詳細情報
埼玉県三芳町にお住まいの皆様へ朗報です。ご自宅の防犯対策を強化するための費用の一部を町が補助してくれる「三芳町住宅防犯対策補助金」が令和7年4月1日からスタートします。防犯カメラやセンサーライト、モニター付きインターホンなどの設置にかかる費用の半分、最大15,000円が補助されるこの制度。空き巣や不審者、悪質な訪問販売など、住宅を狙った犯罪から大切な家族と財産を守る絶好の機会です。この記事では、補助金の対象となる方、対象設備、申請方法から採択されるためのコツまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。この機会に自宅のセキュリティを見直し、補助金を活用して安心・安全な毎日を手に入れましょう。
この補助金のポイント
- ✅ 三芳町在住の個人が対象
- ✅ 防犯カメラやセンサーライト等の設置費用を最大1.5万円補助
- ✅ 補助率は対象経費の2分の1
- ✅ 申請は先着順!予算がなくなり次第終了
- ✅ 賃貸住宅でも所有者の同意があれば申請可能
① 三芳町住宅防犯対策補助金の概要
まずは、この補助金がどのような制度なのか、全体像を把握しましょう。
制度の目的と背景
「三芳町住宅防犯対策補助金」は、町民が安全で安心した日常生活を送れるよう、住宅への侵入窃盗などの犯罪被害を未然に防ぐことを目的としています。近年、全国的に住宅を狙った犯罪は後を絶ちません。三芳町でも令和5年には8件の侵入窃盗が認知されています。このような状況を受け、町民自らが防犯意識を高め、対策を講じることを支援するために本制度が創設されました。住民一人ひとりが防犯対策を行うことで、地域全体の犯罪抑止力を高め、「犯罪が起こしにくい町」を目指す取り組みの一環です。
| 制度概要 | |
|---|---|
| 正式名称 | 三芳町住宅防犯対策補助金 |
| 実施組織 | 埼玉県三芳町(担当課:自治安心課) |
| 受付期間 | 2025年4月1日〜2026年3月31日 ※先着順で、予算の上限に達し次第、受付終了となります。 |
| 対象事業 | 個人が自ら居住する町内の住宅に行う防犯設備の購入・設置工事 |
② 補助金額・補助率について
この補助金で最も気になるのが「いくらもらえるのか」という点でしょう。ここでは補助金額と補助率、そして具体的な計算例を詳しく解説します。
補助金額と補助率
補助金額は、防犯設備の購入および設置工事にかかった費用の2分の1です。ただし、上限額が定められており、最大で15,000円までとなります。
- 補助率: 対象経費の 1/2
- 上限額: 15,000円
- 注意点: 補助金額に1,000円未満の端数が生じた場合は、その端数は切り捨てとなります。
具体的な計算例
イメージしやすいように、いくつか例を見てみましょう。
| ケース | かかった費用 | 計算式 | 補助金額 |
|---|---|---|---|
| 防犯カメラ設置 | 40,000円 | 40,000円 × 1/2 = 20,000円 | 15,000円 (上限適用) |
| センサーライト購入・設置 | 25,000円 | 25,000円 × 1/2 = 12,500円 | 12,000円 (端数切捨) |
| インターホンと防犯フィルム | 18,000円 | 18,000円 × 1/2 = 9,000円 | 9,000円 |
ポイント:複数の防犯設備をまとめて申請することも可能ですが、その場合でも補助金の上限額は15,000円で変わりません。
③ 補助の対象者・条件
補助金を受け取るためには、いくつかの条件を満たす必要があります。ご自身が対象になるか、ここでしっかり確認しましょう。
- 三芳町在住であること: 申請日時点で三芳町に住んでおり、住民基本台帳に記録されている個人が対象です。
- 町税を滞納していないこと: 住民税や固定資産税などの町税をきちんと納めている必要があります。
- 過去にこの補助金を受けていないこと: 補助金の交付は、1世帯および1つの住宅で1回限りです。
- 賃貸住宅の場合: 持ち家でなくても申請できますが、その場合は住宅の所有者(大家さんなど)からの同意書が必要です。
- 暴力団関係者でないこと: 三芳町暴力団排除条例に規定する暴力団員等ではないことが条件です。
- 売買目的でないこと: 住宅の売買を目的として防犯設備を設置する場合は対象外です。
※審査の過程で、町が住民基本台帳や町税の納付状況などを確認することに同意する必要があります。
④ 補助対象となる経費(防犯設備)
どのような防犯対策が補助金の対象になるのでしょうか。対象となる設備の例は以下の通りです。これらはあくまで例であり、犯罪の未然防止に繋がると町長が認めるものであれば対象となる可能性があります。
対象となる防犯設備の例
- 防犯カメラの設置: 敷地内を撮影するもの。近隣住民のプライバシーへの配慮が必要です。
- モニター付きインターホンの設置: 訪問者の顔を確認できるインターホンです。
- 人感センサーライトの設置: 人の動きを感知して点灯するライトで、侵入者を威嚇します。
- 防犯フィルムの貼付け: 窓ガラスを割れにくくし、侵入に時間をかけさせる効果があります。
- センサーアラームの設置: 窓やドアの開閉を感知して警報音を鳴らす装置です。
- 詐欺被害防止電話機器の設置: 特殊詐欺対策に有効な、警告メッセージや自動録音機能が付いた電話機などです。
- その他: 窓用の面格子や、威嚇効果のあるダミーカメラなども対象となる場合があります。
CPマーク製品を推奨!
