初級

【2025年】北本市ごみ収集庫設置補助金|最大4万円!自治会向け申請方法を解説

0回閲覧

埼玉県北本市にお住まいの自治会や任意団体の皆様へ朗報です。ごみ集積所のカラス被害やごみの散乱にお悩みではありませんか?その問題を解決するため、北本市では「ごみ収集庫等設置費補助金」制度を実施しています。この制度を活用すれば、ごみ収集庫やごみ散乱防止ネットの設置費用の最大4万円までの補助を受けることが可能です。清潔で美しい街並みを維持し、住民の皆様が快適に暮らせる環境づくりをサポートするこの補助金。しかし、「申請方法が複雑そう」「自分たちが対象になるかわからない」といった不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、北本市ごみ収集庫等設置費補助金の概要から対象条件、申請手順、必要書類、そして採択されるためのポイントまで、誰にでもわかるように徹底的に解説します。この記事を最後まで読めば、スムーズな申請への道筋が明確になるはずです。ぜひ、この機会に補助金を活用し、地域環境の美化を実現しましょう。

北本市ごみ収集庫等設置費補助金とは?

まずは、この補助金制度の基本的な情報から確認していきましょう。どのような目的で、誰が実施している制度なのかを理解することが、申請への第一歩です。

制度の概要

  • 正式名称: 北本市ごみ収集庫等設置費補助金
  • 実施組織: 北本市(担当窓口:環境課資源循環担当)
  • 目的・背景: 家庭から排出されるごみの飛散防止、およびカラスやその他の鳥獣によるごみの散乱を防ぐことを目的としています。これにより、地域の生活環境を清潔に保ち、衛生的なまちづくりを推進します。
  • 対象者: 北本市内でごみ集積所を設置・管理する自治会または任意団体(例:マンション管理組合など)

【重要】予算について
この補助金は市の予算の範囲内で交付されます。申請期間中であっても、予算がなくなり次第、受付が終了となる可能性があります。検討されている団体は、できるだけ早めに申請手続きを進めることを強くお勧めします。現在の予算残額については、北本市環境課資源循環担当へ直接お問い合わせください。

補助金額と補助率について

この補助金で最も気になるのが、具体的にいくら補助されるのかという点でしょう。補助金の額は、設置するものの種類によって上限が異なります。補助率は共通で、購入費または材料費(設置施工費、消費税、送料等を含む)の2分の1です(100円未満の端数は切り捨て)。

補助対象と上限額一覧

種類 補助率 補助上限額
ごみ収集庫(固定式) 対象経費の1/2 40,000円
ごみ収集庫(折りたたみ式) 20,000円
ごみ散乱防止ネット 4,000円

計算例で理解を深める

具体的な例で見てみましょう。

  • ケース1:10万円(税込・送料込)の固定式ごみ収集庫を設置する場合
    対象経費100,000円 × 1/2 = 50,000円
    上限額が40,000円のため、補助金額は40,000円となります。
  • ケース2:5万円(税込・送料込)の折りたたみ式ごみ収集庫を設置する場合
    対象経費50,000円 × 1/2 = 25,000円
    上限額が20,000円のため、補助金額は20,000円となります。
  • ケース3:7,000円(税込)のごみ散乱防止ネットを購入する場合
    対象経費7,000円 × 1/2 = 3,500円
    上限額4,000円の範囲内なので、補助金額は3,500円となります。

補助対象となるための詳細な条件

補助金を受けるためには、いくつかの重要な条件をクリアする必要があります。ごみ収集庫とごみ散乱防止ネットで条件が異なりますので、それぞれ詳しく確認しましょう。

ごみ収集庫(固定式・折りたたみ式共通)の条件

  • 利用世帯数: 4世帯以上で利用するごみ集積所であること。
  • 設置場所: 公道外で、ごみ収集車の作業に支障がない場所に設置されること。私有地に設置する場合は、土地所有者の同意が必要です。
  • 購入タイミング: 市の補助金交付決定通知書を受け取った後に購入・設置を行うこと。決定前の購入は対象外です。
  • 開発行為に関する条件: 開発行為によってごみ収集庫が設置された集積所の場合、その設置から5年以上が経過している必要があります。

