詳細情報
「太陽光発電や蓄電池を設置したいけど、初期費用が高い…」とお悩みの春日部市民の皆様に朗報です。春日部市では、地球温暖化対策の一環として、個人住宅への太陽光発電設備や蓄電池の設置費用を補助する制度を実施しています。この制度を活用すれば、お得にクリーンエネルギーを導入し、電気代の削減や災害時の備えを強化できます。令和7年度は、申請方法が完全電子化されたり、補助金が銀行振込になるなど、重要な変更点があります。この記事では、令和7年度春日部市個人住宅向け太陽光・蓄電池補助金の概要から、対象条件、申請手順、必要書類まで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。予算には限りがあり、先着順で受付が終了するため、早めの準備が成功のカギです。ぜひ最後までご覧いただき、賢く補助金を活用してください。
この補助金のポイント
- 春日部市民の個人住宅が対象
- 太陽光発電設備と蓄電池の新規設置を支援
- 申請は完全電子申請のみ(市役所窓口不可)
- 補助金は指定口座への振込形式に変更
- 予算がなくなり次第終了の先着順
- 工事着工前の申請が必須!
補助金の概要|令和7年度の変更点もチェック
まずは、補助金制度の全体像を把握しましょう。この補助金は、国の「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」を財源としており、春日部市が市民のクリーンエネルギー導入を後押しするために実施しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 令和7年度春日部市個人住宅における太陽光発電設備・蓄電池設置補助金 |
| 実施組織 | 春日部市(環境政策課) |
| 目的 | 地球温暖化防止の取り組みの一環として、再生可能エネルギーの導入を促進する |
| 財源 | 環境省「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」 |
現在の予算執行状況(令和7年10月22日時点)
この補助金は予算の上限が定められており、申請額が予算に達した時点で受付終了となります。定期的に公式サイトで更新される執行状況を確認し、早めに申請準備を進めましょう。
| 種類 | 予算額 | 予算残高 | 執行率 |
|---|---|---|---|
| 太陽光発電設備 | 21,350,000円 | 15,010,000円 | 29.7% |
| 蓄電池 | 20,000,000円 | 12,760,000円 | 36.2% |
補助金額と対象設備
補助金額について
令和7年度の補助金額は、お住まいの地域(重点区域かどうか)によって上限額が異なります。これは、市が特に脱炭素化を推進したいエリアを手厚く支援する目的があるためです。ご自身の住所がどの区域に該当し、いくら補助されるのかを、必ず公式サイトのPDFで確認してください。
【重要】補助金額の確認は必須です!
申請前に、春日部市公式サイトにある「交付金額と重点区域」のPDFファイルを必ずダウンロードし、ご自宅の住所と照らし合わせて補助上限額を確認してください。申請書類に記載する金額を間違えると、手続きが遅れる原因になります。
補助対象となる設備
補助の対象となるには、設備が以下の要件をすべて満たす必要があります。
- 契約日:令和7年4月1日以降に契約する設備であること。
- 対象住宅:既存住宅、建築予定住宅のどちらに設置しても対象です。
- 蓄電池の条件:蓄電池のみの設置は対象外です。必ず太陽光発電設備と同時に新規設置する必要があります。
- 国の要件:国の交付金実施要領に定められた仕様や規格を満たす必要があります。詳細は市の公式サイトから国の実施要領PDFを確認してください。
対象者と重要な注意点
補助対象者の条件
以下のすべての条件を満たす方が対象となります。
- 対象となる住宅に居住している、または実績報告時までに居住する予定であること。
- 対象となる住宅を所有している、または所有する予定であること。
- 市税の滞納がないこと。
- 住宅や土地に自分以外の所有者がいる場合、すべての所有者から設備設置の同意を得ていること。
【最重要】補助金申請の注意点
1. 国の補助金との併用はできません
この補助金は国の財源で実施されているため、国の他の補助事業や、同じく国庫金を財源とする他の自治体(埼玉県など)の補助金との併用はできません。どちらか一方を選択する必要がありますのでご注意ください。
2. 必ず工事着工前に申請してください
補助金の交付決定通知を受け取る前に工事を開始(着工)した場合、補助金の対象外となります。契約後、必ず市の交付決定を待ってから工事を始めてください。
申請方法と手順(完全ガイド)
