詳細情報
注意: 申請は先着順です。予算額に達した時点で受付終了となります。
対象となる方
- 鳥取県南部町に住所を有する、または実績報告時までに転入予定の個人
- 世帯員全員が町税等を滞納していないこと
- 発注および設置工事を鳥取県内の事業者に行わせること
- 暴力団等の反社会的勢力と関係を有していないこと
申請手順
本補助金の申請は、必ず対象設備の工事着工前に行う必要があります。交付決定前に着手した場合は補助対象外となりますので、ご注意ください。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| STEP 1 | 補助要件の確認、県内事業者への見積依頼 |
| STEP 2 | 交付申請書類の準備・提出(令和8年1月30日まで) |
| STEP 3 | 町による審査(約3週間程度)、交付決定通知書の受領 |
| STEP 4 | 補助対象事業の実施(契約・機器購入・工事) |
| STEP 5 | 事業完了後、実績報告書類の提出(令和8年2月27日まで) |
| STEP 6 | 町による審査、補助金額確定通知書の受領後、請求書を提出 |
| STEP 7 | 指定口座へ補助金の振込 |
補助金額・補助率
本補助金は、導入する設備に応じて補助額や要件が異なります。補助額は1,000円未満切り捨てとなります。以下に主な対象設備と補助内容をまとめます。
| 補助対象設備 | 補助金額・補助率 | 主な要件 |
|---|---|---|
| 家庭用蓄電池 | ・FIT/FIP認定なし太陽光と接続: 1kWhあたり100,000円 (上限650,000円) ・FIT/FIP認定あり太陽光と接続: 1kWhあたり75,000円 (上限400,000円) |
太陽光と同時設置の場合、蓄電池価格が14.1万円/kWh(工事費込・税抜)以下であること。 |
| 太陽光発電システム | 最大出力1kWあたり100,000円 (上限600,000円) | FIT/FIP制度の認定を取得しないこと。発電量の30%以上を自家消費すること。 |
| ソーラーカーポート | 対象経費の1/3 (上限600,000円) | FIT/FIP制度の認定を取得しないこと。発電量の30%以上を自家消費すること。 |
| 電気自動車充給電設備(V2H) | 対象経費の1/2 (上限200,000円) ※電気自動車と同時導入の場合は上限500,000円 |
国補助金との併用不可。 |
| 太陽熱利用機器 | 対象経費の2/3 (上限200,000円) | JIS A 4112規定と同等以上の性能を有すること。 |
| 薪ストーブ等 | 対象経費(本体と煙突)の2/3 (上限200,000円) | – |
| 省エネ給湯器 | 対象経費の1/2 (上限100,000円) | 従来機器に対し30%以上の省CO2効果があること。 |
| 電気自動車等 | 蓄電容量の1/2 × 40,000円 (CEV補助額を上限とする) | 再エネ発電設備と接続して充電を行うこと。 |
対象者・申請要件
対象となる方
- 南部町に住所を有し、町内の個人用住宅(店舗等との併用住宅を含む)に対象設備を導入する方。
- 実績報告書の提出時点までに南部町に転入することを条件に、現在町外に居住している方も申請可能です。
- 申請者および同一世帯員すべてが町税等を滞納していないこと。
- 自身が所有しない住宅に設置する場合は、当該住宅の所有者の承諾を得ていること。
- 申請者が発注する事業者、設置工事を行う事業者がいずれも鳥取県内事業者であること。
対象とならないケース
- 交付決定前に工事に着手した場合、または既に工事が完了している場合。
- 法人名義での申請。
- 太陽光発電設備(ソーラーカーポート等含む)を設置する場合で、1世帯あたりの合計出力が10kWを超える設備。
- 国の補助金と併用する場合(一部設備を除く)。
補助対象経費
補助の対象となる経費は、対象設備の購入および設置に直接要する費用(税抜)です。
| 経費区分 | 詳細 | 対象可否 |
|---|---|---|
| 設備購入費 | 補助対象となる設備本体の購入費用。 | ○ |
| 設置工事費 | 設備の設置に不可欠な工事に係る費用。 | ○ |
| 消費税・地方消費税 | 購入費や工事費に含まれる消費税相当額。 | × |
| 既存設備の撤去費 | 古い設備の撤去や処分にかかる費用。 | × |
