詳細情報
聞こえの低下は、高齢者の生活の質を大きく左右します。安城市では、聴力機能の低下が見られる高齢者の方を対象に、補聴器購入費用の一部を助成する事業を実施しています。この助成金を利用すれば、聞こえの改善を図り、より豊かな生活を送ることが可能です。聞こえに不安を感じている方、ぜひこの機会にご検討ください。
安城市高齢者補聴器購入費助成事業の概要
正式名称:安城市高齢者補聴器購入費助成事業
実施組織:安城市
目的・背景:聴力機能の低下が見られる高齢者に対し、補聴器の購入費用を助成することで、コミュニケーション能力の維持・向上を図り、社会参加を促進することを目的としています。高齢化が進む中、聞こえの問題は深刻化しており、早期の対策が求められています。
対象者の詳細:安城市に住所を有する65歳以上の方で、両耳の聴力レベルが30デシベル以上であり、聴覚障害による身体障害者手帳の交付対象とならない方が対象です。また、医師により補聴器が必要であると認められた方に限ります。
助成金額・補助率
補聴器の購入費用の2分の1(千円未満切り捨て)が支給されます。ただし、世帯の市民税課税状況により、支給の上限額が異なります。
| 世帯区分 | 支給上限額 |
|---|---|
| 市民税非課税 | 30,000円 |
| 市民税課税 | 15,000円 |
計算例:
- 補聴器の購入費用が60,000円の場合:市民税非課税世帯の場合、助成額は30,000円となります。
- 補聴器の購入費用が40,000円の場合:市民税課税世帯の場合、助成額は15,000円となります。
対象者・条件
- 安城市に住所を有する65歳以上の方
- 両耳の聴力レベルが30デシベル以上であること
- 聴覚障害による身体障害者手帳の交付対象とならないこと
- 補聴器の購入に係る補装具費その他の法令の規定に基づく給付または事業の支給対象とならないこと
- 医師(日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定補聴器相談医または身体障害者福祉法第15条第1項に規定する指定医)により補聴器が必要であると認められた方
具体例:
- 68歳で安城市在住、聴力検査の結果、両耳とも35デシベルの聴力低下が認められたAさん。身体障害者手帳は持っておらず、医師から補聴器の必要性を認められたため、助成対象となります。
- 70歳で安城市在住、過去に補聴器を購入した際に補装具費の支給を受けたBさん。今回は補装具費の対象とならないため、助成対象となる可能性があります。
補助対象経費
- 左右いずれかの耳または両耳に装用する補聴器の本体費用(補聴器付属の電池、充電器、イヤモールドを含む)
対象外経費:
- 集音器
- 医療機関の受診費用
- 医師の意見書作成料
- 送料
申請方法・手順
- 申請書類の準備:助成金支給申請書、医師の意見書を準備します。これらの書類は、安城市高齢福祉課の窓口または市ホームページから取得できます。
- 医療機関の受診:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定補聴器相談医または身体障害者福祉法第15条第1項に規定する指定医を受診し、医師に意見書の記入を依頼します。
- 見積書作成依頼:認定補聴器技能者が在籍する補聴器販売店に見積書の作成を依頼します。
- 支給申請:助成金支給申請書、医師の意見書、補聴器の見積書を安城市高齢福祉課へ提出します。
- 支給決定通知:審査の結果、支給対象となる場合は、市から支給決定通知書が送付されます。
- 補聴器の購入及び調整:支給決定通知書を受け取った後、補聴器を購入し、補聴器販売店で聞こえ方の調整を行います。
- 支給請求:購入報告書兼請求書、領収書を安城市高齢福祉課へ提出します。
- 支払い:市から支払い通知書が送付され、指定口座に助成金が振り込まれます。
必要書類:
- 助成金支給申請書(様式第1)
- 補聴器の装用に関する意見書(様式第2)
- 補聴器の見積書
- 購入報告書兼請求書
- 領収書(写しも可)
申請期限:要確認(毎年2月最終の開庁日が最終受付)
採択のポイント
審査基準は明確に公開されていませんが、以下の点が重要と考えられます。
- 医師の意見書の内容が、補聴器の必要性を明確に示していること
- 見積書の内容が、助成対象となる補聴器の費用を正確に示していること
- 申請書類に不備がないこと
採択率:要確認
申請書作成のコツ:医師の意見書の内容をよく理解し、補聴器の必要性を具体的に記述することが重要です。また、見積書の内容と申請内容に矛盾がないように注意しましょう。
よくある不採択理由:
- 申請書類の不備
- 医師の意見書の内容が不十分
- 見積書の内容が助成対象外
- 申請者が対象要件を満たしていない
よくある質問(FAQ)
- Q1: 申請に必要な書類はどこで入手できますか?
A1: 安城市高齢福祉課の窓口または市ホームページからダウンロードできます。
- Q2: 医師の意見書はどの医療機関でも作成してもらえますか?
A2: 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定補聴器相談医または身体障害者福祉法第15条第1項に規定する指定医に限ります。
- Q3: 見積書はどの補聴器販売店でも作成してもらえますか?
A3: 認定補聴器技能者が在籍する販売店に限ります。
- Q4: 支給決定通知書が届く前に補聴器を購入した場合、助成対象となりますか?
A4: 支給決定通知書が届く前に購入した補聴器は、助成対象外です。
- Q5: 助成金の申請は毎年できますか?
A5: 助成金の申請は、同一の補聴器に対して1回限りです。
まとめ・行動喚起
安城市高齢者補聴器購入費助成事業は、聞こえに不安を感じる高齢者の方々にとって、生活の質を向上させるための重要な支援制度です。対象となる方は、ぜひこの機会に申請をご検討ください。
次のアクション:
- 安城市の公式サイトで詳細を確認する
- 耳鼻咽喉科を受診し、聴力検査を受ける
- 認定補聴器技能者がいる販売店に見積もりを依頼する
問い合わせ先:
安城市福祉部高齢福祉課 高齢福祉係
TEL: 0566-71-2223
FAX: 0566-74-6789