埼玉県上尾市にお住まいの方、または市内で事業を営む事業者様に朗報です。上尾市では、地球温暖化対策の一環として、太陽光発電システムや電気自動車(EV)などの再生可能エネルギー・省エネルギー設備を導入する方々を支援する「令和7年度 上尾市再エネ・省エネ対策推進奨励金」を実施します。この制度を活用すれば、最大30万円の奨励金を受け取ることができ、環境に配慮しながら初期費用を大幅に抑えることが可能です。この記事では、制度の概要から対象機器、申請方法、採択されるためのポイントまで、誰にでも分かりやすく徹底的に解説します。申請は先着順となりますので、導入を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

この奨励金のポイント

  • 上尾市民および市内事業者が対象
  • 太陽光発電、蓄電池、EV、エネファームなど多彩な機器が対象
  • 燃料電池自動車(FCV)なら最大30万円を交付
  • 申請は令和7年5月1日から先着順で受付開始
  • 予算がなくなり次第終了のため、早めの準備が重要!

奨励金の概要

まずは、本奨励金制度の基本的な情報について確認しましょう。

正式名称 令和7年度 上尾市再エネ・省エネ対策推進奨励金
実施組織 上尾市(担当:ゼロカーボン推進室)
目的・背景 市民や事業者が自主的に行う再生可能エネルギー・省エネルギー活動を支援することで、市全体の温室効果ガス排出量を削減し、「ゼロカーボンシティ」の実現を目指すことを目的としています。
受付期間 令和7年5月1日(木)~ 令和8年3月31日(月)必着

【重要】先着順・予算上限あり
この奨励金は先着順で受け付けられ、市の予算額(令和7年度は26,090,000円)に達した時点で受付が終了となります。申請を検討している方は、早めに準備を進め、公式サイトで最新の予算状況を確認することをおすすめします。

奨励金額・対象機器

奨励金の額は、導入する機器によって異なります。奨励金額は、「各機器の上限額」または「購入・設置費用の1/2」のいずれか低い方の金額となります(100円未満切り捨て)。

対象機器と上限額一覧

対象機器 上限額 備考
太陽光発電システム 90,000円 1kWあたり20,000円
家庭用蓄電池システム 50,000円 太陽光パネルの設置が条件
家庭用燃料電池(エネファーム) 50,000円
ハイブリッド給湯機 30,000円
おひさまエコキュート 50,000円 太陽光パネルの設置が条件
電気自動車 (★) 50,000円 法人・個人事業主も対象
燃料電池自動車 (★) 300,000円 法人・個人事業主も対象
電動バイク (★) 10,000円 法人・個人事業主も対象
普通充電設備・V2H充放電設備 (★) 50,000円 法人・個人事業主も対象

(★):法人・個人事業主も申請が可能な機器

計算例

  • 例1:太陽光発電システム(3.25kW)を設置した場合
    出力数は小数点第2位以降を切り捨てて計算します。
    3.2kW × 20,000円/kW = 64,000円
    上限額90,000円の範囲内なので、奨励金額は64,000円となります。
  • 例2:費用8万円のハイブリッド給湯機を設置した場合
    購入費用の1/2は、80,000円 ÷ 2 = 40,000円。
    上限額は30,000円です。
    この場合、いずれか低い方の金額が適用されるため、奨励金額は30,000円となります。

対象者・交付要件

奨励金を受け取るためには、対象者の要件と交付要件の両方を満たす必要があります。

対象者

  • 【個人】: 上尾市内に住所を有し、かつ居住している方
  • 【法人】: 上尾市内に事業所を有する法人
  • 【個人事業主】: 上尾市内で事業を営む個人
  • 【共通要件】: 申請時点において、市税(市民税、法人市民税、固定資産税など)を滞納していないこと。

交付要件

  • 令和7年4月1日以降に購入・設置し、令和8年3月31日までに申請手続きが完了すること。
  • 自己の家庭用または事業用に購入・設置したものであること。
  • 対象機器が自作品や中古品でないこと。
  • 同一年度内において、一機器につき1回、かつ一世帯(一事業者)につき3つまで申請可能。

申請方法・手順

申請は、対象機器の購入・設置が完了した後に行います。以下のステップで進めてください。

  1. 対象機器の購入・設置
    令和7年4月1日以降に、対象となる新品の機器を購入し、設置を完了させます。
  2. 必要書類の準備
    後述する「必要書類一覧」を参考に、すべての書類を漏れなく揃えます。特に「市税に未納がないことの証明書」は取得に時間がかかる場合があるので早めに準備しましょう。
  3. 申請書兼請求書の記入
    上尾市の公式サイトから最新の様式をダウンロードし、必要事項を記入します。
  4. 窓口または郵送で申請
    すべての書類が揃ったら、上尾市役所の窓口に直接提出するか、郵送で提出します。

