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【目黒区】双子・多胎児家庭の移動を支援!「さくらんぼ・めぐろ」とは?
目黒区で双子や三つ子などの多胎児を育てているご家庭にとって、乳幼児健診や予防接種の際の外出は大きな負担となりがちです。そんなパパ・ママを力強くサポートするため、目黒区では多胎児家庭支援事業「さくらんぼ・めぐろ(多胎児面接)」を実施しています。
この事業は、多胎児家庭の経済的・精神的な負担を軽減することを目的とした、非常に心強い制度です。具体的には、以下の2つの大きな支援が受けられます。
- こども商品券24,000円分の配布:健診や予防接種など、外出時のタクシー移動費として利用できる商品券がもらえます。
- 専門職による育児相談:保健師などの専門職が面接を行い、育児の悩みや不安について気軽に相談できます。
この記事では、この「さくらんぼ・めぐろ」について、対象者や利用方法、関連する支援制度まで詳しく解説します。
支援内容の詳細:2.4万円の商品券と専門家による面接
「さくらんぼ・めぐろ」の支援は、単なる金銭的な補助だけではありません。子育ての専門家によるサポートが受けられる点も大きな魅力です。
タクシー移動に使える!こども商品券24,000円分
最大のポイントは、タクシー移動などに利用できる「こども商品券」が24,000円分もらえることです。多胎児を連れての移動は、ベビーカーや荷物も多く、公共交通機関の利用が難しい場面も少なくありません。この商品券を活用すれば、健診や予防接種の際の移動がぐっと楽になります。
この支援は、0歳から2歳までの年齢ごとに1回ずつ、合計で最大3回受けることが可能です。つまり、総額で最大72,000円分の支援が受けられる計算になります。
育児の不安を解消!保健師による面接相談
商品券の配布と併せて、保健師などの専門職による面接が実施されます。面接では、お子さんの成長の様子やご家庭の状況を伺いながら、育児に関する様々な相談に応じてもらえます。
- 「二人同時に泣き出したときはどうすれば…」
- 「発達のことで少し気になることがある」
- 「誰かに話を聞いてほしい」
など、日頃感じている悩みや不安を専門家に相談できる貴重な機会です。来所が難しい場合は、訪問やオンラインでの面接も可能なので、ご家庭の状況に合わせて柔軟に対応してもらえます。
あなたは対象?支援を受けられる世帯の条件
この手厚い支援を受けられるのは、以下の条件を満たす世帯です。
- 面接を受ける日現在、目黒区に住民登録があること
- 3歳未満の多胎児(双子、三つ子など)を養育していること
年齢ごとの対象者と面接期間は以下の通りです。
| 対象年齢 | 対象となる生年月日(令和7年度の場合) | 面接できる期間 |
|---|---|---|
| 0歳児 | 令和7年4月1日~令和8年3月31日 | 1歳のお誕生日の前日まで |
| 1歳児 | 令和6年4月1日~令和7年3月31日 | 2歳のお誕生日の前日まで |
| 2歳児 | 令和5年4月1日~令和6年3月31日 | 3歳のお誕生日の前日まで |
※0歳児の場合は、出生通知票提出後の新生児訪問の中で面接が実施されます。
簡単4ステップ!こども商品券を受け取るまでの流れ
利用までの手続きは非常にシンプルです。
- 区からの連絡・通知
対象となる世帯には、区から連絡または通知が届きます。(0歳児は新生児訪問の連絡、1・2歳児はお誕生月の末頃に通知発送) - 電話で面接予約
通知が届いたら、下記の問い合わせ先に電話をして面接日を予約します。その際、「さくらんぼ・めぐろの面接予約」と伝えましょう。 - 面接当日
予約した日時に、お子さんと一緒に面接場所へ向かいます。持ち物は母子健康手帳です。忘れた場合は、マイナンバーカードや運転免許証などの本人確認書類が必要になります。 - 面接と商品券の受け取り
保健師などと面接を行い、その場でこども商品券を受け取ります。
予約・問い合わせ先
- 場所:地域保健課(目黒区保健所 総合庁舎本館3階)
- 担当:地域保健課 保健相談係
- 電話番号:03-5722-9504
- 受付時間:月曜日から金曜日 8時30分から17時まで(土日祝日、年末年始を除く)
ほかにもある!目黒区の充実した多胎児支援サービス
目黒区には「さくらんぼ・めぐろ」以外にも、多胎児家庭を支える様々なサービスが用意されています。併せて活用することで、育児の負担をさらに軽減できます。
- 多胎プレファミリー講座:妊娠中から多胎育児の専門家や先輩パパ・ママの話が聞けるオンライン講座です。
- ファミリー・サポート・センター:日常的な預かりなど、地域での助け合いをサポートする制度。多胎児世帯向けの配慮もあります。
- 産後ドゥーラ利用費助成:産後の家事や育児を専門家がサポートしてくれる「産後ドゥーラ」の利用費が助成されます。多胎児家庭は助成時間が単胎児の倍(60時間)になります。
まとめ:一人で抱え込まず、目黒区の支援を最大限に活用しよう!
多胎児の育児は喜びが大きい反面、身体的にも精神的にも大きな負担が伴います。目黒区の「さくらんぼ・めぐろ」は、移動の負担を軽減するこども商品券の配布と、専門家による相談の機会を提供してくれる、非常に心強い制度です。
対象となるご家庭は、ぜひこの制度を積極的に活用してください。一人で悩まずに利用できるサポートはすべて利用し、少しでも心に余裕を持って、お子さんたちとの大切な時間を楽しんでいきましょう。
詳細や最新情報については、必ず目黒区の公式サイトをご確認ください。