詳細情報
健康診断は、病気の早期発見と予防に不可欠です。しかし、費用が気になる方もいるでしょう。そこで、青梅市、府中市、品川区では、住民の健康をサポートするために、人間ドック受診料の一部を助成する制度を設けています。これらの助成金を活用すれば、自己負担を抑えつつ、充実した健康チェックを受けることができます。この記事では、各自治体の助成制度の概要、申請方法、注意点などを詳しく解説します。ぜひ、この機会に人間ドックを受診し、健康な毎日を送りましょう。
人間ドック受診料助成金の概要
青梅市人間ドック受診料助成事業
正式名称: 青梅市人間ドック受診料助成事業
実施組織: 青梅市健康課
目的・背景: 市民の健康増進と疾病の早期発見を目的として、人間ドック受診料の一部を助成します。
対象者: 受診日当日30歳以上で、青梅市国民健康保険または後期高齢者医療制度の被保険者(保険税・保険料の滞納がない方)。
府中市人間ドック受診費用助成制度
正式名称: 府中市人間ドック受診費用助成制度
実施組織: 府中市健康推進課
目的・背景: 市民の健康保持及び増進を図るため、人間ドック受診費用の一部を助成します。
対象者: 受診日及び助成申請日において20歳以上の府中市民であること。
品川区人間ドック受診助成事業
正式名称: 品川区人間ドック受診助成事業
実施組織: 品川区国保医療年金課
目的・背景: 生活習慣病その他の疾病の予防および早期発見を助成することで、品川区国民健康保険および後期高齢者医療制度加入者の健康の保持増進につなげるため。
対象者: 人間ドック受診日時点で、品川区国民健康保険または後期高齢者医療制度に加入している方、人間ドック受診日の属する年度末時点で40歳以上の方など。
助成金額・補助率
青梅市
助成金額は一律20,000円です。自己負担額は、人間ドック受診料から助成金額を差し引いた金額を医療機関に支払います。
府中市
受診料の2分の1で、1万円を上限に助成されます。市が指定する検査項目以外は受診料に含まれません。
品川区
上限8,000円まで助成されます。受診日の属する年度において1回のみ申請可能です。
| 自治体 | 助成金額 |
|---|---|
| 青梅市 | 20,000円 |
| 府中市 | 上限10,000円(受診料の1/2) |
| 品川区 | 上限8,000円 |
対象者・条件
青梅市
- 受診日当日30歳以上であること
- 青梅市国民健康保険または後期高齢者医療制度の被保険者であること
- 保険税・保険料の滞納がないこと
府中市
- 受診日及び助成申請日において20歳以上の府中市民であること
- 国内の1か所の医療機関などで受診していること
- 受診した人間ドックの検査項目に、市が指定する検査項目がすべて含まれていること
- 加入している健康保険組合やその他の助成制度、割引サービス、特別価格等での利用をせず、全額自己負担で受診していること
- 申請日において納期が到来している市税を完納していること
品川区
- 人間ドック受診日時点で、品川区国民健康保険または後期高齢者医療制度に加入していること
- 人間ドック受診日の属する年度末時点で40歳以上であること
- 同一年度内に国保基本健診または後期高齢者健康診査を受診しないこと
- 申請日までに納期限の到来した保険料を完納していること
- 人間ドックの受診結果を提出できること
- 100%自己負担で人間ドックを受診した方
補助対象経費
青梅市
人間ドックの受診料が対象となります。ただし、「人間ドック」という一連の検査を受ける必要があり、ご自身の判断で一部の検査を受けない場合は、助成の対象外となります。
府中市
府中市が指定する検査項目がすべて含まれている人間ドックが対象です。指定項目は以下の通りです。
- 内科診察(問診・診察)
- 身体計測(身長・体重測定)
- 循環器系検査(血圧・心電図)
- 呼吸器系検査(胸部X線検査)
- 消化器系検査(上部消化管X線または胃内視鏡検査・便潜血)
- 超音波検査(腹部超音波検査)
- 血液検査
- 尿検査
- 目の検査(視力・眼底または眼圧)
- 耳の検査(聴力)
品川区
下記の検査項目がすべて含まれる人間ドックが対象です。
- 計測(身長、体重、腹囲※、血圧)※腹囲は受診日時点で75歳未満の方のみ対象
- 血液検査(血清トリグリセライド(中性脂肪)、HDLコレステロール、LDLコレステロール、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GT(γ-GTP)、血糖(空腹時血糖またはヘモグロビンA1c(HbA1c))
- 尿検査(蛋白、糖)
- 医師の判断(医師の所見または医師の総合所見)
申請方法・手順
青梅市
- 指定医療機関に「青梅市人間ドック助成金制度を利用する」旨を伝え、受診予約をしてください。
- 指定医療機関で予約完了後、健康センターへ人間ドック助成金の申請をお願いします。その場で「助成金利用券」をお渡しします。
- 受診日当日、助成金利用券とマイナ保険証もしくは有効な国民健康保険証、または資格確認書を指定医療機関にご提出ください。
必要な持ち物: マイナ保険証や有効な国民健康保険証もしくは後期高齢者医療被保険者証、または資格確認書、令和7年度中に40歳以上となる方は、青梅市国民健康保険もしくは後期高齢者医療健康診査受診券
府中市
府中市保健センター窓口に直接申請してください。
必要な書類:
- 人間ドック受診料助成金交付申請書
- 請求書兼支払口座振替依頼書
- 人間ドックを受診した医療機関によって発行された領収書の原本
- 助成対象の人間ドックの受診結果の原本
- 申請者本人の確認書類(健康保険証等)
申請期間: 受診日の翌日から1年以内
品川区
窓口、郵送、または電子申請で手続きが可能です。
窓口申請: 国保医療年金課保険事業係(本庁舎4階3番窓口)
郵送申請: 〒140-8715 品川区広町2-1-36 品川区役所 国保医療年金課保険事業係 人間ドック受診助成担当
電子申請: 品川区電子申請サービス
必要な書類:
- 交付申請書
- 本人確認書類(被保険者証、マイナバーカードまたは資格確認書のいずれか)の写し
- 受診結果の写し
- 受診料の領収書の写し
申請期限: 受診日の翌日から起算して1年以内
採択のポイント
人間ドック助成金の採択は、各自治体の定める要件を満たしているかどうかが重要です。申請書類に不備がないか、対象者であるか、必要な検査項目が含まれているかなどを事前に確認しましょう。また、申請期限を守ることも大切です。
よくある質問(FAQ)
- Q: 助成金はいつもらえますか?
A: 各自治体によって異なります。申請後、審査を経て指定の口座に振り込まれます。 - Q: 複数の自治体の助成金を併用できますか?
A: いいえ、できません。 - Q: 申請に必要な書類はどこで入手できますか?
A: 各自治体の公式サイトからダウンロードできます。 - Q: 人間ドックの検査項目は自分で選べますか?
A: 各自治体が指定する必須項目があります。 - Q: 助成金を受けられる回数に制限はありますか?
A: 年度ごとに1回のみです。
まとめ・行動喚起
青梅市、府中市、品川区の人間ドック受診料助成金は、住民の健康をサポートする大変有益な制度です。対象となる方は、ぜひこの機会に人間ドックを受診し、ご自身の健康状態を確認しましょう。申請方法や必要な書類など、詳細は各自治体の公式サイトでご確認ください。健康な毎日を送るために、積極的に助成金を活用しましょう。
お問い合わせ先:
青梅市健康課: 0428-23-2191
府中市健康推進課: 042-368-5311
品川区国保医療年金課: 03-5742-6675