提出先

  • 直接申請: 上尾市役所 本庁舎5階 環境政策課ゼロカーボン推進室 窓口(平日8:30~17:00)
  • 郵送: 〒362-8501 上尾市本町三丁目1番1号 環境政策課ゼロカーボン推進室 宛て

必要書類一覧

申請には多くの書類が必要です。公式サイトのチェックシートを活用し、不備がないか必ず確認してください。

  • 【全員共通】
    • 上尾市再エネ・省エネ対策推進奨励金交付申請書兼請求書(第1号様式)
    • 領収書の写し(但し書きに対象機器名が記載されているもの。内訳書も可)※ローン等の場合は販売証明書
  • 【納税証明関連】※申請者によって異なります
    • 個人の場合: 「市税に未納がないことの証明書」(原本)など
    • 法人の場合: 「法人市民税に未納がないことの証明書」、「法人の登記事項証明書」、「事業証明書(法人)」
    • 個人事業主の場合: 「市税に未納がないことの証明書」と「確定申告書の第一表のコピー」
  • 【業者代行の場合】
    • 委任状
    • 代行業者の名刺
  • 【対象機器ごとに必要な書類】
    • 太陽光発電: 設置状況の写真、発電出力が分かる書類(電力受給契約申込書など)
    • 蓄電池・エネファーム等: 保証書のコピー、設置状況の写真
    • 電気自動車等: 自動車検査証のコピー、自動車検査証記録事項のコピー

採択のポイント

この奨励金は審査で優劣をつけるものではなく、要件を満たした申請を先着順で受け付けるものです。したがって、採択されるためには以下の点が非常に重要になります。

ポイント1:とにかく早く申請する

最大のポイントはスピードです。予算が上限に達すると、期間内であっても受付は終了してしまいます。機器の導入を決めたら、速やかに書類準備に取り掛かり、受付開始後できるだけ早いタイミングで申請を完了させましょう。

ポイント2:書類の不備をなくす

よくある不採択(返送)理由は書類の不備です。郵送申請で不備があった場合、書類は一度返送され、再提出が必要になります。その間に予算が尽きてしまうリスクもあります。提出前には、公式サイトにある「チェックシート」を使って、記入漏れや添付書類の不足がないか、何度も確認してください。

ポイント3:写真や書類の要件を確認する

機器の写真は「型式名が判別できるもの」など、細かな指定があります。領収書も但し書きに品名が記載されているか、内訳書があるかなど、要件を満たしているか確認が必要です。要件を満たさない書類は受理されないため、事前にしっかりと確認しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. いつ購入・設置したものが対象ですか?
A1. 令和7年4月1日(火曜日)以降に購入・設置したものが対象です。それ以前のものは対象外となります。
Q2. 申請はいつからできますか?
A2. 令和7年5月1日(木曜日)から受付を開始します。購入・設置後、速やかに申請してください。
Q3. 中古品や自作の設備は対象になりますか?
A3. いいえ、対象外です。新品の機器を購入・設置した場合のみ対象となります。
Q4. ローンで購入した場合、領収書がありません。どうすればいいですか?
A4. 販売店に依頼して「販売証明書」を作成してもらい、提出してください。公式サイトに様式があります。
Q5. 複数の機器を申請することはできますか?
A5. はい、可能です。同一年度内において、一世帯または一事業者につき3つの機器まで申請することができます。ただし、同じ種類の機器を複数申請することはできません。

まとめ・お問い合わせ

「令和7年度 上尾市再エネ・省エネ対策推進奨励金」は、上尾市で環境に優しい設備を導入する絶好の機会です。最後に重要なポイントを再確認しましょう。

  • 先着順! 予算がなくなり次第終了なので、スピードが命です。
  • 書類準備は完璧に! 公式サイトのチェックシートを活用し、不備を防ぎましょう。
  • 対象期間を確認! 令和7年4月1日以降の購入・設置が対象です。

この機会を最大限に活用し、お得にエコな暮らしや事業運営をスタートさせましょう。不明な点があれば、下記の担当窓口へ直接問い合わせることをお勧めします。

お問い合わせ先

上尾市 ゼロカーボン推進室
住所: 〒362-8501 上尾市本町3-1-1 本庁舎 5階
電話: 048-775-7308
FAX: 048-775-9872
公式サイト: https://www.city.ageo.lg.jp/page/386012.html