三重県での設備投資を強力に後押し!最大2,000万円の補助金
三重県内で事業を展開する中堅・中小企業の皆様へ朗報です。新たな設備投資による事業の高付加価値化を支援する「令和7年度 中堅・中小企業高付加価値化投資促進補助金」の公募が開始されます。この補助金は、ものづくり技術の高度化や魅力的なサービス施設の整備を目指す企業を対象に、最大2,000万円の支援を行うものです。本記事では、この注目の補助金制度について、対象者や申請要件、スケジュールなどを分かりやすく解説します。
この補助金の目的
県内の中堅・中小企業者が行う高付加価値化のための設備投資を支援することで、県内における新たな投資を促進し、雇用の維持・拡大を図ることを目的としています。
補助金の概要(早見表)
項目 | 内容 |
---|---|
補助限度額 | 最大 2,000万円 |
補助率 | 中堅企業:10%以内 中小企業:15%以内 |
募集期間 | 2025年4月1日(火) ~ 2025年4月30日(水) 17:15必着 |
対象者 | 三重県内の中堅企業・中小企業(個人事業主は除く) |
対象経費 | 機械、設備等の償却資産(土地、建物、リースは対象外) |
対象となる事業の具体例
本補助金は、大きく分けて「製造業型」と「サービス産業型」の2つの事業類型があります。
(1)製造業型
ものづくり技術の高度化や、成長分野での生産拠点強化を目指す設備投資が対象です。
- ものづくり基盤技術の高度化: 精密加工、立体造形、AI・IoTを活用した機械制御など、特定ものづくり基盤技術12分野の高度化による競争力強化。
- 成長分野の生産拠点強化: グリーン・デジタル、ライフイノベーション、食品、高度部材関連など、高付加価値な成長分野での生産能力増強。
投資要件
投資規模が1,500万円以上であること。
(2)サービス産業型
付加価値の高いサービスを提供する集客・交流施設の整備に関する設備投資が対象です。以下の機能のうち、原則2つ以上を備える必要があります。
- 体験交流機能: 観光農園の設備、伝統工芸の体験工房など
- 地域産品の加工又は販売機能: 農産物加工施設、特産品販売所の設備など
- 飲食又は宿泊機能: レストランの厨房設備、宿泊施設の改修に伴う設備導入など
※ただし、人口減少や高齢化といった三重県の地域課題解決に資する事業の場合は、上記機能のうち1つを満たせば申請可能です。
投資要件
投資規模が1,000万円以上であること。
申請から採択までの流れ
- 事前相談【必須】
申請を検討している事業者は、必ず事前に担当課へ相談が必要です。内容や書類に不備があると受け付けられないため、早めに連絡しましょう。 - 申請書類の準備・提出
公募要領を確認し、交付申請書や事業計画書などの必要書類を準備します。提出はメール、郵送、または持参にて行います。 - 審査
提出された事業計画について、審査委員会が審査を実施します。必要に応じて、プレゼンテーションによるヒアリングが行われる場合もあります。 - 採択決定
審査結果に基づき、予算の範囲内で採択事業が決定されます。
申請時の重要ポイント
- 雇用の維持・拡大: 補助事業完了後3年間、申請時点の常用雇用者数を維持・拡大する努力が求められます。
- 事業完了期限: 補助事業は令和8年2月15日までに完了させる必要があります。
- 事前相談は必須: 申請前に必ず担当課への相談が必要です。計画段階から連携を取りましょう。
公募情報・お問い合わせ先
本補助金の詳細や申請様式のダウンロードは、三重県の公式ウェブサイトをご確認ください。申請を検討される方は、まずは下記問い合わせ先へご相談ください。
【提出先・問い合わせ先】
三重県 雇用経済部 企業誘致推進課 企業誘致班
- 住所: 〒514-8570 三重県津市広明町13番地(三重県庁8階)
- 電話番号: 059-224-2819
- メールアドレス: kigyoyu@pref.mie.lg.jp
- 受付時間: 平日 8時30分から17時15分まで