ごみ散乱防止ネットの条件

  • 利用世帯数: 2世帯以上で利用するごみ集積所であること。
  • 設置場所: ごみ収集車の作業に支障がない場所に設置されること。
  • 購入タイミング: こちらも同様に、市の補助金交付決定通知書を受け取った後に購入すること。

【令和7年4月1日からの改正点】
これまで対象外だった「開発行為に伴いごみ収集庫が設置されなかった集積所」について、集積所の設置後5年未満であっても補助の対象となるよう要綱が改正されました。これにより、新しい分譲地などで当初から収集庫がなかった場所でも、補助金を受けやすくなりました。詳細は市の要綱をご確認ください。

その他の共通条件

  • 管理責任: 設置者または利用者の責任において適正に管理・維持されること。破損時や不要になった際の撤去・処分も責任をもって行う必要があります。
  • 再申請の制限: この補助金を受けた集積所は、補助金の交付が確定した年度の翌年度初日から起算して、ごみ収集庫は5年間、ごみ散乱防止ネットは3年間、再度この補助金を受けることはできません。

補助対象となる経費・ならない経費

補助金の対象となる経費を正しく理解しておくことは、申請において非常に重要です。対象外の経費を含めて申請しないように注意しましょう。

補助対象経費の詳細

  • ごみ収集庫(固定式・折りたたみ式)本体の購入費用
  • ごみ散乱防止ネットの購入費用
  • 収集庫を自作する場合の材料費
  • 設置にかかる施工費、工事費
  • 購入時にかかる消費税
  • 購入時の送料

補助対象外となる経費の例

  • 土地の購入費や賃借料
  • 既存の収集庫の修繕費やメンテナンス費用
  • 既存の収集庫の撤去・処分費用
  • 振込手数料などの金融機関手数料
  • 申請書類作成にかかる費用

申請方法と手順をステップバイステップで解説

ここからは、実際の申請手続きの流れを具体的に解説します。以下のステップに沿って進めれば、迷うことなく手続きができます。

  1. ステップ1:事前相談と準備
    まずは北本市環境課資源循環担当に相談することをお勧めします。設置場所の条件や手続きについて不明な点を確認しましょう。同時に、設置したい収集庫やネットを選定し、販売店から見積書やカタログを取得します。
  2. ステップ2:必要書類の作成
    後述する「申請に必要な書類一覧」を参考に、すべての書類を準備・作成します。市のウェブサイトから様式をダウンロードできます。記入例も用意されているので、参考にしながら正確に記入しましょう。
  3. ステップ3:申請書の提出
    すべての書類が揃ったら、北本市役所の環境課資源循環担当窓口へ提出します。提出前に「事前チェックリスト」を使って、書類に不備がないか最終確認をしてください。
  4. ステップ4:交付決定通知の受領
    市で申請内容の審査が行われ、問題がなければ「補助金等交付決定通知書」が送付されます。この通知書を受け取るまで、絶対に購入・設置を行わないでください。
  5. ステップ5:購入・設置
    交付決定通知書を受け取ったら、計画通りにごみ収集庫等の購入・設置を進めます。領収書や設置後の写真は後の手続きで必要になるため、必ず保管しておきましょう。
  6. ステップ6:実績報告書の提出
    設置が完了したら、「補助事業等実績報告書」を作成し、領収書の写しや設置後の写真などを添付して、再度、環境課へ提出します。
  7. ステップ7:補助金額の確定と請求
    実績報告書の内容が審査され、補助金額が確定すると「補助金等交付額確定通知書」が届きます。その後、「補助金等交付請求書」を提出し、補助金の振込を依頼します。
  8. ステップ8:補助金の受領
    請求書に基づき、指定した口座に補助金が振り込まれます。これで一連の手続きは完了です。

