詳細情報
東京都不育症検査助成金：繰り返す流産・死産でお悩みの方へ
妊娠を望むご夫婦にとって、流産や死産を繰り返すことは大きな精神的負担となります。東京都では、このような不育症に悩むご夫婦を支援するため、検査費用の一部を助成する制度を設けています。この助成金を利用することで、経済的な負担を軽減し、専門的な検査を受けて適切な治療につなげることが可能です。この記事では、東京都不育症検査助成金の概要から申請方法、対象となる医療機関まで詳しく解説します。ぜひ、ご自身が対象となるか確認し、前向きな一歩を踏み出してください。
助成金の概要
正式名称
東京都不育症検査助成事業
実施組織
東京都福祉局子供・子育て支援部家庭支援課
目的・背景
東京都では、妊娠はするものの、2回以上の流産や死産を繰り返し、結果的に子供を持てないとされるいわゆる不育症について、リスク因子を特定し、適切な治療及び出産につなげるため、検査に係る費用の一部を助成します。
対象者の詳細
この助成金の対象となるのは、以下の要件をすべて満たす方です。
- 検査開始日において夫婦（事実婚を含む。）であること
- 検査開始日における妻の年齢が43歳未満であること
- 検査開始日から申請日までの間、継続して都内に住民登録をしていること
- 助成対象期間内に保健医療機関において助成対象の検査を受けていること
- 2回以上の流産若しくは死産の既往があること又は医師に不育症と判断されたこと
助成金額・補助率
具体的な金額
助成金額は5万円を上限とします。助成回数は夫婦1組につき1回に限ります。
補助率
対象となる検査費用の全額が助成対象となりますが、上限は5万円です。
計算例
例えば、不育症検査にかかった費用が7万円だった場合、助成される金額は上限の5万円となります。検査費用が4万円だった場合は、4万円全額が助成されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成上限額 | 5万円 |
| 助成回数 | 夫婦1組につき1回 |
対象者・条件
助成を受けるためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- 法律婚の場合：検査開始日から申請日まで婚姻関係があり、夫婦のいずれかが継続して都内に住民登録をしていること。
- 事実婚の場合：原則、夫婦が継続して都内に同一世帯として住民登録をしていること。また、検査開始日から申請日まで他に法律上の配偶者がいないこと。
- 妻の年齢が検査開始日において43歳未満であること。
- 2回以上の流産または死産の既往があるか、医師に不育症と診断されていること。
- 都内の保険医療機関で対象となる検査を受けていること。
補助対象経費
助成の対象となる検査は以下の通りです。
- 子宮形態検査
- 内分泌検査
- 夫婦染色体検査
- 抗リン脂質抗体
- 血栓性素因スクリーニング（凝固因子検査）
- 絨毛染色体検査
- 先進医療として告示された不育症検査
申請方法・手順
ステップバイステップの詳細手順
- 検査の実施：都内の保険医療機関で対象となる不育症検査を受けます。
- 必要書類の準備：以下の必要書類を揃えます。
- 申請：原則として電子申請を行います。
- 審査：東京都福祉局が申請書類を審査します。
- 助成金の交付：審査通過後、指定の口座に助成金が振り込まれます。
必要書類
- 不育症検査助成事業受診等証明書（医療機関が記入）
- 夫婦それぞれの住民票の写し（個人番号の記載は不要）
- 戸籍全部事項証明書（戸籍謄本）
- 事実婚関係に関する申立書（事実婚の場合のみ）
申請期限・スケジュール
検査終了日から6か月以内に申請してください。いかなる理由でも、申請期限を過ぎたものは受け付けることはできませんので、ご注意ください。
オンライン/郵送の詳細
原則、電子申請となります。申請フォームはこちら：https://logoform.jp/form/tmgform/682137
電子申請が難しい場合は、下記連絡先までご連絡ください。申請書類をご案内いたします。
採択のポイント
審査基準
申請書類に不備がないか、対象要件を満たしているかなどが審査されます。
採択率の情報
採択率に関する公式な情報は公開されていません。
申請書作成のコツ
申請書は正確かつ丁寧に記入し、必要書類は漏れなく添付することが重要です。不明な点があれば、事前に問い合わせることをおすすめします。
よくある不採択理由
- 申請書類の不備
- 対象要件を満たしていない
- 申請期限を過ぎている
よくある質問（FAQ）
- Q: 申請期限はいつまでですか？
A: 検査終了日から6か月以内です。 - Q: 助成金額はいくらですか？
A: 5万円を上限とします。 - Q: 事実婚でも申請できますか？
A: はい、事実婚でも申請可能です。ただし、条件があります。 - Q: 申請はオンラインでしかできませんか？
A: 原則としてオンライン申請ですが、難しい場合はお問い合わせください。 - Q: 申請から助成金交付までどのくらいかかりますか？
A: 概ね3～4か月ほどかかります。
まとめ・行動喚起
東京都不育症検査助成金は、不育症に悩むご夫婦にとって経済的な負担を軽減し、適切な検査と治療への第一歩を支援する制度です。ご自身が対象となるか確認し、必要な書類を揃えて申請しましょう。申請期限は検査終了日から6か月以内です。少しでも不安な点があれば、東京都福祉局子供・子育て支援部家庭支援課 助成担当（電話：03-5320-4362）までお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先：
東京都福祉局子供・子育て支援部家庭支援課 助成担当
電話：03-5320-4362
