詳細情報
認知症の方が行方不明になる心配があるご家族にとって、早期発見・保護は切実な願いです。門真市と四日市市では、認知症高齢者の方を見守るための様々な支援事業を実施しています。QRコード付きシール交付、GPS利用助成金、SOSネットワーク登録など、地域全体で認知症の方とそのご家族をサポートする体制が整っています。これらの支援を活用することで、安心して地域で生活できる環境づくりを目指しましょう。
認知症高齢者見守り支援事業の概要
認知症高齢者見守り支援事業は、認知症の方が行方不明になった際の早期発見と保護を目的としています。QRコード付きシールの交付、GPS利用助成金の交付、SOSネットワークへの登録を通じて、地域全体で認知症の方とそのご家族をサポートします。これらの事業は、認知症の方が安心して地域で生活できる環境づくりを目指しています。
門真市における認知症高齢者見守り支援事業
- 正式名称:認知症の方などを見守る支援(QRコードシール交付、GPS利用助成金交付、SOSネットワーク登録)
- 実施組織:門真市
- 目的・背景:認知症の方が行方不明になった際の早期発見と保護
- 対象者:門真市在住の認知症の方、またはそのご家族
四日市市における認知症高齢者等みまもり支援事業
- 正式名称:認知症高齢者等みまもり支援事業(認知症総合支援事業)
- 実施組織:四日市市
- 目的・背景:認知症の人が行方不明になった際の早期発見のしくみや、事故に遭った際の補償のしくみを整備し、認知症の人や家族が地域で安心して生活できる体制づくり
- 対象者:四日市市在住の65歳以上の認知症高齢者、または40~64歳の要介護者、要支援者で、認知症が原因で道に迷うおそれのある方
助成金額・補助率
門真市
| 支援内容 | 助成金額・補助率 |
|---|---|
| QRコード付きシール・ラベルの交付 | 無料(追加分は自己負担、高齢者住宅入居者は自己負担) |
| 認知症高齢者等位置探索システム(GPS)利用助成金 | 初期導入費用(18,480円上限) を助成(月額の基本料金等は自己負担) |
| SOSネットワーク登録 | 無料 |
四日市市
| 支援内容 | 助成金額・補助率 |
|---|---|
| 認知症安心おかえりシール交付事業 | QRコードを配布 |
| 認知症高齢者等あんしんGPS給付事業 | 小型のGPS機器を貸し出し |
| 認知症高齢者等あんしん保険事業 | 1事故あたり最高1億円が保険会社から支払われます。 |
対象者・条件
門真市
- 認知症等により行方不明になる心配のある人
- 要支援・要介護認定を受け、認知症等により行方不明になる心配のある人を介護しているご家族
四日市市
- 65歳以上の認知症高齢者または40~64歳の要介護者、要支援者で、認知症が原因で道に迷うおそれのある方
- 市内に住所があり、在宅で生活を送っている方
- 認知症高齢者SOSメール配信事業の事前登録を行っている方
補助対象経費
門真市
- QRコード付きシール・ラベルの追加分(自己負担)
- 高齢者住宅(有料老人ホーム、グループホーム等)に入居している人のQRコード付きシール・ラベル(自己負担)
- GPS利用助成金の月額基本料金等(自己負担)
四日市市
四日市市では、GPS機器の貸し出しや、事故に遭った際の保険加入を市が行うため、直接的な経費負担はありません。
申請方法・手順
門真市
- QRコード付きシール・ラベルの交付:申請書に(添付書類)どこシル伝言板登録シートを添付し、高齢福祉課に郵送もしくは持参。
- 認知症高齢者等位置探索システム(GPS)利用助成金:事前に、高齢福祉課に申請書を郵送もしくは持参。承認通知書が届いたら、申請書に記載したGPS機器を購入し、購入後、利用助成金交付申請書に必要書類を添付し、高齢福祉課に郵送もしくは持参。
- SOSネットワーク登録:高齢福祉課に申請書を郵送もしくは持参。
四日市市
- 「認知症高齢者等SOSメール事前登録申請書兼同意書」により事前登録を行ったのち、「四日市市認知症高齢者等みまもり支援事業利用申請書」に必要事項を記入し、高齢福祉課へ提出。
採択のポイント
これらの事業は、対象者の要件を満たしていることが重要です。申請書類に不備がないように、事前に確認し、必要な情報を正確に記入しましょう。また、各市町村の窓口に相談することで、よりスムーズに申請を進めることができます。
よくある質問(FAQ)
- Q: QRコードシールはどこに貼れば良いですか?
A: 服やつえなど、常に身につけているものに貼ってください。 - Q: GPS機器はどのように使用しますか?
A: かばんに入れておいたり、靴に入れ込んだり、お守りとして首から下げたりして使用することができます。 - Q: SOSネットワークに登録すると、どのような情報が提供されますか?
A: 行方不明になった際に、氏名や写真などの情報が協力事業者へ提供されます。 - Q: 申請には診断書が必要ですか?
A: 申請時に診断書や介護保険証などの提示を求められることがあります。 - Q: 複数の事業を同時に申請できますか?
A: 四日市市では、複数の事業の申請を行う場合でも申請書は一枚で可能です。門真市では、それぞれの事業ごとに申請が必要です。
まとめ・行動喚起
認知症高齢者見守り支援事業は、認知症の方とそのご家族が安心して地域で生活するための重要な支援です。QRコードシール、GPS利用助成金、SOSネットワークなど、様々な支援を活用し、地域全体で認知症の方を見守る体制を築きましょう。まずは、お住まいの市町村の窓口に相談し、申請手続きを進めてください。
門真市高齢福祉課:電話06-6902-6176
四日市市高齢福祉課:電話番号059-354-8170