令和7年度から申請は電子申請のみとなりました。市役所窓口や郵送での受付は行っていませんので、ご注意ください。申請は「交付申請」と「実績報告」の2段階で行います。
ステップ1:交付申請(工事着工前)
申請期間:令和7年5月1日(木)~ 令和7年12月26日(金)まで(必着)
工事を開始する前に、以下の書類を準備して電子申請システムから申請します。工事予定日まで十分に余裕をもって申請してください。
| 必要書類 | 備考 |
|---|---|
| 交付申請書(様式第1号) | 公式サイトからダウンロード |
| 申請者の住民票の写し | 市役所、コンビニ等で取得 |
| 令和6年度分の市民税納税証明書 or 非課税証明書 | 市役所で取得 |
| 交付申請書添付書類確認票(様式第2号) | 公式サイトからダウンロード |
| 事業計画書(様式第3号) | 公式サイトからダウンロード(5/2差替版を使用) |
| 工事請負契約書等の写し | 収入印紙が貼付されたもの |
| 経費の内訳書(契約書に記載がない場合) | 設置業者に依頼 |
| 設備の仕様がわかるカタログ等の写し | 設置業者に依頼 |
| 対象住宅の案内図 | 地図のコピー等 |
| 対象住宅の登記事項証明書 | 法務局で取得 |
ステップ2:実績報告(工事完了後)
最終提出期限:令和8年2月20日(金)まで(必着)
工事が完了し、業者への支払いが済んだら、速やかに実績報告を電子申請で行います。この期限を過ぎると、いかなる理由があっても補助金は交付されません。
- 実績報告書兼請求書(様式第8号)
- 実績報告書添付書類確認表(様式第9号)
- 対象設備の設置に係る領収書の写し
- 領収内訳書(様式第10号)または内訳が分かる書類
- 対象設備の保証書の写し
- 電力会社との接続契約を証する書類の写し(太陽光の場合)
- 対象設備の設置後のカラー写真
- 対象住宅全体の写真(建築予定住宅だった場合)
- 対象住宅の所有者を確認できる書類(申請時と変更ない場合は不要)
- 交付決定者の住民票の写し(申請時と変更ない場合は不要)
- 振込先の口座情報が分かる書類(通帳のコピー等)
書類の提出から補助金の振込までは、約1か月程度かかる見込みです。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 蓄電池だけを設置したいのですが、補助金の対象になりますか?
- A1. いいえ、対象になりません。令和7年度の制度では、蓄電池は太陽光発電設備と同時に新規で設置する場合のみ補助対象となります。
- Q2. 申請は市役所の窓口でできますか?
- A2. いいえ、できません。令和7年度から申請手続きはすべて電子申請に統一されました。パソコンやスマートフォンからオンラインで手続きを行ってください。操作方法が不明な場合は、下記のコールセンターへお問い合わせください。
- Q3. 埼玉県の補助金と両方もらうことはできますか?
- A3. いいえ、原則としてできません。春日部市の補助金は国の財源を利用しているため、同じく国庫金を財源とする埼玉県の補助金などとの併用は認められていません。
- Q4. 新築の家を建てる予定ですが、補助金の対象になりますか?
- A4. はい、対象になります。令和7年度から、既存住宅だけでなく建築予定の住宅(新築)への設置も補助対象となりました。
- Q5. 申請すれば必ず補助金はもらえますか?
- A5. いいえ、必ずではありません。この補助金は先着順であり、申請額が市の予算に達した時点で受付が終了します。また、書類に不備があったり、要件を満たしていなかったりする場合も交付されません。早めの準備と正確な申請が重要です。
まとめと問い合わせ先
今回は、令和7年度の春日部市個人住宅向け太陽光発電・蓄電池補助金について詳しく解説しました。最後に重要なポイントをもう一度確認しましょう。
- 先着順:予算がなくなり次第終了。早めの行動が必須です。
- 着工前申請:契約後、市の交付決定を受けてから工事を開始してください。
- 電子申請のみ:市役所窓口での申請はできません。
- 併用不可:国の補助金や、国庫金を財源とする県の補助金とは併用できません。
- 金額確認:お住まいの地域によって補助額が異なるため、公式サイトのPDFを必ず確認してください。
この補助金を活用することで、環境に優しく、経済的にもメリットの大きい太陽光発電・蓄電池システムをお得に導入できます。制度について不明な点や、申請方法で困ったことがあれば、専門のコールセンターへ気軽に問い合わせてみましょう。
お問い合わせ先
春日部市太陽光発電・蓄電池設置補助金コールセンター
電話番号: 0570-085-738
営業時間: 午前8時30分から午後8時00分まで(全日)
電子申請先:
春日部市公式サイトの申請ページへ