詳細情報
稲沢市では、高度先端産業の発展を支援するため、中小企業者向けの「21世紀高度先端産業立地補助金」を提供しています。この補助金は、工場等の新設や増設を行う企業に対し、最大10億円の資金援助を行うことで、地域経済の活性化を目指しています。高度先端産業への進出や事業拡大を検討している中小企業にとって、見逃せないチャンスです。ぜひこの機会に、稲沢市での事業展開をご検討ください。
稲沢市21世紀高度先端産業立地補助金の概要
正式名称：稲沢市21世紀高度先端産業立地補助金
実施組織：稲沢市
目的・背景：この補助金は、稲沢市内の産業構造の高度化と地域経済の活性化を目的としています。高度先端産業に係る工場の新設または増設を行う中小企業者を支援し、市内における先端的企業の育成を図ります。
対象者の詳細：市内において高度先端産業に該当する事業を営む中小企業者で、愛知県21世紀高度先端産業立地補助金に採択されることが条件となります。高度先端産業とは、健康長寿関連、環境・新エネルギー関連、航空宇宙関連、先端素材関連、ナノテクノロジー関連、バイオテクノロジー関連、情報通信関連等の分野を指します。
補助金の種類
- 高度先端産業立地補助金
- 雇用促進補助金
助成金額・補助率
高度先端産業立地補助金：中小企業者（みなし大企業は除く）の工場の新設等の固定資産取得費用の10％（機械および装置の設置のみの場合5％）以内。みなし大企業に該当する場合は8％（4％）以内。いずれも限度額10億円。
雇用促進補助金：新規常用雇用者を操業日後1年以上継続して雇用した場合、雇用者数に30万円を乗じて得た額。さらに1年以上継続した雇用者数にも30万円を乗じて得た額が加算されます。限度額は1,500万円。
計算例：
- 固定資産取得費用が5億円の場合、高度先端産業立地補助金は最大5,000万円となります（中小企業者の場合）。
- 新規常用雇用者を10人雇用し、1年以上継続して雇用した場合、雇用促進補助金は300万円となります。さらに1年以上継続した場合、追加で300万円、合計600万円となります。
| 補助金の種類 | 補助率 | 限度額 |
|---|---|---|
| 高度先端産業立地補助金 | 10% (機械装置のみ5%)、みなし大企業8%(4%) | 10億円 |
| 雇用促進補助金 | 新規常用雇用者1人あたり30万円（最大2年） | 1,500万円 |
対象者・条件
この補助金の対象となるのは、以下の条件を満たす中小企業者です。
- 稲沢市内に事業所を有すること。
- 高度先端産業に該当する事業を営むこと（健康長寿関連、環境・新エネルギー関連、航空宇宙関連、先端素材関連、ナノテクノロジー関連、バイオテクノロジー関連、情報通信関連等）。
- 愛知県21世紀高度先端産業立地補助金に採択されること。
- 高度先端産業立地補助金の場合、固定資産取得費用の合計額が2億円以上（土地を除く）であること。
- 高度先端産業立地補助金の場合、新設等に伴う常用雇用者数が5人以上増加すること。
- 雇用促進補助金の場合、新設等に伴う新規常用雇用者を操業日後1年以上継続して雇用すること。
具体例：
- 環境関連技術を持つ中小企業が、稲沢市内に新たな工場を建設し、太陽光パネルの製造を開始する場合。
- 情報通信関連の中小企業が、稲沢市内の既存工場を増設し、AI技術の研究開発を行う場合。
- 健康長寿関連の中小企業が、稲沢市内に新たな拠点を設け、健康食品の製造を行う場合。
補助対象経費
補助対象となる経費は、以下の通りです。
- 工場等の新設または増設に係る固定資産取得費用（土地を除く）。
- 機械装置の設置費用。
対象外経費：
- 土地の取得費用。
- 既存設備の改修費用。
- その他、稲沢市が対象外と認める経費。
具体例：
- 新工場建設のための建材費、建設工事費。
- 製造設備の購入費、設置工事費。
- 研究開発設備の購入費、設置工事費。
申請方法・手順
