岐阜県技術シーズ移転・実証事業費補助金とは?
岐阜県では、原油・物価高騰やアフターコロナへの対応が求められる県内中小企業を支援するため、「技術シーズ移転・実証事業費補助金」を実施しています。この補助金は、大学や公設試験研究機関が持つ優れた技術(技術シーズ)を活用し、生産工程の自動化・高度化や新商品開発に取り組む際の費用を最大1,000万円まで補助するものです。
※本記事で紹介しているのは令和5年度の実績です。募集は既に終了していますが、今後の同様の補助金申請の参考としてご活用ください。
この補助金の重要ポイント
- 高額補助: 最大1,000万円という高額な補助が受けられます。
- 高い補助率: 補助対象経費の3分の2以内と、自己負担を抑えて事業に取り組めます。
- 技術革新の促進: 大学等の専門知識を活用し、自社の技術力を飛躍的に向上させるチャンスです。
- 幅広い対象経費: 機械装置の導入から試作品開発、専門家への依頼費用まで幅広くカバーします。
補助金の概要(令和5年度実績)
項目 |
内容 |
補助対象事業 |
大学等や県試験研究機関が保有する技術シーズを活用し、生産工程の自動化・高度化、新商品の開発を行う事業 |
補助対象者 |
岐阜県内に事業所を有する中小企業、その他知事が適当と認める団体 |
補助率 |
補助対象経費の3分の2以内 |
補助限度額 |
上限1,000万円 |
補助対象経費 |
機械装置費、設備等開発費、専門家依頼経費など |
募集期間 |
令和5年3月27日(月)~5月8日(月)17時15分 ※募集終了 |
実施機関 |
岐阜県 商工労働部 産業イノベーション推進課 |
申請から採択までの流れ(参考)
令和5年度の実績を基にした一般的な申請プロセスです。今後の公募の際にご参照ください。
- 公募開始・情報収集: 岐阜県の公式サイトで公募要領や申請様式を確認します。
- 事業計画の策定: 活用する技術シーズを特定し、大学や研究機関と連携しながら具体的な事業計画(実施提案書・実施計画書)を作成します。
- 申請書類の提出: 募集期間内に、必要な書類を揃えて担当窓口へ郵送または持参します。
- 審査: 提出された書類を基に、専門家で構成される審査委員会が事業の新規性、実現可能性、波及効果などを審査します。
- 採択・交付決定: 審査を経て採択が決定されると、交付申請手続きに進み、事業を開始します。
令和5年度の採択結果と今後の展望
令和5年度は、審査委員会の厳正な審査の結果、7件の事業が採択されました。採択された事業は、岐阜県の産業競争力強化に繋がる多様な分野にわたっています。具体的な採択事業一覧は、県の公式サイトで確認できます。
今後の動向に注目!
この補助金は、県内企業の技術革新を後押しする重要な制度です。令和6年度以降も同様の支援事業が公募される可能性があります。新商品開発や生産性向上を目指す企業は、岐阜県の産業支援に関する発表に常に注目しておくことをおすすめします。
公式情報・お問い合わせ先
最新情報や詳細な要綱、Q&Aは必ず公式サイトでご確認ください。ご不明な点は、下記の担当部署へ直接お問い合わせください。
担当部署 |
岐阜県 商工労働部 産業イノベーション推進課(大学連携・産業支援係) |
電話番号 |
058-272-8354 |
FAX |
058-278-2679 |