申請に必要な書類一覧

  • 補助金等交付申請書(様式第1号)
  • 事業実施計画書(様式第2号)
  • 見積書の写し(購入先の社名、代表者名、所在地、電話番号が記載されたもの)
  • カタログまたは構造図等(設置するものの形状、寸法、材質がわかるもの)
  • 設置予定場所の現況写真及び配置予定図(地図や簡単な手書きの図でOK)
  • 利用予定世帯数の分かる書類(自治会の班名簿など)
  • 土地使用同意書(設置予定場所が私有地の場合のみ)
  • 事前チェックリスト

採択されるための重要なポイント

この補助金は、条件を満たしていれば比較的採択されやすい制度ですが、いくつかのポイントを押さえることで、よりスムーズに手続きを進めることができます。

申請書作成のコツ

  • 書類の不備をなくす: 提出前に「事前チェックリスト」を使い、何度も確認しましょう。記入漏れや添付書類の不足は、審査の遅れや不受理の原因となります。
  • 記入例を徹底活用: 市が提供している記入例は、採択される申請書のテンプレートです。これを参考に、正確かつ丁寧に記入することが重要です。
  • 写真はわかりやすく: 設置予定場所の写真は、周囲の状況がわかるように少し引いて撮影すると良いでしょう。配置図も、どこに設置するかが一目でわかるように明記します。

よくある不採択理由と対策

最大の注意点:フライング購入
最も多い不採択理由は、「市の交付決定通知書を受け取る前に購入・契約してしまう」ことです。申請書を提出しただけではダメです。必ず、正式な「決定通知書」が手元に届いてから、発注・購入手続きを開始してください。

  • 予算切れ: 年度末に近づくと予算がなくなる可能性があります。できるだけ年度の早い時期に申請を済ませましょう。
  • 対象条件の誤解: 利用世帯数や設置場所の条件を満たしていないケースです。申請前に、自分たちの計画が条件に合致しているか、市の担当課に確認すると確実です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 申請前にごみ収集庫を購入してしまいました。今から申請できますか?
A1. 残念ながら、申請できません。この補助金は、市の交付決定後に購入・設置したものが対象となります。事後申請は一切認められていません。
Q2. 個人で申請することはできますか?
A2. いいえ、個人での申請は対象外です。申請できるのは、北本市内の「自治会」または「任意団体」に限られます。
Q3. 補助金の予算はいつ頃なくなりますか?
A3. 予算の消化ペースは年度によって異なるため、一概には言えません。例年、申請が集中する時期もありますので、計画が決まったらすぐに市の担当課へ予算状況を確認し、早めに申請することをお勧めします。
Q4. 設置場所が私道に面しています。対象になりますか?
A4. 公道外でごみ収集に支障がなければ対象となる可能性があります。ただし、その土地が私有地である場合は、必ず土地所有者全員からの「土地使用同意書」が必要になります。
Q5. 複数の集積所に設置したいのですが、申請は1枚で済みますか?
A5. 原則として、1つの集積所につき1つの申請が必要です。複数の場所に設置する場合は、それぞれ申請書を作成する必要があります。詳細は市の担当課にご確認ください。

まとめと次のアクション

今回は、埼玉県北本市の「ごみ収集庫等設置費補助金」について詳しく解説しました。最後に、重要なポイントをもう一度おさらいします。

  • 対象者: 北本市内の自治会・任意団体
  • 補助額: 対象経費の1/2、上限は固定式収集庫4万円、折りたたみ式2万円、ネット4千円
  • 最重要注意点: 必ず市の「交付決定通知書」を受け取ってから購入・設置すること
  • 申請期間: 2025年4月1日から。ただし予算がなくなり次第終了のため、早めの行動が鍵

この補助金を活用することで、費用負担を抑えながら、地域の長年の懸案事項であったごみ問題を解決できます。清潔で安全なまちづくりは、住民の満足度向上にも直結します。

あなたの次のアクションは、まず北本市の公式サイトで最新情報と申請書類の様式を確認し、不明点があれば下記の問い合わせ先に連絡してみることです。ぜひこの機会を逃さず、補助金を活用して地域環境の改善に取り組んでください。

お問い合わせ先

北本市 環境課資源循環担当
〒364-8633 埼玉県北本市本町1-111
電話:048-594-5553
ファックス:048-592-5997
公式サイト: 北本市ごみ収集庫等設置費補助金