詳細情報
物価高騰が続き、日々の食費に悩む大阪府の大学生や若者の皆さんへ朗報です。大阪府では、19歳から22歳の若者を対象に、7,000円相当のお米や食料品を給付する「大阪府大学生等若者への食費支援事業」を実施します。この支援は、申請すれば要件を満たすほとんどの方が受けられる貴重な機会です。この記事では、対象者の条件から、具体的な申請手順、必要書類の注意点まで、誰にでも分かるように徹底的に解説します。申請期間は限られていますので、この記事を読んで今すぐ準備を始めましょう。
この事業のポイント
- 対象年齢の若者一人あたり7,000円相当の食料品を給付
- お米専用クーポンか、食料品セットか選択可能
- 府外の大学に通っていても対象になる可能性あり
- 申請はスマートフォンやPCから簡単にオンラインで完結
大阪府大学生等若者への食費支援事業とは?
まずは、この支援事業の全体像を把握しましょう。どのような目的で、誰が実施しているのかを知ることで、制度への理解が深まります。
事業の目的と背景
この事業は、長期化する物価高騰の影響を強く受けている若者を支援することを目的としています。特に、子育て世帯と同様に経済的な影響を受けやすい大学生年齢層(19歳~22歳)の食生活を支えるために、大阪府が主体となって実施するものです。
実施組織と概要
| 正式名称 | 大阪府大学生等若者への食費支援事業 |
| 実施組織 | 大阪府(福祉部 福祉総務課) |
| 申請受付期間 | 令和7年9月16日(火) 9:00 〜 令和7年12月16日(火) 23:59 |
| クーポン等利用期間 | 令和8年2月14日(土)まで |
給付内容の詳細:7,000円相当の食料品
この事業では、対象者1名につき1回限り、7,000円相当の食料品が給付されます。給付方法は、便利な電子クーポンか、配送される食料品セットの2種類から自分で選ぶことができます。
選べる2つの選択肢
| 選択肢 | 内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| ① お米PAYおおさか (お米クーポン) |
府内の対象店舗で使える7,000円分の電子クーポン。専用アプリ「regionPAY」で利用します。 | 好きなお米(白米、玄米等)を自分で選んで購入できます。 |
| ② その他食料品 | 専用サイトの食品カタログから選んだ7,000円相当の食料品セットが自宅に届きます。 | お米以外の食品や、調理が簡単なレトルト食品などが選べます。 |
あなたは対象?詳細な対象要件をチェック
自分が給付の対象になるか、ここでしっかり確認しましょう。要件は主に「年齢」と「住所」の2つです。
対象要件の詳細
- 年齢要件: 平成15年4月2日から平成19年4月1日までに生まれた者(令和7年度中に19歳~23歳になる学年年齢)
- 住所要件: 申請日において大阪府に居所を有している者、またはこれに準じる者
【重要】府外在住でも対象になるケースとは?
「これに準じる者」という部分がポイントです。これは、例えば「大学は府外だが、実家が大阪府内にあり、週末や夏休みなどの長期休暇に帰省している」といった学生を対象とするための規定です。具体的には、年間で概ね1ヶ月半程度、大阪府内の実家等で生活している場合などが該当します。この場合、申請時に追加の証明書類が必要になります。
申請方法を6ステップで完全ガイド
申請は原則として対象者本人がオンラインで行います。以下のステップに沿って進めれば、スムーズに完了できます。
ステップ1:必要書類の準備
まず、本人確認書類の画像データを用意します。スマートフォンで撮影した写真でOKです。書類不備で最も多いのがマスキング漏れなので、特に注意してください。
- 本人確認書類(いずれか1点)
- マイナンバーカード(表面のみ。個人番号が記載された裏面は不要)
- 運転免許証(裏面に現住所の記載がある場合は裏面も撮影)
- 健康保険証(「記号」「番号」「保険者番号」「二次元コード」を付箋や紙で隠して撮影)
- 住民票(マイナンバーが記載されていないもの)
- 「準じる者」の場合の追加書類
- 実家等が大阪府内にあることを証明できる書類
- 実家の親等との親子関係を証明できる書類(住民票、戸籍謄本など)
ステップ2:申請サイトへアクセス
大阪府の特設サイトから申請ページにアクセスします。申請には「通常申請」と「簡易申請」の2種類があります。
- 簡易申請:過去の『大阪府子ども食費支援事業(第1弾~第3弾)』で給付を受けたことがある方が対象。一部情報の入力が省略できます。
