徳島県小松島市の空き家活用に最大320万円の補助金!
徳島県小松島市で所有している空き家の活用方法にお悩みではありませんか?「店舗や宿泊施設として再生したいけれど、改修費用がネック…」「移住者に貸し出すためにリノベーションしたい」といった課題を抱える方に朗報です。小松島市では、空き家を有効活用し、地域の活性化や移住促進につなげるための「小松島市空き家再生等促進事業補助金」を実施します。この制度を活用すれば、リノベーションにかかる経費の3分の2、最大で320万円の補助を受けることが可能です。この記事では、制度の概要から対象者、申請方法までを詳しく解説します。
【重要】本補助金のポイント
- 補助上限額: 320万円
- 補助率: 対象経費の2/3
- 対象事業: 空き家を宿泊施設、店舗、移住者向け住宅などに改修する工事
- 申請期間: 令和7年5月12日(月)~令和7年11月28日(金)
- 注意点: 令和7年度の予定件数は1件のみ。応募が超える場合は先着順となります。
予定件数が非常に限られているため、活用を検討される方は、早めに準備を進め、市の担当窓口へ相談することをおすすめします。
補助金の概要(早見表)
制度の全体像を把握できるよう、主要な項目を表にまとめました。
| 補助金名 | 小松島市空き家再生等促進事業補助金(空き家スマート化リノベーション) |
|---|---|
| 実施自治体 | 徳島県小松島市 |
| 補助上限額 | 3,200,000円 |
| 補助率 | 補助対象経費の3分の2 |
| 申請受付期間 | 令和7年5月12日(月)~令和7年11月28日(金) |
| 予定件数 | 1件(先着順) |
| 問い合わせ先 | 小松島市 都市整備部 住宅課 |
補助対象となる事業
この補助金は、空き家等を改修し、改修後10年以上活用する以下の2つの事業が対象です。
- 地方創生型対応施設への改修
地域の活性化に貢献する目的で整備される施設が対象です。
(例:宿泊施設、物品販売店、飲食店、カフェ、コワーキングスペースなど) - 移住者向け住宅への改修
市外からの移住者が居住するための住宅として活用する場合が対象です。
補助対象者
以下のいずれかに該当する方が申請できます。
- 補助対象となる建物の所有者
- 補助対象となる建物を賃貸または購入しようとする者
注意点:所有者以外の方が申請する場合、建物の所有者全員の同意が必要です。また、土地の所有者が異なる場合も、土地所有者全員の同意が必須となります。
補助対象となる建物
補助の対象となるには、建物が以下の全ての条件を満たす必要があります。
- 「空家等対策の推進に関する特別措置法」に規定される空き家等であり、今後も居住用として使われる見込みがないこと。
- 耐震性が確認されている、または今回の改修工事によって耐震性を確保する予定であること。
- 過去にこの「空き家再生等促進事業補助金」の交付を受けていない建物であること。
補助対象経費と補助金額
補助対象となる経費
補助の対象となるのは、地方創生型対応施設または移住者向け住宅として活用するために必要なリノベーション工事費用(徳島県内の建設業者が施工するものに限る)です。具体的には以下の工事が該当します。
- 改修後の用途に最低限必要な工事
- 安全性能向上のための工事(耐震改修など)
- 増築または改築
- 省エネルギー性能の向上に資する工事(断熱改修など)
- バリアフリー化に資する工事
- スマート化に資する工事
補助対象外の経費
以下の経費は補助の対象となりませんのでご注意ください。
- 造園、門扉などの外構工事
- エアコン、キッチン、家具などの家庭用電化製品や備品の購入費
- 一部の配線工事やアンテナ設置費
- 建物の解体費用(工事に伴う一部解体を除く)
- 他の補助金と重複して計上する経費
補助率と補助上限額
補助金額は以下の通り計算されます。
- 補助率:補助対象経費の3分の2
- 補助上限額:3,200,000円
(計算例)補助対象となる工事費用が600万円の場合
600万円 × 2/3 = 400万円
上限額が320万円のため、補助金額は320万円となります。
申請期間と注意点
申請受付期間
令和7年5月12日(月)~令和7年11月28日(金)
※土日祝日を除く
【最重要】注意点
繰り返しになりますが、本補助金は令和7年度の予定件数が1件のみであり、先着順での受付となります。予算に達し次第、期間内であっても受付が終了します。事業計画の策定や見積もりの取得には時間がかかるため、補助金の活用を真剣に検討している方は、受付開始後すぐに申請できるよう、今から準備を始めることが成功の鍵となります。
申請方法と必要書類
申請の流れ(想定)
- 事前相談:小松島市役所の担当課(住宅課)に事業計画について相談します。
- 書類準備:申請書、事業計画書、見積書など必要書類を揃えます。
- 申請:受付期間内に市役所窓口へ書類を提出します。
- 交付決定:市による審査後、交付決定通知が届きます。(※必ず交付決定後に工事契約・着工してください)
- 事業実施:リノベーション工事を行います。
- 実績報告:工事完了後、完了報告書や写真などを提出します。
- 補助金交付:市による検査後、補助金が指定口座に振り込まれます。
必要書類一覧
申請には主に以下の書類が必要です。詳細は必ず市の公式ページで確認してください。
- 補助金交付申請書(様式第1号)
- 事業計画書(様式第2号)
- 建物の所有者が確認できる書類(登記事項証明書など)
- 建物の付近見取り図
- 見積書の写し(補助対象経費と対象外経費がわかるもの)
- 建物の写真(全景、改修予定箇所)
- 図面(現況平面図、配置図、改修平面図)
- 建物の耐震性を示す書類の写し
- 誓約書
- 同意書(所有者以外が申請する場合など)
- その他、市長が必要と認める書類
まとめ
小松島市の「空き家再生等促進事業補助金」は、空き家を地域資源として蘇らせるための非常に魅力的な制度です。最大320万円という手厚い支援は、事業開始の大きな後押しとなるでしょう。しかし、採択件数が1件のみで先着順という非常に厳しい条件があることを忘れてはなりません。このチャンスを掴むためには、念入りな事業計画と迅速な行動が不可欠です。まずはご自身の計画が補助金の趣旨に合致するかどうか、小松島市の担当窓口に相談してみてはいかがでしょうか。
対象者・対象事業
補助対象建築物の所有者、または賃貸・購入しようとする者
必要書類(詳細)
補助金交付申請書(様式第1号)、事業計画書(様式第2号)、建物の所有者が確認できる書類、建物の付近見取り図、見積書の写し、建物の全景写真及び改修工事等予定箇所の写真、図面(現況平面図、配置図、改修平面図)、建物の耐震性を示す書類の写し、誓約書、同意書(該当者のみ)、その他市長が必要と認める書類
対象経費(詳細)
改修後の用途に供するため最低限必要な工事、安全性能の向上のための工事、増築又は改築、省エネルギー性能の向上に資する工事、バリアフリー化に資する工事、スマート化に資する工事に要する経費(県内の建設業者等が施工するものに限る)