初級

【2025年】千葉市迷惑電話防止機器補助金|最大1万円で高齢者を詐欺から守る!申請方法を解説

0回閲覧

「最近、怪しい電話が増えて不安…」「両親を特殊詐欺から守りたい」そんな悩みを抱える千葉市在住の高齢者世帯に朗報です。千葉市では、悪質な電話勧誘や「電話de詐欺」による被害を未然に防ぐため、迷惑電話防止機能付きの電話機等の購入・設置費用を最大10,000円補助する制度を実施しています。この補助金を活用すれば、経済的な負担を抑えながら、ご自身や大切なご家族の安全・安心な暮らしを守ることができます。この記事では、「千葉市迷惑電話等防止機器設置補助金」の対象者、補助金額、対象となる機器、そして最も重要な申請手順まで、誰にでも分かるように徹底的に解説します。申請には事前の電話予約が必須となりますので、この記事を読んでスムーズな申請準備を進めましょう。

千葉市迷惑電話等防止機器設置補助金とは?

まずは、この補助金制度の全体像を把握しましょう。どのような目的で、誰が、いつまで利用できるのかを分かりやすく表にまとめました。

項目 内容
正式名称 千葉市迷惑電話等防止機器設置補助金
実施機関 千葉市(担当:消費生活センター)
目的 通話録音装置や着信拒否装置等の普及を図り、深刻化する高齢者の消費者被害(電話de詐欺、悪質な電話勧誘など)を未然に防止する。
申請受付期間 2025年5月7日 〜 2025年10月31日
※予算の上限に達し次第、期間内でも受付を終了する場合があります。
申請方法 【重要】事前に電話での予約が必須です。
問い合わせ・予約先 千葉市消費生活センター
電話:043-207-3601~3603(平日8:30~17:30)

補助金額と補助率について

この補助金でどれくらいの金額が受け取れるのか、具体的な計算方法を見ていきましょう。

補助金額・補助率

  • 補助率:対象機器の設置経費(購入費+取付工事費)の4分の3以内
  • 上限金額:10,000円
  • 備考:算出された補助金額の100円未満は切り捨てとなります。補助は1世帯につき1回、1台限りです。

【具体例】補助金額の計算方法

実際に機器を購入した場合の補助金額をシミュレーションしてみましょう。

ケース1:12,000円(税込)の迷惑電話防止機能付き電話機を購入した場合

12,000円 × 3/4 = 9,000円
上限の10,000円を超えていないため、補助金額は9,000円となります。

ケース2:15,000円(税込)の通話録音装置を購入し、設置工事費が2,000円かかった場合

対象経費合計:15,000円 + 2,000円 = 17,000円
17,000円 × 3/4 = 12,750円
この金額は上限の10,000円を超えているため、補助金額は10,000円となります。

補助の対象となる方(対象要件)

この補助金は、千葉市にお住まいの特定の高齢者世帯が対象です。ご自身が対象になるか、以下の要件をしっかり確認してください。

  • 千葉市内に住所を有し、お住まいの方
  • 以下のいずれかの世帯に該当する方
    1. 満65歳以上の方のみで構成される世帯
    2. 家族と同居しているが、日中は満65歳以上の方のみとなることが常態である世帯

対象となる世帯の具体例

「日中、高齢者のみになる」とはどのような状況を指すのか、具体例を見てみましょう。

  • 例1:70歳の母親と40歳の息子が同居。息子は平日の日中、会社に勤務しているため、母親が一人で在宅している。 → 対象になります。
  • 例2:80歳の夫婦二人暮らし。 → 対象になります。
  • 例3:68歳の夫と60歳の妻が同居。 → 妻が65歳未満のため、対象になりません。

補助対象となる機器と経費

どのような機器が補助の対象になるのでしょうか。ただの録音機能付き電話機は対象外となるなど、注意点がありますのでしっかり確認しましょう。

補助対象となる機器の種類

  • 1. 通話録音装置
    既存の固定電話機に取り付ける装置です。電話がかかってくると、相手に「この通話は録音されます」といった警告メッセージを自動で流し、通話内容を録音する機能を持つもの。
  • 2. 着信拒否装置
    既存の固定電話機に取り付ける装置です。迷惑電話番号などを登録し、かかってきた電話番号を自動で判別して着信を拒否する機能を持つもの。
  • 3. 上記1または2の機能が付いている固定電話機
    電話機本体に、上記の警告メッセージ機能や自動着信拒否機能が内蔵されているもの。

補助対象経費と対象外経費

対象経費 対象外経費
  • 対象機器本体の購入費用(消費税含む)
  • 機器の設置にかかる取付工事費用
  • 携帯電話、スマートフォン
  • 単なる録音機能のみの電話機(警告メッセージ機能がないもの)
  • SDカードなどの記録媒体
  • 販売店が提供する延長保証サービス料
  • 発信番号表示サービス(ナンバー・ディスプレイ)の契約料や月額利用料
  • 送料、代引き手数料など

機種選びのポイント
どの機種が対象か分からない場合は、家電量販店の店員に相談するか、公益財団法人全国防犯協会連合会のウェブサイトで公開されている「優良防犯電話推奨品」を参考にすると良いでしょう。申請時には、対象機能があることを証明できるカタログや取扱説明書のコピーが必要になりますので、購入時に必ず保管しておきましょう。

申請方法と手順(ステップ・バイ・ステップ解説)

ここが最も重要な部分です。申請の流れを間違えると補助金を受け取れなくなる可能性もありますので、一つ一つのステップを確実に進めましょう。

【最重要】必ず電話で事前予約を!

