詳細情報
藤沢市不妊治療費（先進医療分）助成事業：経済的負担を軽減し、妊娠への希望をサポート
藤沢市では、不妊治療を受けているご夫婦の経済的な負担を軽減するため、医療保険が適用される不妊治療（体外受精・顕微授精など）と併用して先進医療を受けた場合に、その費用の一部を助成する事業を実施しています。この助成金は、先進医療を受けることで高額になる治療費の負担を軽減し、より多くのご夫婦が妊娠の可能性を追求できるよう支援することを目的としています。最大5万円の助成を受けることができ、経済的な心配を軽減しながら、より高度な不妊治療に挑戦できるチャンスです。藤沢市にお住まいで、不妊治療を検討されている方は、ぜひこの助成金をご活用ください。
助成金の概要
- 正式名称: 藤沢市不妊治療費（先進医療分）助成事業
- 実施組織: 藤沢市
- 目的・背景: 不妊治療を受けている夫婦の経済的負担を軽減し、先進医療を含む不妊治療へのアクセスを支援するため。少子化対策の一環として、妊娠を希望する夫婦を経済的にサポートすることを目的としています。
- 対象者の詳細: 医療保険が適用される体外受精・顕微授精等と併用して先進医療を受けている夫婦。治療開始日および申請日時点で法律上の婚姻関係または事実婚関係にあること。申請日時点で夫婦のいずれか一方が藤沢市民であること。藤沢市の市税等を滞納していないこと。当該治療費について、他の自治体で同様の助成を受けていないこと。
助成金額・補助率
1回の治療（医師が治療計画を作成した日から妊娠確認までの一連の過程）で先進医療に要した費用のうち、10分の7の金額が助成されます。ただし、上限は5万円です。
計算例:
- 先進医療費が7万円の場合：7万円 × 7/10 = 4.9万円 → 助成金額は4.9万円
- 先進医療費が10万円の場合：10万円 × 7/10 = 7万円 → 上限5万円のため、助成金額は5万円
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 助成対象 | 先進医療に要した費用の10分の7 (上限5万円) |
| 上限金額 | 5万円 |
対象者・条件
- 医療保険適用の体外受精・顕微授精等と併用して先進医療を受けていること
- 治療開始日および申請日時点で、法律上の婚姻をしているまたは事実婚であること
- 申請日時点で、夫婦の両方または一方が藤沢市民であること
- 藤沢市の市税等を滞納していないこと
- 当該治療費について、他の自治体で同様の助成を受けていないこと
具体例:
- 夫婦ともに藤沢市に住民票があり、市税を滞納していないAさん夫婦
- 夫は藤沢市民、妻は他市在住だが、不妊治療開始時に婚姻関係があり、先進医療を受けているBさん夫婦
- 事実婚関係にあるCさん夫婦。2人とも藤沢市に住んでおり、体外受精と先進医療を受けている。
補助対象経費
- 医療保険適用の体外受精及び顕微授精等と併せて実施した「先進医療」にかかる費用
対象となる先進医療の例:
- 子宮内膜刺激胚移植法 (SEET法)
- 強拡大顕微鏡による形態良好精子の選別（IMSI）
- タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養
- 二段階胚移植法
- 子宮内膜擦過術 (子宮内膜スクラッチ)
- 子宮内細菌叢検査（子宮内フローラ）
- ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選択術 (PICSI)
- タクロリムス投与療法
- 子宮内膜受容能検査（ERA,ERPeak）
- 膜構造を用いた生理学的精子選択術 (マイクロ流体技術を用いた精子選別)
- 子宮内細菌叢検査（EMMA,ALICE）
- 着床前胚異数性検査 (PGT-A)
対象外となる経費:
- 人工授精等の一般不妊治療
- 全額自己負担で実施した体外受精及び顕微授精と併せて実施した治療
- 文書料など、治療に直接関係のない費用
申請方法・手順
ステップ1: 必要書類の準備
- 藤沢市不妊治療費（先進医療分）助成金交付申請書兼請求書
- 藤沢市不妊治療費（先進医療分）助成事業受診等証明書（医療機関に作成を依頼）
- 保険医療機関が発行した領収書の写し（明細書がある場合は明細書の写しも添付）
- 夫婦それぞれの住民票の写し（原則、発行から3か月以内のもの）
- 戸籍全部事項証明書（戸籍謄本）もしくは戸籍個人事項証明書（戸籍抄本）（原則、発行から3か月以内のもの）
ステップ2: 申請方法の選択
- 電子申請: e-kanagawa電子申請システムを利用
- 窓口申請: 親子すこやか課（南保健センター・北保健センター）、各市民センター（藤沢市民センターを除く）
- 郵送申請: 藤沢市親子すこやか課へ郵送
ステップ3: 申請
選択した方法で必要書類を提出します。電子申請の場合は、必要書類のデータを添付してください。窓口申請の場合は、直接窓口で手続きを行います。郵送申請の場合は、必要書類を封筒に入れて郵送します。
申請期限: 治療終了日から6か月以内
採択のポイント
審査基準は明確に公開されていませんが、以下の点が重要と考えられます。
- 申請書類の正確性と completeness
- 対象要件を満たしていることの明確な証明
- 先進医療の必要性と妥当性
申請書作成のコツ:
- 申請書は丁寧に記入し、誤字脱字がないように注意する
- 必要書類はすべて揃え、不足がないようにする
- 不明な点は事前に問い合わせ、確認する
よくある不採択理由:
- 申請書類の不備
- 対象要件を満たしていない
- 申請期限を過ぎている
よくある質問（FAQ）
- Q: 事実婚でも申請できますか？
A: はい、治療開始日および申請日時点で事実婚関係にある場合でも申請可能です。 - Q: 申請に必要な住民票は夫婦別々のものが必要ですか？
A: はい、夫婦それぞれの住民票の写しが必要です（原則、発行から3か月以内のもの）。 - Q: 治療終了日とはいつのことですか？
A: 藤沢市不妊治療費（先進医療分）助成事業受診等証明書の「今回の治療期間」欄の期間末日をご確認ください。 - Q: 申請期限を過ぎてしまった場合はどうなりますか？
A: 申請期限を過ぎてしまった場合、その治療期間における治療費助成の申請は受付できません。 - Q: 助成金の振込先は誰の名義でも良いですか？
A: 申請者（夫婦のいずれか）の名義の口座に限ります。
まとめ・行動喚起
藤沢市不妊治療費（先進医療分）助成事業は、不妊治療を受けるご夫婦の経済的負担を軽減するための重要な支援制度です。対象となる方は、ぜひこの機会にご申請ください。申請期限は治療終了日から6か月以内です。必要な書類を揃えて、電子申請、窓口申請、または郵送申請のいずれかの方法で申請してください。
次に行うべきアクション:
- 藤沢市の公式サイトで詳細を確認する
- 医療機関に受診等証明書の作成を依頼する
- 必要書類を準備し、申請を行う
問い合わせ先:
子ども青少年部 親子すこやか課
〒251-0022 藤沢市鵠沼2131番地の1 藤沢市保健所1階
電話番号：0466-50-3522（直通）
ファクス：0466-50-0668
