。