詳細情報
対象となる方
- 那覇市内に事業所を有する中小企業・個人事業主
- 那覇市内の事業所に勤務する従業員
- 那覇市内に在住し、市外の事業所に勤務する従業員
- 高度なIT資格の取得や関連イベントへの参加を計画している方
申請手順
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| STEP 1 | 必要書類の準備(申請書、資格取得等計画書、見積書等) |
| STEP 2 | メールまたは那覇市オンライン申請システムにて提出(事業実施の原則1ヶ月前まで) |
| STEP 3 | 審査(約10営業日)→交付決定通知 |
| STEP 4 | 事業実施→実績報告書提出→補助金振込 |
補助金額・補助率
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助上限額(1事業者あたり) | 最大50万円(限度額内であれば複数回申請可能) |
| 補助率 | 対象経費の2分の1以内 |
| 個別上限額① | 資格試験、研修、トレーニング等の参加:上限50万円 |
| 個別上限額② | 技術力を競い合うイベント等への参加(県外のみ):上限30万円 |
計算例: AWS認定資格のトレーニング費用が80万円の場合 → 補助対象経費80万円 × 補助率1/2 = 40万円(上限額50万円以内)
対象者・申請要件
対象となる事業者・個人
- 那覇市内に事業所を有する中小企業者
- 上記の中小企業に従事する者
- 那覇市内に在住し、市外に事業所を有する中小企業者に従事する者
- 上記従業員を雇用する中小企業者
- 那覇市内に住所を有する個人事業主
共通要件
- 那覇市暴力団排除条例に規定する暴力団員等に該当しないこと
- 市税を滞納していないこと
- 国等が助成する他の制度と同一の事業でないこと
- 事業終了後も一定期間、那覇市内に就労または居住が見込まれること
補助対象経費
| 経費区分 | 詳細 | 対象可否 |
|---|---|---|
| 受験・トレーニング費用 | 受験料、研修受講料、必須テキスト代、eラーニング費用など | ○ |
| 旅費 | 県外でのみ受験・参加可能な資格試験やイベントに係る航空賃、宿泊料等 | ○ |
| イベント等参加費用 | 技術力を競い合うイベント等への参加に必要な費用 | ○ |
| その他経費 | 事業に必要と市長が認める経費 | ○ |
| 従業員の人件費 | 研修参加中の人件費など | × |
| 交際費・食糧費 | 懇親会費、食事代など | × |
重要: 補助対象期間は交付決定日から令和8年1月30日までです。この期間内に契約・実施・支払いが完了した経費のみが対象となります。交付決定前の経費は対象外です。
必要書類一覧
| 書類名 | 備考 |
|---|---|
| 交付申請書(第1号様式) | 公式サイトよりダウンロード |
| 誓約書(第1号様式の2) | 公式サイトよりダウンロード |
| 資格取得等計画書(参考様式1) | 取得を目指す資格や計画を記載 |
| 収支予算書(参考様式2) | 経費の内訳を記載 |
| 費用がわかる書類 | 見積書、パンフレット、Webサイトの写し等 |
| 履歴事項全部証明書 | 法人のみ |
| 市内に事業所を有することが分かる書類 | 法人のみ(上記証明書で確認できる場合は不要) |
| 住民票の写し | 個人が申請する場合のみ |
| 市税の滞納がないことを証明する書類 | 納税証明書など |
| 開業届の写し | 個人事業主のみ |
| 会社確認書 | 個人(従業員)が申請する場合のみ |
審査基準・採択のポイント
主な審査項目
- 要件適合性: 募集要項に定められた対象者や事業の要件をすべて満たしているか。
- 事業目的との整合性: 申請内容が、本補助金の目的である「高付加価値を持つIT人材育成」に合致しているか。
- 計画の妥当性: 資格取得等計画書の内容が具体的かつ実現可能であるか。
- 経費の妥当性: 収支予算書に計上された経費が、事業遂行に必要不可欠かつ適正な金額であるか。
採択率を高めるポイント
- 対象となる資格がITSSレベル3以上であることを明確にする。
- 資格取得が自社の生産性向上や事業高度化にどう繋がるかを具体的に説明する。
- 申請書類に不備がないよう、提出前に複数回確認する。
- 予算には限りがあるため、早めに申請を検討・準備する。
よくある質問
Q1: どのようなIT資格が対象になりますか?
A: NPO法人スキル標準ユーザー協会による「ITSSキャリアフレームワークと認定試験・資格の関係」に掲載されるレベル3以上の資格が対象です。具体例として、応用情報技術者試験、プロジェクトマネージャ、AWS認定資格、Google Cloud認定資格などが挙げられます。対象になるか不明な場合は、事前に問い合わせ先にご確認ください。
Q2: 申請はいつまでに行えばよいですか?
A: 申請受付期間は令和7年6月19日から令和8年1月30日までですが、原則として事業実施(受験や研修開始)の1ヶ月前までに申請が必要です。また、予算がなくなり次第、受付は終了となりますのでご注意ください。
Q3: 従業員個人が申請することはできますか?
A: はい、可能です。従業員個人が申請する場合は、住民票の写しや、勤務先企業からの「会社確認書」など、追加の書類が必要となります。ただし、個人で申請した場合も、その実績は所属する事業者としての交付実績に含まれます。
Q4: 補助金はいつもらえますか?
A: 補助金は、事業完了後に実績報告書等を提出し、補助金額が確定した後に請求手続きを経て支払われる「精算払い」が原則です。ただし、要件を満たす場合は、交付決定額の2分の1以内で概算交付(前払い)を受けることも可能です。
制度の概要・背景
本補助金は、那覇市が市内における高付加価値を持つIT人材の育成環境を整備し、地域経済の発展を図ることを目的として実施する支援制度です。市民および市内中小企業の従事者が、高度なIT関連資格の取得や専門的なトレーニング、技術イベントへ参加する際の経済的負担を軽減します。
デジタル化が急速に進展する現代において、企業の競争力維持・向上にはIT人材の確保と育成が不可欠です。本制度を活用することで、個人のスキルアップはもちろん、市内企業の労働生産性向上や既存ビジネスの高度化を促進し、那覇市全体の経済活性化に繋げることが期待されています。
まとめ・お問い合わせ先
「那覇市高度IT資格取得等支援事業補助金」は、IT分野でのスキルアップを目指す個人や、人材育成に取り組む市内事業者にとって非常に有効な制度です。申請には計画書や各種証明書類の準備が必要となりますので、公募要領をよくご確認の上、計画的に手続きを進めることをお勧めします。
お問い合わせ先
実施機関: 那覇市役所 経済観光部
担当部署: 商工農水課 産業政策G
住所: 〒900-8585 那覇市泉崎1-1-1 本庁舎6階
電話: 098-951-3212(受付時間: 平日9:00-17:00 ※12:00-13:00除く)
Email: K-SYOU001@city.naha.lg.jp
公式サイト: https://www.city.naha.okinawa.jp/business/koyouroudou/jinzaiikusei/R7koudoITjinzai.html