愛知県刈谷市で地域コミュニティを活性化させたい自治会や地域団体の皆様に朗報です。令和7年度(2025年度)の「刈谷市笑顔あふれる地域づくり補助金」は、市制施行75周年を記念して、上限額50万円、補助率10/10(100%)という、またとない特別な内容に拡充されています。この補助金を活用すれば、これまで予算の都合で実現できなかった新しいイベントの開催や、既存のお祭りのパワーアップが可能です。この記事では、補助金の概要から対象経費、具体的な申請手順、そして採択されるためのポイントまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。あなたの地域の「笑顔」を増やすための第一歩を、ここから始めましょう。
令和7年度の特別ポイント
- 補助上限額が50万円に大幅アップ!
- 補助率が対象経費の10/10(100%)!
- 事業の中で「刈谷市制施行75周年」のPRが必須となります。
この絶好の機会を逃さず、地域を盛り上げる企画を実現しましょう!
1. 補助金の概要
まずは「笑顔あふれる地域づくり補助金」がどのような制度なのか、基本情報を確認しましょう。
目的・背景
この補助金は、住民同士の顔の見える関係づくりや、活力ある地域づくりに取り組む自治会等を支援することで、地域コミュニティの強化と市民活動の活性化を図ることを目的としています。
特に令和7年度は、刈谷市制施行75周年を記念し、事業を通じて地域住民が郷土に対する愛着と誇りを持ってもらうことも大きな目的の一つとされています。
実施組織
刈谷市役所 市民活動部 市民協働課が担当しています。申請や相談の窓口となります。
2. 補助金額・補助率
令和7年度は、通常よりも大幅に拡充された内容となっています。資金面で大きな後押しとなるでしょう。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 補助上限額 | 50万円 | 1団体あたり。1,000円未満は切り捨て。 |
| 補助率 | 対象経費の10分の10(100%) | 令和7年度限りの特別措置です。 |
計算例
- ケース1:対象経費の合計が65万円の場合
補助率は10/10ですが、上限額が50万円のため、補助金額は50万円となります。 - ケース2:対象経費の合計が48万5,500円の場合
補助率は10/10なので48万5,500円ですが、1,000円未満は切り捨てられるため、補助金額は48万5,000円となります。
補助金の前払い(前金払い)について
補助金は事業完了後の精算払いが原則ですが、必要に応じて交付決定額の8割を上限に前払いを受けることも可能です。資金繰りに不安がある場合は、申請時に市民協働課へ相談してみましょう。
3. 対象者・条件
どのような団体が、どんな事業で申請できるのか、具体的な要件を見ていきましょう。
対象となる団体
対象は、刈谷市内の「自治会」または「自治会が認める団体(実行委員会など)」です。
対象となる事業
以下のいずれかに該当し、かつ市制施行75周年をPRする事業が対象です。
- 新規事業の開催
例:第1回〇〇ウォーキング、第1回秋の大運動会 など - 既存事業の拡充
例:例年の夏祭りに、新たに自治会加入案内ブースを設置する など
【重要】既存事業を申請する場合の注意点
これまで各地区で行っていたイベント等を申請する場合、必ず事業内容を一部拡充する必要があります。単に例年通りの事業を継続するだけでは対象になりません。「自治会加入ブースの設置」など、新たな要素を加えましょう。
対象外となる事業
- 国、愛知県、市など他の機関から補助金を受けている事業
- 政治、宗教、または営利を目的とした事業
- 公の秩序または善良な風俗を乱すおそれのある事業
- その他、市長が不適当と認める事業
4. 補助対象経費
補助金の対象となる経費、ならない経費をしっかり把握しておくことが重要です。対象となるのは、補助金交付決定日以降に契約・支出したものに限られますのでご注意ください。
対象となる経費の例
| 経費区分 | 内容・具体例 |
|---|---|