申請は以下の手順で行います。
- まず、愛知県21世紀高度先端産業立地補助金の認定を受ける必要があります。
- 次に、稲沢市に対して事業認定申請を行います（工事着手の30日前まで）。
- 事業認定後、工事に着手します。
- 操業開始後、交付申請を行います（操業日から起算して1年以内）。
必要書類：
- 補助金認定申請書
- 補助金交付申請書
- 補助金交付請求書
- 工事着手届
- 工事完了届
- 操業開始届
- その他、稲沢市が必要と認める書類
申請期限・スケジュール：
- 工事着手の30日前までに事業認定申請が必要です。
- 交付申請は、操業日から起算して1年以内に行う必要があります。
申請方法：
申請は、稲沢市役所 経済環境部 商工観光課 企業立地推進室（商工観光課）にて受け付けています。申請書類は、稲沢市の公式ウェブサイトからダウンロードできます。
採択のポイント
採択されるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
- 事業計画の具体性と実現可能性を示すこと。
- 稲沢市の産業振興に貢献する可能性を示すこと。
- 雇用創出効果を示すこと。
- 財務状況の健全性を示すこと。
審査基準：
審査は、事業計画の内容、地域経済への貢献度、雇用創出効果、財務状況などを総合的に評価して行われます。
採択率の情報：
具体的な採択率は公表されていませんが、事業計画の質が重要であることは間違いありません。
申請書作成のコツ：
- 事業計画は具体的に、数値目標を明確に記載する。
- 稲沢市の産業振興にどのように貢献できるかを具体的に説明する。
- 雇用創出効果を具体的に示す。
- 財務状況を客観的に示す。
よくある不採択理由：
- 事業計画が不明確である。
- 地域経済への貢献度が低いと判断された。
- 雇用創出効果が低いと判断された。
- 財務状況が不安定である。
よくある質問（FAQ）
- Q: 補助金の対象となる高度先端産業とは具体的にどのような分野ですか？
A: 健康長寿関連、環境・新エネルギー関連、航空宇宙関連、先端素材関連、ナノテクノロジー関連、バイオテクノロジー関連、情報通信関連等の分野が対象となります。
- Q: 愛知県の補助金に採択される前に、稲沢市の補助金に申請できますか？
A: いいえ、稲沢市の補助金の交付対象となるには、愛知県21世紀高度先端産業立地補助金交付要綱に基づく愛知県知事の認定を受ける必要があります。
- Q: 補助金の申請はオンラインでできますか？
A: 申請は、稲沢市役所 経済環境部 商工観光課 企業立地推進室（商工観光課）にて受け付けています。オンライン申請の可否については、直接お問い合わせください。
- Q: 補助金交付後、交付要件を満たさなくなった場合はどうなりますか？
A: 操業開始後、交付要件を満たさなくなった場合等、補助金返還の対象となります。
- Q: 他の奨励措置との重複申請は可能ですか？
A: 同一事業において、他の奨励措置との重複申請はできません。
まとめ・行動喚起
稲沢市21世紀高度先端産業立地補助金は、高度先端産業への進出や事業拡大を目指す中小企業にとって、非常に魅力的な支援制度です。最大10億円の資金援助を受けることで、新たな事業展開を加速させることができます。申請を検討されている方は、まず愛知県の補助金に申請し、認定を受けることが重要です。その後、稲沢市への事業認定申請を行い、着実に手続きを進めていきましょう。
次に行うべきアクション：
- 愛知県21世紀高度先端産業立地補助金の情報を確認する。
- 稲沢市役所 経済環境部 商工観光課 企業立地推進室（商工観光課）に問い合わせる。
- 申請書類をダウンロードし、準備を始める。
問い合わせ先：
稲沢市役所 経済環境部 商工観光課 企業立地推進室（商工観光課）
愛知県稲沢市稲府町1番地
電話: 0587-32-1346
ファクス: 0587-32-1240