詳細情報
失語症でお困りの方へ朗報!荒川区の無料コミュニケーション支援事業
荒川区では、失語症によりコミュニケーションが難しい方を対象に、社会参加を支援する「失語症者コミュニケーション支援事業」を実施しています。この事業では、専門の支援者が無料で派遣され、言葉の不自由を補いながら、病院への付き添いや買い物、役所での手続きなど、様々な活動をサポートします。失語症の方ご本人だけでなく、ご家族や関係者の方もぜひご活用ください。この支援を通じて、より豊かな社会生活を送るための一歩を踏み出しましょう。
失語症者コミュニケーション支援事業の概要
正式名称
失語症者コミュニケーション支援事業
実施組織
荒川区
目的・背景
この事業は、脳卒中や脳外傷などの後遺症である失語症により、コミュニケーションが困難な方々が、社会参加を円滑に行えるよう支援することを目的としています。失語症は、「聞く」「話す」「読む」「書く」といった言語機能の低下を引き起こし、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。荒川区では、このような課題を抱える方々に対し、専門の支援者を派遣することで、社会との繋がりを保ち、自立した生活を支援します。
対象者の詳細
この事業の対象となるのは、以下のいずれかに該当する方です。
- 荒川区に居住する失語症のある個人(身体障害者手帳、医師の診断書などで失語症の有無を確認します)。
- 荒川区内に活動拠点を置き、以下の要件をすべて満たす団体
- 荒川区内に住所を有する失語症のある人が参加する団体
- 失語症のある人の自立した生活及び社会参加を促す団体
- 活動の中で、失語症のある人が意思疎通を必要とする団体
助成金額・補助率
この事業では、支援者の派遣費用は無料です。ただし、集合場所までの交通費や施設の入場料、参加費などは利用者の負担となります。支援者分も利用者の負担となりますのでご注意ください。
対象者・条件
この事業を利用できるのは、以下の条件を満たす方です。
- 荒川区に居住している失語症のある方(個人)。
- 荒川区内に活動拠点を置く、失語症のある人が参加する団体。
- 身体障害者手帳または医師の診断書で失語症の有無が確認できること。
例えば、脳梗塞の後遺症で言葉が出にくいAさんが、病院への定期的な通院を支援してほしい場合、この事業を利用できます。また、失語症の方々が集まる交流会で、コミュニケーションを円滑にするために支援者を派遣してほしい場合も対象となります。
補助対象経費
この事業では、以下の活動におけるコミュニケーション支援が対象となります。
- 病院への付き添い
- 買い物
- 役所・銀行・郵便局での手続き
- 会議
- 趣味や習い事
ただし、営業活動、政治・政党活動、宗教活動などでは利用できません。
申請方法・手順
この事業を利用するには、まず利用登録が必要です。以下の手順で申請してください。
- 登録申請書の提出: 「登録申請書(第1号様式)」をメール、郵送、または持参にて荒川区立障害者福祉会館(アクロスあらかわ)へ提出してください。身体障害者手帳をお持ちでない方は、失語症であることがわかる医師の診断書を添付してください。
- メール: shien.across@arakawa-shakyo.or.jp
- 郵送: 〒116-0002 東京都荒川区荒川二丁目57番8号 荒川区立障害者福祉会館 失語症コミュニケーション支援事業担当者あて
- 持参: 午前9時から午後5時まで(施設休館日(毎月第3火曜)、土曜・日曜・祝日、年末年始(12月29日から1月3日まで)を除く)〒116-0002 東京都荒川区荒川二丁目57番8号 荒川区立障害者福祉会館 失語症コミュニケーション支援事業担当者あて
- 登録申請書の内容確認: 提出された登録申請書の内容が確認されます。身体障害者手帳や医師の診断書等の提示、提出を求められる場合があります。
- 通知書の交付: 登録要件を満たすことが確認された後、「登録承認通知書」が交付されます。審査の結果、登録申請が受理されない場合は、「登録不承認通知書」が送付されます。
- 利用登録完了: 登録承認通知書を大切に保管してください。
支援者派遣の申込みは、利用日の原則2週間前までに「派遣申請書(第5号様式)」を提出する必要があります。提出方法は登録申請と同様です。
採択のポイント
この事業は、要件を満たせば基本的に利用可能です。ただし、申請内容に不備があったり、必要な書類が不足している場合は、審査に時間がかかったり、利用が認められない場合があります。申請書は丁寧に記入し、必要な書類はすべて揃えて提出するようにしましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q: 支援者はどのような人ですか?
A: 荒川区に支援者として登録された方で、失語症のある方のコミュニケーションを支援するために必要な知識及び技術を持っている方です。
- Q: 支援を受けられる活動はどのようなものがありますか?
A: 病院、買い物、役所・銀行・郵便局の手続き、会議、趣味や習い事など、日常生活に必要な活動を支援します。ただし、営業活動、政治・政党活動、宗教活動などでは利用できません。
- Q: 支援を受けるには費用がかかりますか?
A: 支援者の派遣費用は無料です。ただし、集合場所までの交通費、施設の入場料や参加費などは利用者の負担となります。
- Q: 申請に必要な書類は何ですか?
A: 登録申請書(第1号様式)が必要です。身体障害者手帳をお持ちでない方は、失語症であることがわかる医師の診断書を添付してください。派遣申請時には、派遣申請書(第5号様式)が必要です。
- Q: 支援者を自分で選ぶことはできますか?
A: 支援者の調整は荒川区立障害者福祉会館が行います。ご希望がある場合は、申請時にご相談ください。
- Q: 支援を受けるまでにどれくらいの時間がかかりますか?
A: 派遣申請書を提出後、支援者の調整に時間がかかる場合があります。利用日の原則2週間前までに申請してください。
まとめ・行動喚起
荒川区の失語症者コミュニケーション支援事業は、失語症の方々が社会参加を円滑に行えるよう、無料で支援者を派遣する素晴らしい制度です。この機会にぜひ利用を検討し、より豊かな生活を送りましょう。まずは、荒川区立障害者福祉会館(アクロスあらかわ)へお問い合わせください。
お問い合わせ先:
荒川区立障害者福祉会館(アクロスあらかわ)
〒116-0002 東京都荒川区荒川二丁目57番8号
電話: 03-3802-3111(内線:2691)
メール: service@city.arakawa.lg.jp