この補助金を申請するには、機器を購入する前に、必ず千葉市消費生活センターへ電話をして予約する必要があります。予約なしに機器を購入・設置しても補助の対象にはなりませんので、絶対に忘れないでください。

予約・問い合わせ先:千葉市消費生活センター
電話番号:043-207-3601~3603
受付時間:平日 8:30~17:30

申請の5ステップ

予約から補助金受け取りまでの流れは以下の通りです。

  1. ステップ1:電話で事前予約
    千葉市消費生活センターに電話し、補助金の申請予約をします。この際に、氏名、住所、連絡先などを伝えます。
  2. ステップ2:対象機器の購入と設置
    予約後、家電量販店や通販サイトなどで補助対象となる機器を購入し、自宅に設置します。必ず「領収書」と「機能がわかるカタログや説明書」を保管してください。
  3. ステップ3:申請書類の準備
    千葉市の公式ホームページから申請書をダウンロード・印刷し、必要事項を記入します。下記の必要書類をすべて揃えましょう。
  4. ステップ4:申請書類の提出
    準備した書類一式を、千葉市消費生活センターへ郵送または持参して提出します。提出期限は予約時に確認しましょう。
  5. ステップ5:交付決定と補助金の振込
    市で書類審査が行われ、内容に問題がなければ「交付決定通知書」が届きます。その後、指定した口座に補助金が振り込まれます。

必要書類一覧

申請には以下の書類が必要です。漏れがないようにチェックリストとしてご活用ください。

  • 千葉市迷惑電話等防止機器設置補助金交付申請書兼請求書(市のサイトからダウンロード)
  • 領収書の写し(購入日、購入品名、購入金額、購入者名、販売店名が明記されているもの)
  • 購入した機器の機能が確認できる書類の写し(カタログ、取扱説明書の該当ページなど)
  • 本人確認書類の写し(運転免許証、健康保険証など、氏名と住所が確認できるもの)
  • 振込先口座がわかるものの写し(通帳やキャッシュカードのコピー)

採択されるためのポイントと注意点

この補助金は、要件を満たして正しく申請すれば基本的に採択されます。しかし、いくつか注意すべき点があります。

  • 予算上限に注意:市の予算には限りがあるため、申請期間中であっても予算額に達した時点で受付が終了となります。利用を検討している方は、早めに予約・申請を行いましょう。
  • 書類の不備はNG:申請書の記入漏れや押印忘れ、必要書類の添付漏れは、審査の遅れや不採択の原因となります。提出前に何度も確認しましょう。
  • 対象外機器での申請:前述の通り、警告メッセージ機能のない単なる録音電話機などは対象外です。購入前に必ず対象機器の要件を確認してください。
  • 期限厳守:申請期間(2025年10月31日まで)を過ぎると、いかなる理由があっても受け付けられません。

よくある質問(FAQ)

Q1. どんな電話機が対象になりますか?
A1. 電話をかけてきた相手に「この通話は録音されます」といった警告メッセージを自動で流す機能、または、迷惑電話番号を判別して自動で着信を拒否する機能が付いた固定電話機や外付け装置が対象です。カタログ等に「迷惑電話防止機能」「振り込め詐欺対策」などと記載されていることが多いです。
Q2. 申請は家族が代理で行えますか?
A2. はい、可能です。ただし、申請者(補助を受ける方)は対象要件を満たす高齢者本人となります。申請書の記入や提出をご家族がサポートすることは問題ありません。
Q3. 電話予約の前に購入してしまった機器は対象になりますか?
A3. いいえ、対象になりません。必ず、千葉市消費生活センターへ電話で事前予約をした後に、機器を購入・設置してください。順番を間違えないようにご注意ください。
Q4. インターネット通販で購入した機器も対象ですか?
A4. はい、対象になります。ただし、申請に必要な「購入日、購入品名、購入金額、購入者名、販売店名」が明記された領収書(またはそれに代わる購入証明書)を印刷して提出できることが条件です。
Q5. 申請から補助金が振り込まれるまで、どのくらいかかりますか?
A5. 申請書類に不備がなければ、通常1〜2ヶ月程度で指定の口座に振り込まれます。申請が集中する時期は、さらに時間がかかる場合もあります。

まとめ:今すぐ行動して安心を手に入れよう

今回は、千葉市が実施する「迷惑電話等防止機器設置補助金」について詳しく解説しました。最後に重要なポイントをもう一度おさらいします。

  • 千葉市在住の高齢者世帯が対象。
  • 迷惑電話防止機能付き機器の設置費用を最大10,000円補助(補助率3/4)。
  • 申請には【必須】事前の電話予約が必要。
  • 受付期間は2025年10月31日までですが、予算がなくなり次第終了。

悪質な電話は、いつかかってくるか分かりません。このお得な制度を活用して、一日でも早く対策を講じ、ご自身とご家族の安全で平穏な毎日を守りましょう。

まず、最初に行うことは「電話予約」です!

お問い合わせ・予約先
千葉市消費生活センター
〒260-0045 千葉市中央区弁天1丁目25番1号
電話:043-207-3601~3603(平日8:30~17:30)