CPマークは、警察庁などが認めた防犯性能の高い建物部品に付けられるマークです。より高い防犯効果を求めるなら、このマークが付いた製品を選ぶことをおすすめします。
⑤ 申請方法と手順
補助金の申請は、正しい手順と書類の準備が不可欠です。ここでは申請の流れをステップ・バイ・ステップで解説します。
申請の全体的な流れ
- Step 1: 防犯設備の購入・設置
令和7年(2025年)4月1日以降に対象となる防犯設備を購入し、設置します。 - Step 2: 必要書類の準備
下記の「必要書類リスト」を参考に、すべての書類を揃えます。 - Step 3: 窓口で申請
三芳町役場の自治安心課窓口に、揃えた書類を直接提出します。郵送やFAXでの受付はできません。 - Step 4: 審査・交付決定
町で申請内容の審査が行われます。 - Step 5: 補助金の振込
審査に通ると、指定した口座に補助金が振り込まれます。
必要書類リスト
申請には以下の書類が必要です。不備がないように、提出前に必ず確認しましょう。
- 三芳町住宅防犯対策補助金交付申請書兼請求書
町の公式サイトからダウンロードできます。 - 口座番号がわかるもの
補助金の振込先となる通帳またはキャッシュカードを持参します。 - 領収書(原本)
宛名、購入日または施工日、領収金額、領収年月日が明記されているものが必要です。 - 設置状況がわかる写真(2枚以上)
①防犯設備が住宅に設置されていることがわかる外観写真と、②設置した防犯設備の近景写真の2枚が必要です。(モニター付インターホンの場合は室内側と屋外側の写真) - 【該当者のみ】住宅の所有者の同意書
賃貸住宅など、自己が所有していない住宅の場合に必要です。 - 【該当者のみ】住宅の図面等
二世帯住宅等で、各世帯が独立して生活していることを証明する場合に必要です。
⑥ 採択されるためのポイント
この補助金は審査で落とされるというよりは、要件を満たしているかが重要です。確実に補助金を受け取るためのポイントをまとめました。
最重要ポイント:とにかく早く申請すること!
この補助金は先着順です。町の予算には限りがあるため、期間内であっても予算が上限に達した時点で受付が終了してしまいます。防犯対策を決めたら、速やかに設備を設置し、申請準備を進めましょう。
申請期限を厳守する
申請は、防犯対策を実施した日(購入日または設置工事完了日)から6ヶ月以内、または実施日の属する年度の末日(3月31日)までの、いずれか早い日までに行う必要があります。期限を過ぎると受け付けてもらえないので注意してください。
書類の不備をなくす
申請がスムーズに進むよう、書類は完璧に揃えましょう。特に以下の点は間違いやすいので要注意です。
- 領収書: 「宛名(申請者名)」「日付」「金額」「品名(何を買ったか)」が明確に記載されているか確認。レシートの場合は、これらの情報が記載されているかチェックしましょう。
- 写真: 「どこに」「何を」設置したかがはっきりわかるように撮影します。ピンボケや暗すぎる写真は避けましょう。
- 申請書: 記入漏れや印鑑の押し忘れがないか、提出前に何度も確認してください。
不安な点があれば、申請前に三芳町役場の自治安心課に電話で問い合わせることをお勧めします。事前に相談することで、窓口での手続きがスムーズになります。
⑦ よくある質問(FAQ)
- Q1. 賃貸住宅に住んでいますが、申請できますか?
- A1. はい、可能です。ただし、大家さんや管理会社など、住宅の所有者からの「同意書」を提出する必要があります。事前に必ず許可を得てください。
- Q2. 自分で防犯カメラを設置(DIY)した場合も対象になりますか?
- A2. はい、対象になります。この補助金は「購入・設置工事」が対象なので、業者に依頼せずご自身で設置した場合でも、防犯カメラの「購入費用」が補助の対象となります。その際は購入時の領収書を必ず保管しておいてください。
- Q3. 申請してから補助金が振り込まれるまで、どのくらいかかりますか?
- A3. 申請書類に不備がなければ、審査を経て交付が決定され、その後指定口座に振り込まれます。具体的な期間は町の審査状況によりますが、一般的には申請から1〜2ヶ月程度かかることが多いです。詳しくは申請時に窓口で確認してください。
- Q4. ネット通販で購入した防犯設備も対象ですか?
- A4. はい、対象です。ただし、申請者名、購入日、金額、購入した製品名が明記された領収書や購入証明書が必要です。画面のスクリーンショットではなく、正式な書類を印刷して提出してください。
- Q5. 申請は代理人でも可能ですか?
- A5. 原則として申請者本人が窓口に行く必要があります。やむを得ない事情で代理人が申請する場合は、委任状が必要になる可能性がありますので、事前に自治安心課へお問い合わせください。
⑧ まとめと次のアクション
今回は、三芳町の「住宅防犯対策補助金」について詳しく解説しました。最後に重要なポイントをもう一度おさらいします。
- 対象: 三芳町在住で町税の滞納がない個人
- 補助額: 対象経費の1/2、上限15,000円
- 対象設備: 防犯カメラ、モニター付きインターホン、センサーライトなど
- 申請期間: 令和7年4月1日〜(先着順・予算限り)
- 申請方法: 必要書類を揃えて役場窓口へ直接提出
この補助金を活用すれば、少ない自己負担でご自宅のセキュリティレベルを格段に向上させることができます。犯罪者に狙われにくい家づくりは、日々の安心感に繋がります。ぜひこの機会を逃さず、補助金を活用した防犯対策をご検討ください。
お問い合わせ先
ご不明な点は、下記の担当課まで直接お問い合わせください。
- 担当課: 三芳町役場 自治安心課 自治協働・防犯担当
- 電話番号: 049-258-0019(内線:268・269)