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【2025年最新】埼玉県 家庭向け省エネ補助金|蓄電池10万円・エネファーム5万円!申請方法を解説

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埼玉県にお住まいで、光熱費の削減や災害時の備えに関心のある方に朗報です。埼玉県では、家庭での省エネ・再エネ設備導入を支援する「家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金」を実施しています。この制度を活用すれば、蓄電池の導入で10万円、エネファームの導入で5万円の補助が受けられます。地球環境に貢献しながら、家計の負担を軽減し、停電時にも安心な暮らしを実現する絶好の機会です。この記事では、補助金の対象者、申請方法、必要書類、そして採択されるための重要なポイントまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。予算には限りがあるため、この機会を逃さないよう、ぜひ最後までご覧ください。

【重要】太陽光発電・太陽熱利用システムの受付は終了しました

本補助金のうち、「太陽光発電設備」および「太陽熱利用システム」については、令和7年6月26日をもって申請受付を終了しています。現在申請可能なのは「蓄電池」と「エネファーム(家庭用燃料電池)」のみとなりますのでご注意ください。

1. 補助金の概要|埼玉県の脱炭素化を家庭から

まずは、この補助金制度の全体像を把握しましょう。どのような目的で、誰が実施しているのかを知ることは、制度を深く理解する第一歩です。

項目 内容
正式名称 令和7年度 家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金
実施組織 埼玉県(環境部 エネルギー環境課)
申請窓口 特定非営利活動法人 環境ネットワーク埼玉
目的・背景 家庭部門の脱炭素化を促進するとともに、エネルギーレジリエンス(災害時などのエネルギー供給の強靭性)の確保を図るため。
対象者 埼玉県内の自己が居住する既存住宅に、新たに補助対象設備を導入する個人。

2. 補助金額・対象設備|蓄電池10万円、エネファーム5万円

気になる補助金額と対象設備について詳しく見ていきましょう。現在申請できるのは「蓄電池」と「エネファーム」の2種類です。どちらも定額での補助となります。

補助対象設備 補助金の額 主な要件
蓄電池 10万円/件 ・太陽光発電設備と同時設置、または既に設置済みであること。
・国の補助事業対象機器としてSII(環境共創イニシアチブ)に登録されているもの。
エネファーム
(家庭用燃料電池システム)
5万円/件 ・FCA(燃料電池普及促進協会)が公表する登録機器リストに登録されているもの。
太陽光発電設備 受付終了
太陽熱利用システム 受付終了

3. 対象者・主な補助要件|3つの重要ポイント

補助金を受け取るためには、いくつかの要件を満たす必要があります。特に重要な3つのポイントをしっかり押さえておきましょう。

  • 【ポイント1】埼玉県内の自己居住用「既存住宅」への設置であること。
    新築住宅は対象外です。また、申請者自身が住んでいる住宅であることが条件です。
  • 【ポイント2】「埼玉県省エネ・再エネ活用設備あんしん事業者」認定事業者との契約が必須。
    これが最も重要な要件の一つです。県が認定した事業者以外との契約は補助対象外となります。事業者は県の公式サイトで確認できます。
  • 【ポイント3】県への申請後、「交付決定」を受けてから工事に着手すること。
    交付決定前に工事を開始(契約も含む)してしまうと、補助金は受けられません。焦って工事を進めないよう、手続きの順番を厳守してください。

その他の主な要件

  • 補助対象機器の要件を満たしていること(前述のSII、FCA登録機器など)。
  • 国の補助事業や、国庫支出金を財源とする市町村の補助事業等との併用はできません。
  • PPA(電力販売契約)やリースによる導入も対象となりますが、別途要件があります。
  • 二世帯住宅の場合は、原則として同時申請が必要です。

4. 補助対象経費|何にお金が使えるの?

補助金の対象となる経費は、主に以下の通りです。基本的には、設備の導入に直接かかる費用が対象となります。

対象となる経費

  • 補助対象設備の設備費(本体購入費用)
  • 補助対象設備の設置に必要な工事費

対象とならない経費の例

  • 申請手続きにかかる手数料
  • 既存設備の撤去・処分費用
  • 土地の造成費用
  • 補助金交付決定前に支払った費用
  • 消費税および地方消費税

5. 申請方法・手順|6ステップで補助金ゲット!

