はじめに:海老名市で住宅リフォームをお考えの方へ朗報です!
神奈川県海老名市にお住まいで、「そろそろ自宅の外壁や屋根をきれいにしたい」「家族構成の変化に合わせて内装をリフォームしたい」とお考えではありませんか?そんな皆様にぜひ知っていただきたいのが、海老名市が実施する「令和7年度 住宅改修支援事業補助金」です。この制度を活用すれば、リフォームにかかる費用の一部、最大で30万円の補助を受けることが可能です。しかし、この補助金は予算の範囲内で先着順となっており、毎年多くの方が申請するため、早期に受付が終了してしまいます。この記事では、補助金の概要から対象条件、申請の具体的な手順、そして採択されるための重要なポイントまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。大切な住まいをより快適にするための絶好の機会を逃さないよう、ぜひ最後までご覧ください。
【重要】この補助金のポイント
✅ 海老名市民向けのリフォーム費用補助
✅ 補助額は最大30万円(工事費の1/5)
✅ 申請は先着順! 予算がなくなり次第終了
✅ 申請期間は年2回(4月〜、9月〜)
✅ 工事着工前の申請が必須!
① 補助金の概要:2つのタイプから選べます
「海老名市住宅改修支援事業補助金」は、市民の良質な住環境の形成を支援することを目的とした制度です。この補助金には、世帯構成によって申請できる2つの種類があります。ご自身の状況に合わせて、どちらに該当するか確認しましょう。
- 一般住宅改修支援補助金:多くの世帯が対象となる基本的な補助金です。
- 多世代同居住宅改修支援補助金:三世代以上で同居している、またはリフォームを機に同居を開始する世帯向けの、補助額が手厚い補助金です。
どちらの補助金も、海老名市内の施工業者(または海老名商工会議所会員)に工事を発注することが条件の一つとなっています。地域経済の活性化も目的の一つとされているためです。
申請期間と申請場所
申請は年2回に分けて受け付けられます。先着順のため、期間開始後すぐに申請できるよう準備を進めることが重要です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 募集期間(1回目) | 令和7年4月14日(月曜日)~同年8月8日(金曜日) |
| 募集期間(2回目) | 令和7年9月1日(月曜日)~同年11月28日(金曜日) |
| 申請場所 | 海老名商工会議所 ※市役所では受付できません |
| 備考 | 予算に達し次第、期間内でも受付を終了します。 |
注意:申請場所の変更
令和7年10月1日より、申請場所である海老名商工会議所は「海老名市文化会館 3階」の仮事務所に移転しています。訪問の際は住所を間違えないようご注意ください。
② 補助金額・補助率:いくらもらえる?
補助金額は、対象となるリフォーム工事費(税抜)の5分の1(20%)です。補助金の種類によって上限額が異なります。
| 補助金の種類 | 補助率 | 上限額 | 計算例(工事費120万円の場合) |
|---|---|---|---|
| 一般住宅改修支援補助金 | 工事費用(税抜)の1/5 | 20万円 | 120万円 × 1/5 = 24万円 → 上限の20万円 |
| 多世代同居住宅改修支援補助金 | 工事費用(税抜)の1/5 | 30万円 | 120万円 × 1/5 = 24万円 |
※補助金額の千円未満は切り捨てとなります。
③ 対象者・条件:あなたは対象?セルフチェックリスト
補助金を受けるためには、申請者と対象住宅、工事内容のすべてが条件を満たしている必要があります。以下のリストで確認してみましょう。
申請者の条件
- □ 補助対象となる住宅の所有者であること。(共有名義の場合は全員の同意が必要)
- □ リフォーム工事の契約者(発注者)であること。
- □ 申請日時点で、その住宅に継続して1年以上居住していること。
- □ 申請者および同居する世帯全員が、市税等を滞納していないこと。
- □ 過去に海老名市や商工会議所の特定の住宅関連助成金を受けていないこと。(※例外あり、後述)
- □ 【多世代同居の場合】申請時点で三世代以上で同居している、または実績報告までに新たに三世代以上で同居すること。
対象となる工事の条件
- □ 着工前の工事であること。
- □ 工事費用が10万円以上(税抜)であること。
- □ 海老名市の「リフォーム業者一覧」に掲載されている業者、または海老名商工会議所会員が行う工事であること。
- □ 令和8年2月末日までに工事を完了し、実績報告書を提出できること。
- □ 国や市が実施する他の補助制度を利用する工事ではないこと。
- □ 市が定める「リフォーム工事一覧」にある工事であること。(高効率給湯器なども対象)
④ 申請方法・手順:8つのステップを完全ガイド
申請から補助金受け取りまでの流れは複雑に見えますが、一つ一つのステップを確実に進めれば問題ありません。特に申請者自身が行う手続き(赤字部分)をしっかり把握しておきましょう。
- 【STEP1】施工業者の決定
市の指定業者リストから業者を選び、工事内容の相談と見積もりを依頼します。 - 【STEP2】交付申請
必要書類を揃え、海老名商工会議所の窓口に提出します。 - 【STEP3】審査・交付決定