| 申請手続費用 | 申請書類の作成代行などにかかる費用。 | × |
重要: 交付決定前に発注・契約した経費は補助対象外です。必ず交付決定通知書を受領後に契約してください。
必要書類一覧
申請には以下の書類が必要です。様式は南部町の公式サイトからダウンロードしてください。補助項目ごとに書類が必要となります。
交付申請時
- 交付申請書(様式第1号)
- 事業計画書(様式第2号)
- 収支予算書(様式第3号)
- 誓約書兼同意書(様式第4号)
- 契約書または見積書の写し(県内事業者発行のもの)
- 対象設備の仕様がわかる資料(カタログ等)の写し
- 設置工事着工前の現況写真
- 設置予定箇所の位置図
- その他、設備に応じて必要な書類(自家消費率の資料、チェックリスト等)
実績報告時
- 実績報告書(様式第8号)
- 補助事業に要した費用の領収書および内訳書の写し
- 対象設備の設置状態を示す写真および住宅全体の現況写真
- (太陽光発電の場合)パワーコンディショナーの製造番号がわかる写真等
- 交付請求書(様式第10号)※補助金額確定通知後に提出
審査基準・採択のポイント
本補助金は事業計画の優劣を競うものではなく、要件を満たした申請を先着順で受け付け、予算の範囲内で交付を決定する制度です。そのため、以下のポイントを確実に実行することが採択の鍵となります。
採択率を高めるポイント
- 工事着工前の申請を徹底する: 最も重要な要件です。見積取得後、契約・着工の前に必ず申請を完了させてください。
- 早めの準備と申請を心がける: 予算がなくなり次第終了となるため、受付開始後は速やかに申請できるよう準備を進めることが推奨されます。
- 書類の不備をなくす: 公式サイトの「交付申請の手引き」を熟読し、記入漏れや添付書類の不足がないか、提出前に複数回確認してください。
- 県内事業者を選定する: 見積もりや契約は、必ず鳥取県内に事業所を置く事業者から取得してください。
よくある質問
Q1: 工事を始めてしまいましたが、今から申請できますか?
A: いいえ、できません。本補助金は、必ず工事着工前に申請し、町の交付決定を受けてから事業を開始する必要があります。既に工事に着手している場合は対象外となります。
Q2: 国の補助金(子育てエコホーム支援事業など)と併用は可能ですか?
A: 多くの設備で「国補助金との併用不可」と定められています。同一の設備に対して国の補助金と本補助金を重複して受けることは原則できません。詳細は町の担当課へお問い合わせください。
Q3: 南部町へ転入予定です。申請は可能ですか?
A: はい、可能です。申請時点では町外にお住まいでも、実績報告書を提出する時点までに南部町への住民登録が完了していれば対象となります。
Q4: 申請書類はどこに提出すればよいですか?
A: 南部町役場の「町民生活課」(天萬庁舎・法勝寺庁舎)または「未来を創る課」(法勝寺庁舎)の窓口へ持参するか、天萬庁舎の町民生活課へ郵送してください。
制度の概要・背景
「南部町家庭用発電設備等導入推進補助金」は、町民による再生可能エネルギーへの転換や省エネルギー設備の導入を支援する制度です。南部町が目指す2050年のゼロカーボン社会実現に向けた重要な取り組みの一環として位置づけられています。
本事業は、環境省の「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」や鳥取県の「鳥取県小規模発電設備等導入推進補助金」を財源として活用しており、国・県・町が連携して地域の脱炭素化を推進することを目的としています。また、県内事業者の活用を要件とすることで、地域経済の活性化にも貢献します。
まとめ・お問い合わせ先
本補助金は、太陽光発電や蓄電池などの導入を検討している南部町民にとって、初期費用を大幅に軽減できる有効な制度です。申請は先着順で、予算に限りがあるため、導入を決定された方は速やかに準備を進めることをお勧めします。ご不明な点は、下記の担当窓口へお問い合わせください。
お問い合わせ先
実施機関: 南部町役場
担当部署: 町民生活課(天萬庁舎)
電話: 0859-64-3781(受付時間: 平日 午前9時~12時、午後1時~5時)
公式サイト: https://www.town.nanbu.tottori.jp/admin/chouminseikatsuka/a110/v159/