| 報償費 | 講師や専門家への謝礼など |
| 需用費 | 消耗品費、印刷製本費、景品用のお菓子など |
| 役務費 | イベント保険料など |
| 委託料 | 会場設営や音響など、専門業務の外部委託費 |
| 使用料及び賃借料 | 会場使用料、テントや机・椅子などのレンタル料 |
| 備品購入費 | 定価3万円以上、耐用年数2年以上で事業に不可欠なもの(原則リース・レンタルが優先) |
対象とならない経費
- 食糧費(参加者への弁当、打ち上げの飲食代など)
※景品として使用するお菓子などは「消耗品費」として対象になります。 - 事業との区別が困難な経費(ガソリン代、電話料金など)
- 領収書を紛失し、支払いが確認できない経費
- その他、市長が不適当と認めた経費
5. 申請方法・手順
申請から補助金交付までの流れをステップごとに解説します。スムーズに進めるために、全体の流れを把握しておきましょう。
申請期間と事業実施期間
- 申請期間:令和7年4月1日(火) ~ 令和7年11月30日(日)
- 事業実施期間:令和7年4月1日(火) ~ 令和8年3月31日(月)
申請から交付までの流れ
- 事前準備・相談:事業内容を固め、市民協働課に相談します。見積書も取得しておきましょう。
- 申請書類の提出:必要書類を揃え、市民協働課の窓口へ直接持参します。事前に電話で来庁日時を連絡するとスムーズです。
- 審査・交付決定:市で審査が行われ、補助金交付決定通知書が届きます。
- 事業実施:交付決定後に事業を開始します。物品購入や支払いを行い、領収書を必ず保管してください。
- 実績報告:事業完了後30日以内または年度末のいずれか早い日までに、実績報告書等を提出します。
- 補助金交付:実績報告の審査後、指定口座に補助金が振り込まれます。
必要書類一覧
- 交付申請書
- 事業計画書
- 予算書
- 見積書(取得できない場合は、事業計画書などに詳細を記入)
※申請書類の様式は、自治会長へ相談の上、市民協働課へお問い合わせください。
提出時の注意点
書類はホチキス止めせず、クリップで留めて提出してください。担当職員が内容をヒアリングしながら受理するため、時間に余裕を持って窓口へ行きましょう。
6. 採択のポイント
補助金を確実に受けるために、申請時に押さえておきたいポイントをまとめました。
審査で重視される3つの視点
- 目的との合致性:事業が「地域コミュニティの強化」や「市民活動の活性化」にどう貢献するかが明確に示されているか。
- 市制75周年記念のPR:イベントのチラシや看板に記念ロゴマークを入れるなど、具体的なPR計画が盛り込まれているか。
- 事業の拡充性・発展性:既存事業の場合、どのような新しい要素が加わり、地域にどんな良い変化をもたらすかが具体的に説明されているか。自治会への加入促進策も重要なポイントです。
申請書作成のコツ
- 「誰が読んでもわかる」を意識する:専門用語を避け、事業の目的、内容、期待される効果を具体的に、分かりやすく記述しましょう。
- 予算の根拠を明確に:なぜその経費が必要なのか、積算の根拠をしっかり示しましょう。見積書を添付することで説得力が増します。
- 「申請の手引き」を熟読する:市の公式サイトで公開されている「申請の手引き」には、全てのルールが書かれています。隅々まで読み込み、不備のない申請を心がけましょう。
7. よくある質問(FAQ)
8. まとめと問い合わせ先
令和7年度の「刈谷市笑顔あふれる地域づくり補助金」は、市制75周年を記念した、上限50万円・補助率100%という、またとないチャンスです。この機会を最大限に活用し、あなたの地域をもっと元気に、もっと笑顔あふれる場所にしませんか?
まずは、市の公式ウェブサイトから「申請の手引き」をダウンロードし、内容をよく確認することから始めましょう。そして、具体的な事業計画が固まったら、ぜひ市民協働課へ相談してみてください。あなたのアイデアが、地域の未来を創ります。
お問い合わせ先
刈谷市役所 市民活動部 市民協働課
〒448-8501 刈谷市東陽町1丁目1番地
電話:0566-95-0002
ファクス:0566-27-9652