市が書類を審査し、約3週間後に「交付決定通知書」が郵送されます。 - 【STEP4】工事着工~工事完了
必ず交付決定通知書を受け取ってから工事を開始してください。 - 【STEP5】実績報告
工事完了・支払い後、20日以内に実績報告書を海老名商工会議所に提出します。(最終期限:令和8年2月末日) - 【STEP6】審査・補助金額の確定
市が実績報告を審査し、約2週間後に「補助金確定通知書」が郵送されます。 - 【STEP7】請求
確定通知書を受け取ったら、請求書を海老名市役所 住宅まちづくり課へ提出します。 - 【STEP8】補助金の支払い
請求書受理後、約30日で指定口座に補助金が振り込まれます。
申請に必要な書類一覧
申請には多くの書類が必要です。事前にチェックリストを活用し、漏れなく準備しましょう。
- 海老名市住宅改修支援事業補助金交付申請書(一般用/多世代用)
- 見積書の写し(申請者名、詳細な工事内容が記載されたもの)
- 施工前の現況写真(撮影日入り。住宅全景と工事箇所すべて)
- 住宅の不動産登記事項証明書の写し(申請日から3ヶ月以内に発行されたもの)
- 提出書類 確認チェックリスト
- 【該当者のみ】共有者に係る同意書、新耐震基準の証明書類、戸籍謄本など
※住民票や納税証明書は、市の公簿で確認できる場合は省略可能です。詳細は市の公式サイトで最新の様式をダウンロードしてご確認ください。
⑤ 採択のポイント:先着順を勝ち抜くために
この補助金は審査で優劣をつけるタイプではなく、要件を満たした申請を先着順で受け付ける制度です。いかに早く、不備のない書類を提出できるかが全てと言っても過言ではありません。
ポイント1:募集開始前の事前準備が命!
募集開始日(4/14、9/1)にすぐ申請できるよう、1〜2ヶ月前から動き出すのが理想です。業者選定、見積もり取得、登記事項証明書の取得など、時間がかかるものは早めに手配しましょう。
ポイント2:書類の不備をゼロにする
書類に不備があると、修正している間に予算が上限に達してしまう可能性があります。特に以下の点は念入りに確認してください。
- 写真:「撮影日」が入っているか?工事箇所が全て写っているか?
- 見積書:「一式」ではなく、工事内容が詳細に記載されているか?
- 各種証明書:有効期限内(3ヶ月以内など)か?
- チェックリスト:全ての項目を確認し、署名したか?
ポイント3:施工業者の受注枠を確認する
一般住宅改修支援補助金では、1施工業者あたりの受注枠が5件までと定められています。人気の業者に依頼が集中すると、その業者の枠が埋まってしまい、申請できなくなる可能性があります。業者に相談する際に、補助金の受注枠が残っているか必ず確認しましょう。(※多世代同居住宅改修支援補助金には枠の制限はありません)
⑥ よくある質問(FAQ)
- Q1. 申請は市役所に行けばいいですか?
- A1. いいえ、申請と実績報告の窓口は「海老名商工会議所」です。市役所では受付できませんのでご注意ください。最後の請求書の提出先のみ市役所となります。
- Q2. 契約だけ済ませて、工事は交付決定後に始める予定です。申請できますか?
- A2. 申請は可能ですが、必ず「交付決定通知書」が届いてから工事を開始してください。通知書到着前に着工した場合は補助対象外となります。
- Q3. 以前にこの補助金を受けたことがありますが、もう一度申請できますか?
- A3. はい、条件を満たせば可能です。前回の交付年度の3月末日から10年が経過しており、かつ今回の工事が「屋根」と「外壁」の改修を一体的に行うものである必要があります。
- Q4. 内窓の設置など、断熱リフォームを考えています。この補助金の対象ですか?
- A4. 断熱リフォームは、この補助金とは別に「住宅断熱改修促進事業補助金」という専用の制度があります。市のホームページでそちらの詳細をご確認ください。
- Q5. 自分でDIYでリフォームする予定ですが、材料費は対象になりますか?
- A5. いいえ、対象外です。この補助金は、市が指定する施工業者が行う工事であることが必須条件となります。
⑦ まとめ:計画的な準備で補助金を確実に活用しよう
海老名市の住宅改修支援事業補助金は、市民にとって非常に魅力的な制度ですが、その人気ゆえに「スピード勝負」となることをご理解いただけたかと思います。最後に、成功への鍵となるポイントをもう一度確認しましょう。
- 補助額は最大30万円:多世代同居なら上限アップ。
- 先着順:募集開始日に申請できるよう、事前準備を徹底する。
- 着工前に申請:交付決定通知を受け取るまで、絶対に工事を始めない。
- 指定業者に依頼:市のリストに掲載されている業者を選ぶ。
- 書類は完璧に:写真や見積書など、不備がないか何度も確認する。
まずは海老名市の公式サイトで最新情報を確認し、指定業者リストから数社に連絡を取って、リフォームの相談を始めてみてはいかがでしょうか。計画的に行動し、このお得な制度を最大限に活用して、理想の住まいを実現してください。
お問い合わせ先
海老名市役所 まちづくり部 住宅まちづくり課
住所:〒243-0492 神奈川県海老名市勝瀬175番地の1
電話番号(住宅政策係):046-235-9606
公式サイト:令和7年度「住宅改修支援事業補助金」について