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【2025年最新】北本市住宅リフォーム補助金|最大15万円!申請方法と対象工事を徹底解説

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はじめに:北本市のリフォームで最大15万円の補助金!

埼玉県北本市にお住まいで、「そろそろ自宅のリフォームを…」とお考えの方に朗報です。北本市では、市民の住環境向上と地域経済の活性化を目的とした「北本市住宅等リフォーム工事資金補助金」制度を実施しています。この制度を活用すれば、リフォーム費用の一部として最大15万円の補助を受けることが可能です。外壁塗装や屋根の修繕、水回りの改修など、幅広い工事が対象となります。しかし、申請には「工事着工前」であることや「市内業者の利用」など、いくつかの重要な条件があります。この記事では、制度の概要から対象条件、申請手順、必要書類、そして採択されるためのポイントまで、誰にでもわかるように徹底的に解説します。賢く補助金を活用し、お得に理想の住まいを実現しましょう。

この補助金の重要ポイント

  • 補助金額:工事費(税抜)の5%、最大10万円(親・子世帯同居で5万円加算)
  • 対象工事:税抜20万円以上の住宅リフォーム工事
  • 必須条件1:工事を始めるに申請が必要
  • 必須条件2:北本市内に本社・本店がある業者に依頼すること
  • 受付:先着順!予算がなくなり次第終了

① 補助金の概要

まずは、この補助金制度がどのようなものなのか、全体像を把握しましょう。

北本市住宅等リフォーム工事資金補助金 概要
正式名称 北本市住宅等リフォーム工事資金補助金
実施組織 北本市(建築開発課 営繕・住宅担当)
目的・背景 既存住宅の継続的な活用を促進し、空き家の発生を抑制するとともに、市内経済の活性化と雇用の創出を図ることを目的としています。
対象者 北本市に住民票があり、対象住宅に居住する個人(市税の滞納がない等の条件あり)
公式サイト 北本市公式サイト

② 補助金額・補助率について

補助される金額は、リフォームにかかる費用の5%で、上限額が設定されています。さらに、特定の条件を満たすことで上限額がアップする加算措置もあります。

補助金額の計算方法

  • 基本補助額:補助対象経費(税抜)の5%
  • 上限額:10万円

【注目】親・子世帯の同居で上限額がアップ!

この補助金には、三世代同居を促進するための加算措置が用意されています。

  • 加算条件:別居している親世帯または子世帯が、リフォームを機に同居する場合
  • 加算額:5万円を限度額に加算
  • 加算後の上限額:最大15万円

計算例

具体的なリフォーム費用で見てみましょう。

  • 例1:外壁塗装工事で120万円(税抜)かかった場合
    120万円 × 5% = 6万円 → 補助額 6万円
  • 例2:キッチンと浴室のリフォームで250万円(税抜)かかった場合
    250万円 × 5% = 12.5万円 → 上限適用で補助額 10万円
  • 例3:例2の工事を、子世帯との同居のために行った場合
    250万円 × 5% = 12.5万円 → 同居加算適用で上限15万円のため、補助額 12.5万円

③ 対象者・条件

補助金を受けるためには、申請者(人)と対象となる住宅(建物)の両方が条件を満たす必要があります。ご自身が当てはまるか、チェックリストで確認してみましょう。

申請者の条件(すべて満たす必要あり)

  • □ 北本市に住民票があること
  • □ 市税等(市民税、固定資産税など)を滞納していないこと
  • □ 過去にこの「住宅等リフォーム工事資金補助金」の交付を受けていないこと
  • □ 対象となる住宅に現に住んでいること
  • □ (住宅の所有者でない場合)所有者からリフォーム工事を行うことについて同意を得ていること

対象住宅の条件(すべて満たす必要あり)

  • □ 北本市内に存在していること
  • □ 申請時点で築10年以上経過していること
  • □ 不動産登記が完了していること
  • □ 過去にこの補助金の交付を受けていない住宅であること
  • □ 建築基準法などの法令に違反していないこと
  • □ 以下のいずれかに該当する建物であること
    • 一戸建て住宅
    • 併用住宅(店舗付き住宅など。居住部分のみ対象)
    • 分譲マンション(専有部分のみ対象)

④ 補助対象経費(対象となる工事)

どのようなリフォーム工事が補助の対象になるのでしょうか。対象となる工事、ならない工事を具体的に見ていきましょう。

対象工事の基本要件(すべて満たす必要あり)

  • 北本市内に本社・本店を有する法人または個人の施工業者が行う工事であること
  • □ 工事費用が20万円(税抜)以上であること
  • □ 申請する年度の末日(3月31日)までに完了報告書を提出できる工事であること
  • 交付決定通知書を受け取る前に着工していない(これから着工する)工事であること
  • □ 北本市が実施する他の補助金制度の対象となっていない工事であること

【具体例】対象となる工事

工事区分 具体例
外装工事 屋根の葺き替え・塗装・防水工事、外壁の張替え・塗装、雨樋の交換
内装工事 壁紙・クロスの張替え、床材の変更(フローリング等)、天井の改修
水回り工事 システムキッチンの交換、ユニットバスの交換、トイレの交換・改修、洗面化粧台の交換
その他 間取りの変更、増築、断熱工事(窓・壁)、耐震補強工事
特殊用途 近隣住民を対象とした高齢者等の居場所や子ども食堂等にリフォームする工事