- 通常申請:上記に該当しない、初めて申請する方はこちらから行います。
ステップ3:仮登録とメール確認
申請サイトでメールアドレスを登録します。すぐに本登録用のURLが記載されたメールが届くので、迷惑メールフォルダに入らないよう、ドメイン指定受信設定を確認しておきましょう。
ステップ4:本登録(情報入力と書類アップロード)
メールのURLから本登録ページにアクセスし、氏名、住所、生年月日などの必要情報を入力し、準備した本人確認書類の画像をアップロードします。
ステップ5:審査と給付決定通知
申請内容を大阪府が審査します。審査が完了すると、登録したメールアドレスに給付決定の通知と、給付物品を受け取るための専用サイトのURL、クーポンIDが送られてきます。
ステップ6:給付物品の選択と受け取り
メールで届いた専用サイトにログインし、「お米PAYおおさか」か「その他食料品」のどちらかを選択します。選択後、クーポンのチャージコードが発行されたり、食料品が発送されたりします。この手続きは令和8年2月14日(土)までに行う必要があるので忘れないようにしましょう。
申請をスムーズに進めるための3つのポイント
この事業は要件を満たせば給付されますが、書類の不備などで手続きが遅れることがあります。以下のポイントを押さえて、一度で申請を完了させましょう。
ポイント1:本人確認書類のマスキングを完璧に!
特に健康保険証を提出する場合、「記号」「番号」「保険者番号」「二次元コード」の4点を必ず隠してください。付箋や透けない紙で隠して撮影するのが確実です。氏名や住所など、必要な情報まで隠してしまわないように注意しましょう。
ポイント2:申請は必ず「対象者本人」が行う
この事業は、保護者ではなく対象となる若者本人が申請することが原則です。連絡先のメールアドレスや電話番号も、必ず本人のものを登録してください。
ポイント3:仮登録で終わらせない
メールアドレスを登録しただけでは「仮登録」の状態で、申請は完了していません。必ず届いたメールを開き、本登録手続きを最後まで完了させてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 申請は保護者が代理で行えますか?
A1. 原則として、対象者本人が申請する必要があります。連絡先も本人のものを登録してください。
Q2. 大阪府外の大学に通っていますが、実家が大阪府です。対象になりますか?
A2. はい、対象になる可能性があります。週末や長期休暇などで年間1ヶ月半程度、大阪府内の実家で生活している場合は「準じる者」として申請できます。その際は、実家が府内にあることや親子関係を証明する追加書類が必要です。
Q3. 兄弟で対象者がいる場合、まとめて申請できますか?
A3. いいえ、できません。対象者1名につき1件の申請が必要です。ご兄弟それぞれがご自身の名前で申請してください。
Q4. オンライン申請ができません。どうすればいいですか?
A4. スマートフォンやパソコンをお持ちでないなど、やむを得ない事情がある場合は、コールセンターにご相談ください。紙媒体のクーポンでの対応など、代替手段について案内してもらえます。
Q5. 健康保険証のマスキングを忘れてしまいました。どうなりますか?
A5. 書類不備となり、再申請を求められる可能性が高いです。申請内容の確認メールが届きますので、指示に従って正しい画像を再アップロードしてください。手続きに時間がかかるため、最初の申請時にしっかり確認することが重要です。
まとめ:今すぐ申請準備を始めよう!
「大阪府大学生等若者への食費支援事業」は、物価高に直面する若者にとって非常にありがたい制度です。最後に重要なポイントをもう一度確認しましょう。
- 対象者:平成15年4月2日~平成19年4月1日生まれで、大阪府に居所がある(または準じる)方
- 給付内容:7,000円相当のお米クーポンまたは食料品セット
- 申請期間:令和7年9月16日(火)~12月16日(火)
- 申請方法:原則オンラインで対象者本人が申請
申請期間は3ヶ月ありますが、忘れないうちに早めに手続きを済ませることをお勧めします。不明な点があれば、下記のコールセンターに問い合わせてみましょう。
お問い合わせ先
大阪府大学生等若者食費支援事業コールセンター
電話番号:0120-265-095
受付時間:9:00〜18:00 (日祝日除く) ※申請期間終了後は平日のみ
公式サイトで最新情報を確認の上、申請手続きを進めてください。