詳細情報
島しょ地域の観光関連施設や島内交通のバリアフリー化を支援する「島しょ地域のバリアフリー観光整備支援補助金」が2025年も実施されます。高齢者や障害のある方が安心して観光を楽しめる環境づくりを応援するこの制度は、観光事業者にとって大きなチャンスです。最大1500万円の補助金を利用して、施設のバリアフリー化を進めませんか?
助成金の概要
正式名称:島しょ地域のバリアフリー観光整備支援補助金
実施組織:東京都、公益財団法人東京観光財団
目的・背景:高齢者や障害者を含むすべての観光客が、島しょ地域を快適に楽しめるよう、観光関連施設や交通機関のバリアフリー化を促進することを目的としています。東京の島しょ地域における観光振興と、多様なニーズに対応できる観光地の実現を目指します。
対象者の詳細:東京都の島しょ地域(大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ヶ島村、小笠原村)に所在する観光関連事業者(飲食店、小売店、観光施設、旅客自動車運送事業者、自家用自動車有償貸渡業者、宿泊施設、ツアーガイド事業者)が対象です。
島しょ地域とは
この補助金における「島しょ地域」とは、以下の東京都内の地域を指します。
- 大島町
- 利島村
- 新島村
- 神津島村
- 三宅村
- 御蔵島村
- 八丈町
- 青ヶ島村
- 小笠原村
助成金額・補助率
補助対象となる事業によって、補助率と補助限度額が異なります。以下に詳細を示します。
| 補助対象 | 補助率 | 補助限度額 |
|---|---|---|
| 施設のバリアフリー化 | 5分の4以内 | 1,500万円(うち備品購入は200万円まで、実施設計は100万円まで) |
| 車両のバリアフリー化 | 10分の10以内 | 1台あたり40万円(車椅子用リフト装置導入の場合は150万円) |
計算例:
- 施設のバリアフリー化に1000万円の費用がかかる場合、最大で800万円の補助金が支給されます。
- 車椅子用リフト装置付き車両の導入に200万円の費用がかかる場合、最大で150万円の補助金が支給されます。
対象者・条件
この補助金の対象となるのは、以下の条件を満たす事業者です。
- 東京都の島しょ地域に事業所を有すること
- 観光関連事業を営んでいること(飲食店、小売店、観光施設、旅客自動車運送事業者、自家用自動車有償貸渡業者、宿泊施設、ツアーガイド事業者)
- バリアフリー化に関する計画を有し、その実施が見込まれること
具体的な対象例:
- 飲食店:車椅子対応のトイレを設置する飲食店
- 小売店:スロープを設置し、店内を広くする土産物店
- 観光施設:バリアフリー対応の展示スペースを設ける博物館
- 宿泊施設:車椅子利用者が利用しやすい客室を増やすホテル
- ツアーガイド事業者:車椅子利用者も参加できるツアーを企画する事業者
補助対象経費
補助の対象となる経費は、バリアフリー化を推進するために必要な施設整備、備品購入、実施設計、車両導入に係る経費です。
- 施設のバリアフリー化:スロープ設置、手すり設置、多目的トイレ設置、段差解消工事、案内表示の改善など
- 備品購入:車椅子、点字案内板、音声案内装置、筆談ボードなど
- 実施設計:バリアフリー化工事の設計費用
- 車両のバリアフリー化:車椅子リフト付き車両の導入、スロープ付き車両の導入など
対象外経費:
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申請方法・手順
申請は郵送または電子申請システム(JGrants)で行います。
ステップバイステップの詳細手順:
- 申請書類の準備
- 申請書類の提出(郵送またはJGrants)
- 審査
- 交付決定
- 事業の実施
- 実績報告
- 補助金の支払い
必要書類の完全リスト:
- 申請書(第1号様式または第13号様式)
- 補助事業計画書(第1号様式別紙1または第13号様式別紙1)
- 委任状(第1号様式別紙2)※必要に応じて
- 誓約書(第2号様式または第14号様式)
- 同意書(第3号様式)
- 交付申請額算出内訳(第13号様式別紙1)
- 補助車両価格内訳(第13号様式別紙2)
- その他、必要に応じて書類の提出が求められる場合があります。
申請期限・スケジュール:
令和7年5月28日(水曜日)から令和8年3月31日(火曜日)まで【当日消印有効】
※郵送は当日消印有効、J Grantsは3月31日(火曜日)17時締切です。
オンライン/郵送の詳細:
- 郵送:〒163-0915 東京都新宿区西新宿二丁目3番1号 新宿モノリス15階(公財)東京観光財団 観光産業振興部 観光インフラ整備課「令和7年度島しょ地域のバリアフリー観光整備支援補助金」担当者 宛
- 電子申請:JGrants(デジタル庁が提供する電子申請システム)を利用。GビズIDプライムアカウントが必要。
採択のポイント
採択されるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
- バリアフリー化の必要性と効果を具体的に示す
- 計画の実現可能性と継続性を示す
- 地域の観光振興に貢献する可能性を示す
審査基準:
東京都福祉のまちづくり条例施設整備マニュアル(建築物編)を準用
申請書作成のコツ:
- 計画の具体性と実現可能性を強調する
- 図や写真を用いて、計画の内容をわかりやすく説明する
- バリアフリー化によって得られる効果を定量的に示す
よくある質問(FAQ)
- Q: 補助金の申請は初めてですが、申請できますか?
A: はい、初めての方でも申請できます。申請に関する相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。 - Q: 補助対象となる経費はどのようなものですか?
A: 施設のバリアフリー化、備品購入、実施設計、車両導入に係る経費が対象となります。 - Q: 申請に必要な書類は何ですか?
A: 申請書、補助事業計画書、委任状(必要な場合)、誓約書、同意書などが必要です。 - Q: 申請期限はいつですか?
A: 令和8年3月31日(火曜日)までです。郵送の場合は当日消印有効、J Grantsは17時締切です。 - Q: 補助金の交付決定はいつ頃になりますか?
A: 審査の結果、交付決定までには時間がかかる場合があります。詳細はお問い合わせください。
まとめ・行動喚起
島しょ地域のバリアフリー観光整備支援補助金は、観光関連事業者の皆様にとって、バリアフリー化を推進する絶好の機会です。この補助金を活用して、より多くの観光客が快適に楽しめる島しょ地域を実現しましょう。
次に行うべきアクション:
- 東京観光財団の公式サイトで詳細を確認する
- 申請書類をダウンロードして準備を始める
- 不明な点があれば、事務局に問い合わせる
問い合わせ先:
(公財)東京観光財団 観光産業振興部 観光インフラ整備課
E-mail:safestay@tcvb.or.jp
電話:03-5579-8463(受付時間:9 時~17 時 ※土・日・祝日・12/29~1/3 を除く)