【注意】対象とならない工事

  • 門扉、塀、フェンス、造園などの外構工事
  • 車庫、カーポート、物置、倉庫などの設置
  • エアコン、給湯器、照明器具などの備品・家電製品の設置工事
  • 家具の購入や物品の修理、部品交換、模様替え
  • ハウスクリーニング、庭の手入れなどの清掃
  • シロアリ駆除などの害虫駆除
  • リフォームに伴わない廃材等の処分費用

ご自身の計画している工事が対象になるか不安な場合は、必ず事前に北本市役所の担当課に確認しましょう。

⑤ 申請方法・手順

補助金の申請は、正しい手順とタイミングが非常に重要です。特に「工事着工前」に申請を完了させる必要があります。以下のステップを参考に、余裕をもって準備を進めましょう。

  1. 【STEP 1】事前相談・業者選定
    まずは市役所の担当課に相談し、計画中のリフォームが補助対象になるか確認します。同時に、北本市内に本社・本店を置くリフォーム業者を探し、見積もりを依頼します。
  2. 【STEP 2】交付申請(工事着工前!)
    必要書類を揃えて、市役所の窓口に提出します。この時点ではまだ工事契約を結ばない、または契約書に「補助金交付決定後に着工する」旨の特約を記載しておくと安心です。
  3. 【STEP 3】交付決定通知書の受領
    市役所で書類審査が行われ、問題がなければ約2〜3週間で「交付決定通知書」が郵送されます。この通知書が届いて初めて工事を開始できます。
  4. 【STEP 4】工事の契約・着工
    正式に業者と工事契約を結び、リフォームを開始します。工事中の写真や完了後の写真が必要になるため、業者に撮影を依頼しておきましょう。
  5. 【STEP 5】完了報告
    工事が完了したら、「工事完了日から30日以内」または「申請年度の末日」のいずれか早い日までに、完了報告書と添付書類を提出します。
  6. 【STEP 6】額確定通知書の受領
    完了報告の内容が審査され、補助金額が確定すると「額確定通知書」が届きます。
  7. 【STEP 7】交付請求・入金
    額確定通知書を受け取ったら、交付請求書を提出します。その後、2〜3週間程度で指定した銀行口座に補助金が振り込まれます。

必要書類一覧

申請から請求までに必要な主な書類です。詳細は必ず公式サイトのチェックリストで確認してください。

  • 交付申請時
    • 交付申請書
    • 建物登記事項証明書
    • 住民票の写し(世帯全員)
    • 工事見積書の写し
    • 着工前の現場写真
    • (該当者のみ)戸籍謄本、同意書など
  • 完了報告時
    • 完了報告書
    • 工事請負契約書の写し
    • 領収書の写し
    • 工事費用の内訳がわかる書類
    • 工事完了後の写真
  • 請求時
    • 交付請求書

⑥ 採択のポイント

この補助金は審査で優劣をつけるものではなく、要件を満たしていれば基本的に交付されます。しかし、確実に受給するためにはいくつかの重要なポイントがあります。

  • とにかく早く申請する:この補助金は先着順です。年度の途中で予算が上限に達すると受付が終了してしまいます。リフォームを決めたら、できるだけ早く準備を始めましょう。
  • 「着工前申請」を絶対に守る:何度も繰り返しますが、交付決定前に少しでも工事を始めてしまうと、その時点で補助対象外となります。フライングは厳禁です。
  • 書類の不備をなくす:申請書類に不備があると、修正に時間がかかり、その間に予算が終了してしまうリスクがあります。公式サイトのチェックリストを活用し、提出前に何度も確認しましょう。
  • 市内業者を早めに見つける:補助金の対象となるのは「市内に本社・本店がある業者」です。条件に合う信頼できる業者を早めに見つけ、見積もりや書類作成の協力を依頼しましょう。

⑦ よくある質問(FAQ)

Q1. 申請はいつからできますか?
A1. 通常、新年度が始まる4月1日から受付が開始されます。ただし、予算がなくなり次第終了となるため、市の公式サイトで最新の受付状況を必ず確認してください。
Q2. 北本市に支店がある業者でも対象になりますか?
A2. いいえ、対象になりません。補助金の要件は「市内に本社または本店を有する」業者です。支店や営業所のみの場合は対象外となりますのでご注意ください。
Q3. 自分でDIYでリフォームする場合も対象になりますか?
A3. いいえ、対象外です。この補助金は市内業者に工事を発注することが条件となっているため、材料費のみを補助するものではありません。
Q4. 賃貸物件に住んでいますが、申請できますか?
A4. はい、申請可能です。ただし、申請者が対象住宅に住んでいることに加え、建物の所有者(大家さん)から工事を行うことについての「同意書」を提出する必要があります。
Q5. 補助金はいつ振り込まれますか?
A5. すべての手続きが完了し、交付請求書を提出してから約2〜3週間で振り込まれます。リフォーム費用の支払いは一旦ご自身で全額立て替える必要がありますので、資金計画にご注意ください。

⑧ まとめ・お問い合わせ先

「北本市住宅等リフォーム工事資金補助金」は、条件さえ満たせば非常にお得にリフォームが実現できる優れた制度です。最後に、重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

最終チェックリスト

  • □ 計画している工事は税抜20万円以上ですか?
  • □ 依頼する業者は北本市内に本社・本店がありますか?
  • □ まだ工事に着手していませんか?
  • □ 申請は予算がなくなる前にできそうですか?

これらの条件をクリアできるなら、ぜひこの補助金の活用をご検討ください。不明な点があれば、下記の担当課へ気軽に問い合わせてみましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

  • 担当課:北本市役所 建築開発課 営繕・住宅担当
  • 住所:〒364-8633 埼玉県北本市本町1-111
  • 電話番号:048-594-5574
  • ファックス:048-592-4925