申請手続きは、特定非営利活動法人環境ネットワーク埼玉のホームページから電子申請で行います。全体の流れを6つのステップで解説します。

Step 1: あんしん事業者の選定・見積取得・契約
埼玉県の公式サイトで「あんしん事業者」を探し、見積もりを依頼します。内容に納得したら、工事請負契約を締結します。

Step 2: 交付申請(電子申請)
環境ネットワーク埼玉のホームページから電子申請システムにアクセスし、必要書類をアップロードして申請します。
申請期限:令和8年1月30日(金) 23時59分まで

Step 3: 交付決定通知の受領
申請内容が審査され、問題がなければ「交付決定通知書」が届きます。審査には1〜2ヶ月程度かかる場合があります。

Step 4: 工事着手・完了・支払い
必ず交付決定通知書を受け取ってから、工事を開始してください。工事が完了したら、事業者へ費用を支払います。

Step 5: 実績報告(電子申請)
工事完了後、実績報告書と必要書類を電子申請システムから提出します。
提出期限:事業完了後30日以内、または令和8年2月27日(金)のいずれか早い日

Step 6: 補助金額の確定・振込
実績報告が審査され、補助金額が確定すると通知が届きます。その後、指定した口座に補助金が振り込まれます。

交付申請時の必要書類リスト

申請には多くの書類が必要です。事前にしっかり準備しましょう。

  • 交付申請書(電子申請システムで入力)
  • 工事請負契約書または売買契約書の写し
  • 補助対象設備ごとの経費内訳書(見積書)の写し
  • 住民票の写し(マイナンバー記載なし、発行3ヶ月以内)
  • 設置する住宅の所有者を証する書類(固定資産税の「公課証明書」または建物の「登記事項証明書」の写し)
  • 暴力団排除に関する誓約事項(電子申請システムで入力)
  • 【蓄電池を設置する場合】太陽光発電設備の設置状況が確認できる書類(電力会社の検針票、設置状況の写真など)
  • 【PPA・リースの場合】契約書(案)の写しなど

6. 採択のポイント|補助金を確実に受けるために

この補助金は審査で優劣をつけるタイプではなく、要件を満たした申請を予算の範囲内で受け付ける「先着順」の制度です。そのため、以下のポイントを守ることが採択への近道となります。

採択のための3大鉄則

  1. 「あんしん事業者」と契約する:これが大前提です。契約前に必ず県の認定事業者リストを確認してください。
  2. 交付決定前に着工しない:フライングは絶対にいけません。契約も交付決定後に行うのが最も安全です。
  3. 書類の不備をなくす:申請前に何度もチェックリストで確認しましょう。不備があると審査が遅れ、その間に予算が尽きてしまう可能性があります。

よくある不採択・トラブルの理由

  • 交付決定通知書が届く前に工事を始めてしまった。
  • 契約した事業者が「あんしん事業者」ではなかった。
  • 提出した住民票にマイナンバーが記載されていた、または有効期限が切れていた。
  • 見積書や契約書の金額と、申請書の金額が一致していなかった。
  • 予算が上限に達してしまい、受付が終了してしまった。

7. よくある質問(FAQ)

申請を検討する際に出てきがちな疑問をまとめました。

Q1. 太陽光発電の補助金はもう申請できませんか?
A1. はい、太陽光発電設備と太陽熱利用システムは令和7年6月26日で受付を終了しました。現在申請できるのは蓄電池とエネファームのみです。
Q2. 「あんしん事業者」はどこで確認できますか?
A2. 埼玉県の公式サイト内にある「埼玉県省エネ・再エネ活用設備あんしん事業者認定制度」のページで、認定事業者の一覧(PDF)が公開されています。契約前に必ずご確認ください。
Q3. 交付決定までどのくらい時間がかかりますか?
A3. 申請の混雑状況によりますが、公式には1〜2ヶ月程度かかるとされています。書類に不備があるとさらに時間がかかるため、工事予定日には十分な余裕を持たせてください。
Q4. 他の補助金と併用は可能ですか?
A4. 国の補助事業(例:子育てエコホーム支援事業など)や、国のお金を財源としている市町村の補助金との併用はできません。お住まいの市町村の補助金が併用可能か不明な場合は、市町村役場にご確認ください。
Q5. 申請は自分で行う必要がありますか?
A5. 申請者本人が手続きを行うのが原則ですが、「あんしん事業者」が申請のサポートをしてくれる場合も多いです。契約時に手続きの代行やサポートについて相談してみると良いでしょう。

8. まとめ|今すぐ行動して補助金を活用しよう!

今回は、埼玉県の「家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金」について詳しく解説しました。最後に重要なポイントをもう一度おさらいします。

  • 対象設備:現在申請できるのは「蓄電池(10万円/件)」と「エネファーム(5万円/件)」の2つ。
  • 必須条件:県認定の「あんしん事業者」との契約が絶対条件。
  • 手続きの順番:「申請 → 交付決定 → 工事開始」の順番を厳守。
  • 申請期限:令和8年1月30日までですが、予算がなくなり次第終了します。

この補助金は、エネルギー価格が高騰する中で家計を助け、災害への備えにもなる非常に有益な制度です。検討されている方は、まず埼玉県のホームページで「あんしん事業者」を探し、相談することから始めてみましょう。早めの行動が、補助金活用の鍵となります。

お問い合わせ先

【蓄電池・エネファームの申請に関するお問い合わせ】
特定非営利活動法人 環境ネットワーク埼玉
電話番号:048-767-6151(平日 9:30~16:50)
メール:hojo@kannet-sai.org

【補助金制度全般に関するお問い合わせ】
埼玉県 環境部 エネルギー環境課
電話番号:048-830-3042(平日 8:30~17:00)